ホットカーペットで寝るのは健康に悪影響?布団をひくのはさらに危険?

冬の暖房器具はいろいろありますが、手軽に暖まれる「ホットカーペット」は便利ですよね。

火を使わない安心感もありますし、体に直接触れるのでダイレクトに暖房効果を感じることができます。

しかし、ホットカーペット で寝るのは、健康に悪影響があることをご存知ですか?

本記事では、便利なホットカーペットを安全に使うための情報をご紹介したいと思います。

目次

ホットカーペットの仕組みは?

引用元:https://www.irasutoya.com

まずは、ホットカーペットの仕組みを見ておきましょう。

ホットカーペットは、電気を使用して暖房効果を得るカーペット形状の暖房器具です。

だから「電気カーペット」とも呼ばれますね。

仕組みとしては、カーペットの内部に電熱線が通っており、これが発熱することで、カーペット全体が暖かくなります。

当然ながら、ホットカーペットが暖かくなっても、部屋全体の空気が暖まることはありません。

部屋の空気を暖めるエアコンやヒーターと違い、ホットカーペットはカーペットの上に乗ることで暖房効果を得るものです。

エアコンやヒーターなどと組み合わせることで、お互いを弱い出力で補いながら、省エネで暖房効率を上げることができます。

 

ホットカーペットで寝ると健康上危険?

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ホットカーペットは、直接乗ることで、体が接している部分で暖かさを感じることができます。

座ればお尻が暖かいですが、寝っ転がると体全体が暖かくなり、とても気持ちがいいですよね。

そのままウトウトして、寝てしまうことだってあるかもしれません。

でも、実はホットカーペットで寝るのは危険な使い方なんです!

実際、ホットカーペットの取扱説明書には、「寝るための暖房器具として使用しない」という禁止事項が書かれています。

ホットカーペットで寝ると、どんな健康上の危険があるのか、見ていきましょう。

 

低温火傷をする可能性

もっとも心配される危険が、「低温火傷」をすることです。

火傷というと火や高温のものに触った時になるイメージがありますが、高い温度でなくても火傷をすることがあるんですね。

それが「低温火傷」と呼ばれる火傷です。

これは「体温より少し高い温度」に肌が長時間触れることで起こる火傷なので、「45度付近」の温度でも起きます。

「低温」とついていますが、火傷の程度が軽いわけではありません。

むしろ、普通の火傷より深く広範囲に発生し、治りにくく跡が残ってしまう場合もあるのです。

ホットカーペットの多くは、45度付近まで温度をあげることができます。

起きて使っている場合、暑くなれば無意識に少しずつ動いて体の位置を変えていくので、この温度でも問題ありません。

しかし、寝てしまうと体の同じ部分がずっとカーペットに接触してしまい、低温火傷を負ってしまう可能性が出てくるのです。

低温やけどに関して詳しく知りたい方はこちらの動画をご覧ください。

福島ドクターズTV  『低温やけど』

脱水症状や熱中症になる可能性

「脱水症状」や「熱中症」、夏になるイメージがあると思います。

しかし冬であっても、ホットカーペットによって、これらの症状が引き起こされる事があります。

特にホットカーペットと布団を併用して寝てしまった場合、脱水症状や熱中症が起きやすくなるんです。

布団は温度と湿度を中に閉じ込めます。

例え低温設定にしていたとしても、ホットカーペットで常に熱せられると、布団の中はどんどん高温になります。

この中で寝続ける事で、脱水症状になったり、ひどい時には熱中症にまでなってしまうのです。

よって、ホットカーペットで寝ることは危険ですし、また寝ないとしても布団と組み合わせて使うことは絶対に止めましょう。

ホットカーペットと電気毛布、床暖房の違いは?

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ここまでホットカーペットで寝た場合の危険性について説明してきました。

ところで、ホットカーペットに似た暖房器具として「電気毛布」や「床暖房」がありますよね。

これらには、上記で紹介した低温火傷や脱水症状といった危険はないのでしょうか。

せっかくなので、この3器具を同じ健康上の危険から比較してみましょう。

まず、3つの器具の用途の違いからです。

 

ホットカーペット → 部屋の床に敷き、上に乗って暖を取る暖房器具

電気毛布 → 布団の中に設置し、布団を温める暖房器具

床暖房 → 床の内部に設置し、床や部屋全体を温める暖房設備 

 

ここで注目すべきは、電気毛布と床暖房の目的です。

電気毛布はホットカーペットと仕組みも形状も似ていますが、布団を温めるために特化した器具です。

また床暖房は、仕組みや設置面積によりますが、床だけでなく部屋全体を温める暖房設備です。

こうして見ると、それぞれ目的が違う暖房器具である事が分かりますね。

これを踏まえて、ホットカーペットと同じ「低温火傷」などの危険性があるかを調べると、以下のようになりました。

 

