「現代の生活になくてはならないもの」と言ってもいいくらい身近な存在なのが、「ペットボトル」です。
ペットボトルの容器は丈夫で、中身が残った時にはキャップをしめて保存できるのが便利ですよね。
飲料だけでなく、薬品や各種の詰め替え用ボトルなど、ペットボトルは生活のあちらこちらで使用されています。
そんな便利なペットボトルですが、時々困ってしまうのが、蓋(キャップ)がどうしても開かないこと…。
いつでも好きな時に封を開けられるのがペットボトルの利点なのに、いざという時、蓋が開かないと、つらいですよね。
そこで本記事では、ペットボトルの蓋が開かない時の対処法をご紹介したいと思います。
目次
ペットボトルの蓋が開かない原因は?
そもそも、なぜペットボトルの蓋が開かなくなるのでしょうか。
メーカーによると、ペットボトルの蓋は、力の弱い女性、子どもであっても開けられる程度の固さで製造しているとの事です。
でも、実際ペットボトルの蓋が全然開かない時ってありますよね?
その原因を調べてみると、いくつか考えられる事が分かりました。
蓋、もしくは手が滑りやすくなっている
真っ先に考えられる理由は、蓋か手が滑りやすくなっていることです。
蓋を開けようと手で握る時、蓋と手の間に「摩擦」が発生します。
この摩擦によって蓋が動いて、開けられるのですね。
よって、蓋や手が滑りやすくなっている、つまりは「摩擦が少なくなっている」状態だと、蓋は開けにくくなります。
例えば、手や蓋が水に濡れていると摩擦が少なくなります。
夏場、キンキンに冷えたペットボトルは、冷蔵庫などから出すと、汗をかいたように結露しますよね。
本体の結露した部分を触って濡れた手では、蓋が開けにくくなるわけです。
また、ハンドクリームや脂分などがついていると、さらに滑りやすくなります。
こういった場合、蓋と手をしっかりと洗って乾かした上で、蓋を開ける必要があります。
製品の温度など
ペットボトルの蓋は、製品の温度が低くなるほど、固くなって開けにくくなる傾向があります。
とても大きな差が出るわけではありませんが、キンキンに冷やしたペットボトルの場合、少し開けにくくなっている可能性があるようです。
可能であれば、常温になってから再挑戦するのもよいでしょう。
また、ペットボトルの蓋は精密な部品となっており、ほんのわずかでも大きさが異なると、固くて開けにくくなる事があるようです。
同じ商品でも蓋がとても固いものに出会ったとき、こういった理由があるかもしれまんせん。
筋力の衰えや握力低下?
他に考えられる事として、蓋を開けようとしている自分の「筋力低下、握力低下」が原因という場合もあります。
本記事では、筋力や握力が少ない方でも開けやすい方法をご紹介していますので、ペットボトルの蓋は無事に開けられるかもしれません。
しかし、原因不明の「筋力・握力低下」は怖いものです。
例えば高齢になってきている場合は、加齢性の筋肉減少症である「サルコペニア」であることも疑われます。
ペットボトルの蓋を開けられなかったり、その他、日常生活の中で筋力や握力の低下が顕著である場合は、念のため病院に行って調べてもらう事をおすすめします。
ペットボトルの蓋を開ける方法1:輪ゴムを使う
それでは早速、ペットボトルの蓋を開ける方法を見ていきましょう。
簡単に行える順にご紹介していきますね。
まず最初は、「輪ゴム」を使った方法です。
やり方は、とっても簡単です。
↓こんな風に、ペットボトルの蓋部分に輪ゴムを巻き付けてみましょう。
これだけで、ぐっと蓋が開けやすくなるんです。
ペットボトルの蓋が開けにくくなる主な原因は、上でご紹介したように「摩擦が少なくなること」です。
となると、開けやすくするには摩擦を増やせばよいわけです。
この方法では、輪ゴムを蓋の部分に巻き付ける事により、摩擦を増やして開けやすくします。
一つでもよいですが、2~3本巻くと、さらに効果が上がりますよ。
ペットボトルの蓋を開ける方法2:ゴム手袋を使う
続いての方法は、「ゴム手袋」を使った方法です。
輪ゴムと同じく、「ゴム製品」を使って、摩擦を増やす訳ですね。
やり方は、ゴム手袋をつけて、ペットボトルの蓋を開けるだけ。
ご家庭にきれいなゴム手袋があるのなら、巻く手間が必要な輪ゴムより、手っ取り早いかもしれません。
こちらは手袋の中に水が浸入してこない、特別な袖口加工をしたゴム手袋です。
