今回、熊本在住のタレントである井上晴美が本日16日、熊本地震の影響で自宅が全壊してしまったという記事がありました。
井上晴美は熊本に住んでいるタレントです。
現在自宅が全壊したことにより、テント生活を余儀なくされており、水道も止まり、食料不足で配給も届いていないとブログで明かしています。
以下引用です。
16日未明からは激しい余震が続き、今朝になって「昨日よりもひどい。昨日からいる友人宅もう壊れてしまった。だめだ…ひどい」と報告。午前6時9分の「自宅へ行く」のエントリーでは「だめだった。全壊です」と無念さを綴り、「もう食料がなく、機嫌が悪くなりケンカが多くなってきてる。泣き叫ぶ子どもたち…無力だ」と食料不足も訴えている。
そしてこうした食糧不足に4月15日のイオン、アサヒグループホールディングス、ファミリーマート、セブンアンドワイホールディングスが支援物資を行ったことが報道されました。
こうなると、被災地以外に住んでいる方からは、「よし支援物資をしよう!」という方もいると思います。
しかし、そういった個人単位での支援物資って実は被災地側からすると、かえって迷惑だったりするのです…。
今回は、被災地以外の方が何をすることができるのか僕なりにまとめてみたいと思います。
目次
個人で安易に支援物資を送るのはやめよう
個人で支援物資を行ってしまうと、それを仕分けするのが本当に大変なんです。
特に、ダンボールにたくさんの種類の物を入れてしまうと、それを分けるのはさらに大変。
厚意あっての支援物資なのに、それがかえって迷惑になってしまうのは嫌ですよね。
今回、熊本のボランティア団体も
「やみくもにボランティアに行ったり、支援物資を送ったりすることは現地に迷惑をかけるだけ」
と言っています。
もちろん支援物資全てが迷惑になってしまうわけではありません。
被災地のニーズにない支援物資が迷惑なのです。
この被災地のニーズにあったものって何か私達にはわかりませんよね。
ピースボート災害ボランティアセンターの合田理事は
「何かをやりたい気持ちは分かるが、現地の情勢を把握し、どんな支援が必要なのか見極めてほしい」
と言っています。
何度も言いますが、安易な考えで支援物資を行うのは辞めましょう。
その厚意はかえって迷惑です。
被災地以外での買い占めもNG
東日本大震災では、被災地以外での買い占めが大量発生しました。
今回の熊本地震では、対象地域は狭いので以前のような買い占めはないとは思いますが、買い占めをおこなうと被災地地域への食料物資が困難になるのでこれもやめてください。
今私達ができるのは募金をすること
じゃあ一体「被災地以外では何ができるんだよ!」
それはズバリ、お金の寄付です。
冷たい言い方かもしれませんが、被災地で確実に必要なのはお金なのです。
熊本に募金する方法に関してはいくつかまとめサイトがありますが、
こちらのNGOが運営する募金情報まとめが参考になるでしょう。
駅などで募金活動をしている団体もありますが、しっかりと身元が明らかな団体に募金した方がいいです。
まとめ 今回の地震に関して個人的に思うこと
今回は、被災地以外の人達は何をするのが一番大事なのか考えてみました。
こういった事態になると、僕自身も何かできないかそわそわしちゃうんですが、焦って個人単位で支援物資をするとかえって迷惑になりますので、何度も言いますが
お金を寄付する
これが一番大事です。
そして、熊本が支援物資を必要とする時も必ず来るでしょう。
そのニーズに合わせて支援物資をしてあげればいいのです。
とにかく今被災地の人達は何を一番求めているのか一人一人が真剣に考えることが大事だと思います。
最近だと、SNSで「動物園のライオンが逃げた」とか「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ」とか悪質なデマも増えています。
こうした災害時には、ネット上に嘘の書き込みをする人が増えてきますよね。
そんな時、僕達に必要なのは「ネット上にある情報を鵜呑みにしない」ことだと思います。
こういった記事を書いておきながら「なにいってんだこいつ」的なことを思われるかもしれませんが、僕の文章も疑ってかかっていいです。
「こいつ支援にはお金が一番大事とか言ってるけど、本当かな?」と思って他の情報も見てみたり、公式HPを見てみたり、とにかく1つの情報だけで判断しない。
現在は、個人が簡単に情報を発信できる時代です。
ですので、嘘を書こうと思えばいくらでもかけちゃいます。
なのでそういった部分を気をつけながら、ネットの情報を見ていただけると良いなと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。