電気毛布 → 正しい使用方法であれば問題なし。(誤った使用方法だと低温火傷などの危険性あり

床暖房 → 設備の仕組みや機能により異なるが、危険性はない場合が多い。

 

まず、電気毛布は寝るための布団で使うものなので、当然ながら寝ても健康被害はありません。

しかし、それは「正しく使った場合」のみです。

電気毛布は、基本的に「寝る前(もしくは寝るまでの時間)」に使うもので、寝た後は電源を切ります。

これを守らず運転しっぱなしにした場合、ホットカーペットと同じく低温火傷などが起きる可能性がありますので、注意してください。

続いて床暖房ですが、低温火傷が起きるほど床温度が上がらないことが多く、その場合これらの心配はほとんどありません。

しかし、もしも床温度が低温火傷レベルまで上がる床暖房であったら、やはり直接触れて寝るのは避けたほうが良いでしょう。

ホットカーペットの火事の危険性は?

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本記事では、ホットカーペット で寝てしまった時の危険性を取り上げています。

しかし、暖房器具の心配事といえば「火事の危険性」が上がると思います。

実は、ホットカーペット でも、火事が起こる可能性はあるのです。

詳しくは、こちらの記事でご紹介していますので、ぜひご覧になってください。

ホットカーペットの安全な使い方は?

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ここまで、ホットカーペット の危険性をいくつかご紹介してきましたので、「ホットカーペットって心配……」と不安になってしまった人もいるかもしれません。

しかし、もちろん正しく使えば、ホットカーペットは安全で便利な冬の強い味方です。

そこで、ホットカーペットの安全な使い方をまとめて起きましょう。

 

●ホットカーペットの電源をつけたまま寝ない

●ホットカーペットを布団と一緒に使用しない

●布団でなくても、毛布やひざ掛け、クッションなど、保温されてしまうものは使用しない(置かない)

●重さのかかるものを上に置かない。(故障の原因)

●畳んだ状態、しわの入った状態などで使用しない。(故障の原因)

●使用年数を過ぎたものは、点検してもらうなど注意を払って使用する

●その他、取扱説明書の注意事項、禁止事項をしっかり読んで意識する

 

便利な道具だからこそ、安全に注意してしっかり活用したいですね。

ホットカーペットの買い替え時期は?

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ホットカーペットは電化製品ですので、使用期間の寿命があります。

どんなに安全で正しい使い方をしていても、長い期間を使っていれば、やがて使用の限界がやってきます。

その場合はもう買い替えるしかありませんので、安全のためにも新品に交換しましょう。

電化製品は壊れるまで使うケースがほとんどだとは思いますが、ホットカーペットの使用年数の目安はというと、「5〜6年間」が多いようです。

メーカーの部品保有期間も6年となっていますので、これくらいの期間で買い替えの時期がくることを念頭においておきましょう。

また、ホットカーペットは冬しか使いませんので、半年は収納されます。

収納から久しぶりに出した時には、ちゃんと各種機能が正常に動くか、確認してくださいね。

 

おすすめのホットカーペットを紹介

ここで、オススメのホットカーペットをご紹介します。

ホットカーペットを検討していたり、買い替えの時期の方は、ぜひ参考にしてみてください。

室温センサーつき 機能満載ホットカーペット

 

こちらは、付加機能が充実したホットカーペットです。

切り忘れ防止タイマーや、暖房面責切り替えなど、最近はどの製品にもついている機能はもちろん、「室温センサー」や「12折り収納」などの便利機能まであって、優秀な製品となっています。

もちろん、上にラグを敷いたり、こたつとの併用も可能なので、お部屋の雰囲気に合わせた活用ができますよ。

冬になれば毎日使うものですから、一年保証がついてくるのも安心ですよね。

電磁波99%カットのふわふわカーペット

 

こちらは電磁波を99%カットしたふわふわラグ付きのホットカーペット。

身体に悪影響を与える恐れのある電磁波をほぼカットしているので安心ですね。

他にも、

  • ダニ退治機能
  • 自動オフタイマー機能
  • 使いたい部分のみ暖める機能
  • エアコン併用時に温めすぎを防止する機能

など衛生面、省エネ面でもかゆいところに手が届く機能が満載。

ラグの色も全7種類から選べます。

まとめ

今回は、ホットカーペットで寝た場合の健康への悪影響についてまとめました。

ホットカーペットの暖かさは寝たくなりますが、怪我の危険があるので、ちゃんと布団で寝ましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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