ペットボトルの蓋も開けられるし、お掃除もはかどるゴム手袋になっていますよ。
ペットボトルの蓋を開ける方法3:濡らしたタオルを使う
続いても、摩擦を減らして開けやすくする方法です。
使うものは、濡らしてしっかり絞ったタオルです。
これをペットボトルの蓋に巻き付けて、開けてみましょう。
湿ったタオルにより摩擦が増えるので、開けやすくなっているはずです。
この方法のポイントは、一度濡らした後に「しっかり」絞ったタオルを使用する事です。
乾いたタオルは、逆に摩擦が少なくなるので効果がありません。
また、濡れすぎているタオルも、「ペットボトルの蓋が開かない理由」でご紹介した通り、水分で摩擦が少なくなってしまうので、こちらも効果がありません。
濡らした後にしっかりと絞ったタオルを使って、挑戦してみてくださいね。
ペットボトルの蓋を開ける方法4:ドアの仕組みを利用する
続いての方法は、少し特殊です。
これまでのように「摩擦を増やして開ける」方法ではありません。
どういう方法かと言うと、ドアの仕組みを利用して、ペットボトルの蓋の留め具を切る方法になります。
ペットボトルの蓋を回して開けると、蓋として外れる部分と、リングになって残る部分に分かれますよね。
ペットボトルの蓋を開けるには、この二つを切り分ける必要があるのですが、それをドアの仕組みと衝撃を利用して、ちぎってしまう方法になります。
具体的には、以下の画像のようにドアの付け根部分に、ペットボトルの蓋を挟みましょう。
この部分は、ドアが閉まる時、ドア板がぴったりと当たる部分です。
この状態で、何度かドアを開け閉めしてみてください。
ドアによって蓋の連結部分が挟まれるはずです。
その衝撃で連結部分がうまく切れると、あとは簡単に蓋が開けられますよ。
ただし、この方法を使う時は、誤って指などを挟まないようにご注意を!
ペットボトルの蓋を開ける方法5:専用道具を使う
ここまで、ご家庭にあるものを使用した開け方をご紹介してきました。
しかし、よくペットボトルの蓋が開かない時がある人は、「毎回、ゴム手袋を取り出してきたり、タオルを濡らしたりするのは面倒だ」と思うかもしれません。
また、これまでの方法に共通するデメリットは、外出先でとっさに使える方法ではない、という事です。
では、いつでもどこでもペットボトルの蓋を簡単に開けられる方法はないのでしょうか。
あります!
それは、「専用道具を使う」こと。
ペットボトルの蓋を簡単に開けることを目的にした製品が、世の中にはあるのです。
小さくて持ち運びが楽なものもあるので、鞄に入れても邪魔になりません。
ペットボトルの蓋が開けられない時が多いのなら、ご家庭で一つ用意しておくと便利ですよ。
それでは、ペットボトルの蓋を開ける道具を、いくつかご紹介しましょう。
シンプルで携帯しやすいペットボトルオープナー
こちらは、シンプルな軽量オープナーです。
ペットボトルの蓋を簡単に開けられるほか、苦手な人も多い缶のプルトップ開けの機能もついていますよ。
わずか7cmの大きさなので、持ち運びしやすくて便利ですよね。
4個セットになっているので、家用、外用、予備など、余裕をもって使えるのも嬉しいですよね。
片手で開けられる固定タイプのオープナー
こちらは、吸着シートで平らな面に取り付けて使う、固定タイプのペットボトルオープナーです。
オープナーを持ち歩かず、家でしか使わない場合、固定タイプは無くすことがないので安心ですよね。
使い方も、固定したオープナーの穴に蓋を入れて回すだけ。
だから片手で蓋が開けられてしまうのも、固定タイプの強みです。
5つの機能がつまった万能オープナー
こちらは、ペットボトルの蓋以外にも使用できる万能オープナーです。
その機能はなんと5つもあります!
ペットボトルの蓋、固いビンの蓋、爪が痛くなるプルトップ、それぞれを簡単に開けることができ、さらに栓抜き、ラベルはがしまでできてしまいます。
せっかく専用道具を買うなら、多機能な製品で色々活躍させたい、という方に、とてもおすすめですよ。
まとめ
今回は、ペットボトルの蓋が開かない時の対処法について、まとめてみました。
飲みたい時になかなか開かないとイライラしてしまいますから、いざという時のために覚えておきたいですよね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。