お供えに添える手紙の書き方!初盆、新盆時などのお悔やみの文例を紹介

夏休みが近づいてくるとお盆の時期がやってきます。

お盆のルールや常識などわからないことが多いと思います。

お供えの意味やふさわしいお供え物、のしの書き方などのご紹介も他の記事で紹介しております!

今回は、お供えの際に添えるお手紙についてご紹介いたします。

  • お供えに添えるお手紙とは
  • お手紙の封筒やデザイン
  • お手紙で使用するペン
  • お手紙を書く際のポイント
  • お手紙の文例

お供えに添えるお手紙について不安をお持ちの方、書き方などを知らない方はぜひともご参考にしてみてください!

目次

お供えに添える手紙とはお悔やみ状のこと?

手紙

お供えに添えるお手紙のことを「お悔やみ状」といいます。

お悔やみ状は、通夜・葬儀に参列できない時や訃報を知ったのがだいぶ後になってしまった、知らされたなどの際にお悔やみのお手紙を送ることです。

葬儀や法事に参加できる場合にはお悔やみ状は特に必要ありません。

基本的に参加できない方からのお手紙となります。

訃報の連絡を受け、出席ができないことがわかっていれば、なるべく早くお悔やみ状を送るよう心掛けてください!

お供えに添える手紙や封筒のデザインは?

お供えに添える手紙の種類や封筒のデザインなど気を使ってどのようなものが適しているか悩まれると思います。

さすがに可愛いキャラクターが描かれた手紙などを使用しないと思いますが、お供えの際に使用する適した手紙や封筒のデザインをお教えいたします。

基本的に便箋は、縦書き仕様で、真っ白なものを使用します。絵柄などが無いものを選んでください。

他にも、無地の薄いグレーや薄いブルーなども用いられます。

もし、絵柄などが無くて寂しいと思われる場合は、ごく控えめで清楚なものであれば季節の花の絵などが添えられた便箋でも大丈夫です!

封筒は、無地で白いものを使用してください。さらに、一重の封筒を必ず使用してください。

一重の封筒を使用する理由は、「二重は不幸が重なる」として避けるためです。

間違えない便箋、封筒は下のページのものを選べば大丈夫です!

 

 

この2つのようにシンプルなものがおすすめですね!

香典も一緒に送る方はこちらの記事もどうぞ。

お供えに添える手紙を書くペンは?

お供えに添える手紙を書く際に、使用するペンにも気をつけなればなりません!

常識的に、赤ペンなど色付きペンやマジックペンなどを使用する方は少ないと思いますが、しっかりとお伝えします。

一般的に使用するペンは、黒インクの万年筆かボールペンを使用します。

地域によっては、お供えののし(掛け紙)と同様に薄墨で書くところもあるそうです。

個人的には、このような大事な時こと「万年筆」を使用する方は、かっこいいと思います!

また、万年筆をいざという時に使用するため、一つお持ちになってみてはいかがでしょうか?

ちなみに楽天ではこちらの万熱筆が人気ですね。

 

お供えに添える手紙を書くポイント

シルエット

ポイント1:冒頭からお悔やみの言葉を書く(通夜・葬儀の際)

手紙を書く際に基本的に「拝啓」「謹啓」などを用いることがありますが、お供えに添える手紙の場合は冒頭からお悔やみの言葉を書いてください。

さらに、「残暑が続いておりますが、いかがお過ごしですか。」などの季節をあらわす挨拶も必要ありません。

冒頭例:「○○様のご逝去を知り大変驚いております。」等

※初盆・新盆などの法事の際は、「拝啓」「謹啓」や季節のあいさつを記載する場合もあります。

ポイント2:励ましや遺族を気づかう言葉を書く

やはり、残されたご遺族の方々が一番辛く悲しいと思います。

そのご遺族の方へ励ましの言葉、気づかう言葉を書くことが望ましいでしょう。

例えば、「心をいたわる言葉」や「身体を気づかう言葉」などを添えてください。

例:「お力を落としのことと存じますが、どうぞお気を強くお持ちになり、くれぐれもご自愛下さい」等

ポイント3:手紙の枚数は一枚

手紙を書く便箋は必ず一枚でおさめてください。

理由は、封筒と同様に「不幸が重なる」ことを避けるために便箋も一枚にします。

ポイント4:忌み言葉を使用しない

忌み言葉とは、結婚式や葬儀の場において、使用を控えた方が良い言葉の事です。

お悔やみの際に控えたほうが良い言葉は、「重ねる」「重ね重ね」「返す返す」「再び」「くれぐれも」「たびたび」「いよいよ」「追う」といった言葉になります。

忌み言葉となる理由は、不幸が重なる、再び来ると連想を避けるためです。

つい使ってしまいそうな言葉もあり気をつけなければなりませんね!

お供えに添える手紙の文例

ここで、お供えに添える手紙(お悔やみ状)の文例をご紹介いたします。

あくまで文例でありますので、当日出席できない旨やご自身の思い、伝えたいことをしっかりと書くよう努めてください。

通夜・葬儀

この度はお父様のご悲報を受け、心からお悔やみ申し上げます。
以前からご療養中というのはお伺いしておりましたが、その後はすっかり快方に向かわれたとばかり思っておりましたので、ただ呆然とするばかりです。
いつも笑顔で大変お優しい方でしたので、御遺族のご心痛はいかばかりかと思うと、胸がはりさけそうな思いであります。
本来であれば、すぐにでもお伺いしたいところですが、やむを得ない理由で参加できず大変申しわけありません。
心ばかりではありますが、ご香料を同封いたしましたので、ご霊前にお供えくださるようお願い申し上げます。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

初盆・新盆

早いもので〇〇様が亡くなられてから、◯月が経とうとしておりますね。
〇〇様の初盆を迎えられ、改めてお悔やみを申し上げますとともにご冥福をお祈りします。
本来であれば初盆でお参りに行かせていただくのですがやむにやまれぬ事情により参列することができず、大変申し訳ありません。
遠方より合掌させていただきます。
心ばかりではありますが、ご香料を同封いたしましたので、ご仏前にお供えしていただけたら幸いです。
暑い日が続きますが、体にはお気をつけてお過ごしくださいませ。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は「お供えに添える手紙」についてご紹介させていただきました。

やはり、人それぞれ故人への思いは異なりますので、お手紙という形でしっかりと自分の言葉を伝えることが大事になります。

その上で、ご遺族に失礼のないように送る形式や言葉使い、忌み言葉などを知っておいた状態で自身の言葉で思いを伝えてくださればと思います。

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それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました!

 

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