ムカデとヤスデの違いを分かりやすく解説【似ているようで違う昆虫】

見かけると、寒気を覚える人も多い昆虫として、

『ムカデ』

がいます。

足がたくさんあって、動きが素早く、極めつけは、

『毒がある』

ことです。

実際、ムカデに刺されて大変なことになった人は多いので、

『害虫』

として認定されています。

ですが、このムカデと同じような昆虫に、

『ヤスデ』

というものがいることを知っているでしょうか。

ヤスデは、ムカデとかなり似ている昆虫であり、

『違いが分からない』

ことも多いのです。

そこで、今回は、

『ムカデとヤスデの違い』

について紹介します。

豆知識として参考にしてみてください。

ムカデの特徴とは?

引用元:https://pixabay.com

まずは、最も人的被害が大きいムカデについて紹介します。

その見た目どおり、

『かなり危険な昆虫』

のため、特徴を把握しておきましょう。

毒あごを持っている多足類昆虫

ムカデは、見た目とおり足が多いため、

『多足類昆虫』

として分類されています。

そして、他の多足類昆虫と比較すると、

『毒あごと呼ばれる部位が存在する』

のです。

この投稿をInstagramで見る

ちゃーはんさん(@shimaharu_chaofan)がシェアした投稿

毒アゴには、

『毒腺』

という器官があり、ここから噛みついた相手に毒を送りこんでいるのです。

毒を送りこまれると、

  • 激しい痛み
  • 腫れ
  • 発熱
  • アレルギー反応

などがあります。

これは、噛まれた人にしか分かりませんが、ムカデに噛まれると、

『耐えきれず叫んでしまう』

くらいの激痛があります。

そして、噛まれた部位がかなり腫れあがり、

『腫れが引くまで痛みが持続する』

のです。

さらに、噛まれた箇所以外でも、

『ムカデの足による傷』

が残る場合もあり、また、そこから毒が体内に侵入するケースもあります。

結論から言うと、

『ムカデを見かけたら、極力離れて対処しなければならない』

ということが言えます。

中には、ムカデを肌に乗せている人もいますが、基本的に、

『絶対触らないようにする』

ことを念頭に置いておきましょう。

肉食昆虫である

ムカデは、基本的に、

『肉食昆虫の仲間』

であることを認識しておきましょう。

肉食のため、食べられるものなら何でも食べてしまいます。

体の大きさなどで違いはありますが、普段は、

『小型昆虫』

を捕食して栄養を摂っています。

ですが、中には、

  • ネズミ
  • トカゲ
  • カエル
  • 鳥類
  • ヘビ
  • ネズミ
  • コウモリ

などを捕食することもあるのです。

これだけ見ても、ムカデの獰猛さが分かるというものです。

夜行性のため、就寝中にこそ脅威となる

ムカデは、基本的に、

『夜行性』

の昆虫となります。

そのため、人が寝静まっている間に動くことが多く、

『就寝していたらムカデに噛まれた』

という事例も少なくないのです。

特に、自宅周辺に自然が多い地域では、

『家屋にムカデが侵入して噛まれた』

などの話はよく聞きます。

人間、寝ているときが最も油断している状態であり、ましてや、

『人よりサイズが小さいムカデを常時警戒する』

なんてことはほとんど出来ません。

後述しますが、ムカデ被害に遭いたくなければ、

『事前対策を念入りに行う』

ようにしましょう。

そうすれば、ムカデに噛まれる確率を下げることが出来るのです。

最悪の場合、アナフィラキシーショックになる

ムカデに毒を送り込まれる際、特に注意しなければならないことが、

『アナフィラキシーショック』

となります。

いわゆるアレルギー症状の代表的存在ですが、最悪の場合、

『命を落とす危険性もある』

ため、なるべく避けたいものと言えます。

ムカデが持っている毒には、

『アレルギー反応を促進させる成分』

が含まれているため、アナフィラキシーショックが発症しやすいのです。

また、ムカデに噛まれることで、

『アレルギー反応と実際の痛みが同時に襲ってくる』

ので、その苦しみはかなりのものとなります。

かなり危険な状態になる上、

『アレルギー反応が少ない人も油断できない』

ことから、ムカデには十分警戒しておかなければならないのです。

1つの節に足が2本がムカデ

ムカデは、見た目のとおり、

『足が多い昆虫』

として有名です。

実際、ムカデを漢字で書くと、

『百足』

となるように、体には足が多く存在しているのです。

ですが、不規則に足が付いているわけではなく、

『1つの節に2本の足がある』

ため、よく見ればムカデとそれ以外の多足類昆虫を見分けることが出来るのです。

この投稿をInstagramで見る

ヨシモト ミツルさん(@mitsuru_luchuensis)がシェアした投稿

ムカデを発見した時点で、ゆっくりと観察することはないかもしれませんが、

『毒がない多足類昆虫もいる』

ため、1つの知識として知っておけば良いでしょう。

大抵同じように見えますが、

『ムカデと他の多足類昆虫には違いがある良い例』

なので、参考にしてみてください。

ヤスデの特徴とは?

引用元:https://pixabay.com

ムカデの次は、よく間違われることで有名な、

『ヤスデ』

の特徴について紹介します。

ヤスデとムカデでは、

『危険性などでかなりの違いがある』

のです。

雑食性であり、あまり肉は食べない

まず、前提として、

『ヤスデは雑食性』

ということを覚えておいてください。

特に、肉よりも、

『枯れ葉やきのこ』

を好んで食べているため、ムカデの食生活とは少し違いがあるのです。

とはいえ、

『肉を与えると、問題なく食べる』

ことから、全く好まないとは限りません。

それでも、ムカデと比べると、

『かなりおとなしい印象を持てる昆虫』

となるのです。

この投稿をInstagramで見る

iriomote yamanekoさん(@wild_animals_and_plants)がシェアした投稿

人の害になる毒はないと考えてよい

ヤスデは、ムカデと違って、

『毒あごはない』

ため、噛まれて毒を送り込まれることはありません。

むしろ、警戒心が強いため、自分の身に危険が迫ると、

『カメムシのように悪臭を出す』

ことで、相手を追い払うのです。

そして、このときに出す汁にこそ、

『毒が含まれている』

と言われています。

ですが、触っただけでは危険はないため、

『不用意に警戒させないようにする』

ことで、被害を防ぐことが出来ます。

気を付けなければならないのが、ヤスデが出す汁を触った後、

『口に含んでしまったとき』

となります。

この場合、人体に悪影響を与える可能性が高くなるため、

『ヤスデに触ってしまった後は、必ず手を洗う』

ようにしましょう。

付き合い方を間違えなければ益虫となる

ヤスデの主食は、先程紹介したとおり、

『枯れ葉やきのこ』

となります。

特に、枯れ葉はよく食べているため、

『枯れ葉を自然に掃除してくれる』

のです。

そのため、下手に刺激せず、形状を気にしなければ、

『ヤスデと良好な関係を築くことが出来る』

ということです。

ほとんどの人は、ヤスデを見ると、

『足が大量にある怖い虫』

と思うかもしれません。

また、ムカデと似ているため、

『ムカデが出た』

と勘違いすることもあるでしょう。

ですが、上手く付き合う方法もあるため、

『邪険にしすぎない』

ようにしてみてください。

ヤスデの足は、節に4本

ムカデとヤスデを見分けるポイントの1つに、

『足の数』

があります。

ヤスデの足は、ムカデと違って、

『節に対して4本』

となっています。

この投稿をInstagramで見る

Makoronさん(@makoron_90)がシェアした投稿

そのため、ムカデより足が多いため、

『慣れればすぐに見分けることが可能』

なのです。

また、平べったいムカデと違って、ヤスデは、

『丸い形状をしている』

ため、その点も見極めるポイントとなります。

さらに言うと、ヤスデはムカデと違って、

『丸くなることが多い』

のです。

ダンゴムシなどと同じようなものなので、その点も良く見ておきましょう。

習性としては、カメムシなどと同じ

ヤスデは、たまに、

『大量発生』

することがあります。

この要因としては、カメムシなどと同じく、

『集団で生活する習性があるから』

だと言えるのです。

ヤスデは、9~10月あたりで生まれ、

『幼虫で冬を越して成虫になる』

ものです。

その関係から、集団越冬することがほとんどであり、

『冬を越したヤスデが、梅雨時期当たりで活発に活動する』

ことで、大量発生するのです。

ちなみに、梅雨時期にヤスデが出てくる理由としては、

『水たまりで溺れることを防ぐため』

だと言われています。

ヤスデは、通常、

『ジメジメした土の中や葉っぱの下』

に集まっています。

ですが、雨が降ることで、

『水が大量に押し寄せてくる』

ため、溺れることが多くなるのです。

これにより、より安全な場所を探して動くことから、

『大量発生として認識される』

ことになります。

近年、

『家屋に多く侵入してくるケースが増えている』

ため、梅雨時期は特に注意しておきましょう。

ムカデ・ヤスデが発生した時の対処法

引用元:https://pixabay.com

ムカデ・ヤスデの特徴について紹介しました。

これらの昆虫は、

『似ているようで違いがある』

ため、同じ括りで考えるのはあまりおすすめしません。

ですが、どちらにも共通するのは、

『家屋に浸入されると厄介』

だということです。

そのため、出来ることなら、

『事前に対策を講じておく』

ようにしましょう。

屋外に薬剤を撒いて侵入させない

ムカデ・ヤスデ対策の基本は、

『近づかせない環境作り』

となります。

そのため、家屋周辺には、

『薬剤等を撒いておく』

ようにしましょう。

完全に防げるわけではありませんが、

『苦手な薬剤があるとないでは、侵入される数に違いが出る』

のです。

今では、様々な商品が販売されているので、心配な人は、

『しっかりと家屋周囲に薬剤を撒いておく』

ようにしましょう。

侵入した際は、すぐに殺虫スプレーで駆除

ムカデ・ヤスデは、侵入されないことが対策の基本ですが、

『やむを得ず家屋に浸入された場合』

に関しては、直接退治する必要があります。

ですが、直接触るにはリスクが大きすぎるので、

『殺虫スプレーを使う』

ようにしましょう。

そして、特におすすめするのが、

『氷結系殺虫スプレー』

となります。

特に、ヤスデの場合、

『警戒されると臭い汁を出す』

ため、退治するなら即座に行う必要があるのです。

その点、氷結系殺虫スプレーなら、

『数秒で凍らせることが出来る』

ので、臭いを出す暇など与えずに済みます。

ムカデも同じく、

『凍らせれば動けない』

ため、出来るだけ氷結系殺虫スプレーを使ってみてください。

庭の草などを山積みにしない

ムカデ・ヤスデは、習性として、

『草木に紛れて生息する』

ことが多い昆虫です。

それゆえに、周囲に自然が多い地域では、

『発生率が高い』

と言えるでしょう。

そのため、庭で草刈りをした後などに、

『草を積み上げている場所に潜伏しやすい』

ということが言えるのです。

庭の手入れをよく行う人は、

『刈った草をそのまま置いている』

という人も多いでしょう。

ですが、草が多くあるということは、特に、

『ヤスデが好む餌が多くある』

ことにも繋がるのです。

これでは、わざわざ集まる環境を作ってしまうだけなので、

『草刈りの後始末は、迅速に行う』

ことをおすすめします。

これだけでも、ムカデ・ヤスデの発生率を下げることが出来るでしょう。

隙間をなるべく塞ぐ

ムカデ・ヤスデの侵入を防ぎたいなら、

『隙間を塞いでおく』

ことも重要です。

特に、平べったいムカデは、

『少しの隙間があれば、簡単に侵入してくる』

ため、いつの間にか家屋にいることも多いのです。

そのため、少しの隙間であっても、

『パテなどで防ぐよう心掛ける』

ことが重要だと言えるでしょう。

家中の隙間を塞ぐのは難しいかもしれませんが、

『なるべく多く塞ぐことで、侵入経路を潰せる』

ため、頑張って取り組んでみてください。

ゴキブリ対策をする

実のところ、ムカデは、

『ゴキブリを餌にすることが多い』

と言われる昆虫です。

そのため、ゴキブリが多い場所には、

『必然的にムカデも多くなる』

という傾向があるのです。

特に、ムカデの仲間である、

『ゲジゲジ』

に関しては、ゴキブリを好んで捕食する昆虫です。

この投稿をInstagramで見る

Mikaさん(@mumuchomo)がシェアした投稿

ゲジゲジも、かなり苦手とされることが多い昆虫のため、見たくないなら、

『ゴキブリ対策もしっかりと行う』

ことをおすすめします。

ヤスデなどは別かもしれませんが、ムカデが集まる環境を作るのは、

『ゴキブリが生息する環境を作っているから』

だと言えなくもありません。

普段から、

  • ゴミを溜めない
  • 掃除をこまめにする

などを徹底するようにしましょう。

また、

『ゴキブリ対策用の商品』

も多くあるため、ぜひ活用してみてください。

ムカデ返しを取り付ける

どれだけ対策を講じても、

『ムカデ・ヤスデは侵入してくる』

ことはあります。

そのため、最終手段として、

『ムカデ返しを取り付ける』

という方法もあります。

ムカデ・ヤスデともに、侵入する際は、

『地面を移動して来る』

のであり、空を飛んだりはしません。

そのため、家屋の周囲を、

『ムカデ・ヤスデが登れないムカデ返しにしておく』

ことで、侵入を防ぐことが出来るのです。

ムカデ返しは、自分で行うことも出来ますが、

『業者に頼る』

ことも出来ます。

それでも、100パーセントの効果とは言えません。

とはいえ、やらないよりはマシなので、どうしても対策出来ないときは、

『ムカデ返しに頼る』

ことを検討してみてください。

まとめ

『ムカデとヤスデの違いを分かりやすく解説【似ているようで違う昆虫】』

いかがでしたか。

今回のまとめとしては、

『ムカデとヤスデは、姿以外は意外と似ていない』

ということが言えます。

やはり、特に注意しなければならないのは、

『ムカデ』

であることが、両者の特徴からも分かります。

だからといって、ヤスデにも一応毒はあるので、基本的に、

『ムカデ・ヤスデには近づかない』

ことが重要になります。

また、事前対策を講じることで、

『家屋に浸入させないように出来る』

ため、その点も考慮して、上手く対処してみてください。

このブログでは、他にも

カメムシにはミントやハッカ油で対抗しよう!【大量発生前に準備しておく】

カマキリとゴキブリは同じ生き物?【それでもゴキブリが食べられる件について】

カマキリの交尾が命がけな理由を解説!【メスがオスを食べる本当の理由とは?】

などを紹介しているので、こちらもぜひどうぞ。

関連記事