飲み物を買う時、ペットボトルの容器はとても便利ですよね。
すぐに飲めるし、キャップをしめられるので保存も簡単、丈夫で落としたくらいでは割れません。
便利だからこそペットボトルを買う機会は多いのですが、問題は使い終わったペットボトルを処分する時です。
台所に溜まった空きペットボトルを捨てる際、かさばって袋詰めも運ぶのも大変だった経験、ありませんか?
でも、その悩みは結構簡単に解決するんですよ。
ずばり、ペットボトルを潰したり、圧縮したりすれば良いのです。
そこで本記事では、ペットボトルを潰したり圧縮する様々な方法を、ご紹介します。
どの方法も、ご家庭でできるものとなっていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ペットボトルは捨てる時に潰す必要はある?
さて、さっそくペットボトルを潰す方法をご紹介したいのですが、その前に皆さんに確認してもらいたいことがあります。
それは「ペットボトルを潰してよいのか?」という事です。
本記事を読んでくださっている方は、ペットボトルを潰す方法を探していると思いますが、ペットボトルを捨てるにあたり、場合によっては潰してはいけない時があるので注意が必要です。
ペットボトルを潰してはいけない場合
ペットボトルを潰してもよいのか。
その判断は、皆さんがペットボトルを処分しようとしている方法(回収業者)により、変わってきます。
ペットボトルを処分する方法で、最もメジャーなのは以下の2通りになるでしょう。
●自治体で決められた資源回収に出す
●スーパーなどの資源回収ボックスに出す
特に、自治体の資源回収に出す場合、自治体によって「資源ゴミ(ペットボトル)の出し方」の決まりがあります。
例えば、「ラベルをはがす」「キャップを分別する」などは、よくあるルールになりますね。
ここに、「潰してはいけない」というルールがあった場合、注意が必要です。
「潰した方がまとめられるし、出しやすいから…」と個人の都合で潰してしまうと、最悪の場合、回収してくれない可能性があります。
逆に「ペットボトルは潰しましょう」というルールの場合もありますので、自治体や業者の都合により様々の様ですね。
スーパーなどの資源回収ボックスも同様に、捨てる際のルールがある場合があります。
どちらの場合でも、回収のルールとしてペットボトルを潰してはいけない場合、潰すのは諦めましょう。
ペットボトルを潰す前に、「自分の処分方法では、ペットボトルを潰してもよいのか」を確認しておく必要がありますね。
それでは、ペットボトルを潰す様々な方法をご紹介していきましょう。
ペットボトルの潰し方1:手・足で潰す
まず、ご紹介する方法は、自分の手や足を使って潰す方法です。
いきなり原始的な方法ですみません。
でも、手や足で潰す方法は、何の道具もいらない最も手軽な方法であることは事実です!
これ以降にも様々な方法をご紹介しますが、何かしらの「道具」を使う方法が多いです。
「道具を用意するのが面倒だ」という人にとっては、結局、自分の手足で潰すのが、最も簡単だったりするのです。
手足でつぶす方法でも、ちょっとしたコツで、簡単に小さく潰すことができます。
それは、全体を潰した後に、底と上部を横に折りたたむようにすること。
こうすることで、元の形に戻りにくく、コンパクトにもなるんですね。
また、力に自信のない人でも、足でなら簡単につぶせることが多いですよ。
その場合でも、まずは横から全体を平らに踏み潰し、その後、底を折りたたむようにして踏みつぶしましょう。
では、この方法のメリット・デメリット・おススメの人をまとめます。
メリット:簡単で手軽。道具が必要ない。
デメリット:ある程度の力が必要。大きくて固いペットボトルは、さらに力が必要。たくさんの数を潰すのには時間がかかり疲れる。
おススメの人:力に自信のある人。少ない数を手軽に潰してしまいたい人。
ペットボトルの潰し方2:水と大気圧を使って潰す
続いても、道具を使わずに、手で潰す方法となります。
ただし、手だけではありません。
この方法では、「水」を使ってペットボトルを素早く簡単に潰すことができます。
水と大気圧の力を利用することで少ない力で素早く潰せるほか、洗うことと潰すことが一緒にできるので時短にもなりますね。
詳しいやり方は、コチラの動画をご覧ください。
<水と大気圧を利用したペットボトルの潰し方>
①ペットボトルに水をいれる(飲み口の上まで満タンにする)
②ひっくり返して水を捨て始めるのと同時に、ペットボトルを潰していく
③水を全部抜き切ると同時に、全体を潰し終える
動画内でも紹介されていますが、この方法は、ペットボトルに入った満タンの水が抜ける時の大気圧を利用した方法です。
よって、飲み口から空気が入ってきてしまうとダメです。
空気が入るより早く、水が勢いよく出ていく間で一気に潰すのがポイントです。
500mlの場合、最初は胴体を一気に潰していきながら、底も早めに潰すとよいでしょう。
また、大きなペットボトルを潰す際は、底から潰していくと成功しやすくなります。
便利な方法ですが、水が勢いよく出て飛び散りやすいので、狭い洗面所などで行うと悲惨な事になるかもしれません。
最初は、風呂場など広く濡れてもよい場所で試すのをおススメします。
メリット:道具が必要ない。少ない力で素早く潰せる。洗いながら潰せる。
デメリット:水が飛び散りやすい。ペットボトルが濡れたまま潰れるので中が乾きにくい。
おススメの人:風呂場や広い流し台を使用できる人。道具は用意したくないが、素手だけで潰すのは自信が無い人。
ペットボトルの潰し方3:掃除機を使って潰す
ここからは、道具を使った方法となります。
まずは、どのご家庭にもある「掃除機」を使った方法です。
「掃除機を使ってペットボトルを潰せるの?」と疑問に思うかもしれませんが、この方法は、ここまでご紹介してきた「外側から力で押しつぶす」方法とは発想が違うのです。
掃除機で「中の空気を吸いだす」事によりペッチャンコにしてしまおう、という画期的な方法なんですね。
詳しいやり方は、コチラの動画をご覧ください。
<掃除機を使ったペットボトルの潰し方>
①掃除機のヘッドを外し、吸い込み口を出す。(ブラシ等も外す)
②ペットボトルの口を吸い込み口にあて、手で握ってつなぐ。
③掃除機を動かし、ペットボトルの空気を吸わせながら、手で潰していく
掃除機がペットボトルの中の空気を吸ってくれるので、楽々と片手でペットボトルを潰せますよ。
注意点としては、掃除機はあくまでペットボトルを潰す補助をしている点です。
掃除機が空気を吸いだす力のみでペットボトルを潰す訳ではありませんので、やり方を間違えないようにしましょう。
例えば掃除機とペットボトルのつなぎ目をテープなどで完全に密着してしまうと、掃除機に大きな負担がかかってしまいます。
万が一、掃除機が壊れなどしてしまったら、大変なことですからね。
しかし、やり方さえ間違えなければ、簡単にペットボトルを潰せることに間違いはありません。
掃除機が既にあって、余計な出費をしたくない場合、おススメの方法ですよ。
メリット:力を必要とせず潰しやすい。掃除機があれば、新しく道具を買う必要がない。
デメリット:潰したい時に、掃除機を準備しなければならない(特にコードレス掃除機でない場合は面倒)。やり方を間違えると掃除機に負担がかかる。
おススメの人:ペットボトルを楽に潰したいが、専用の道具は買いたくない人。コードレスタイプや、ハンディタイプなど、手軽に使える掃除機がある人。
ペットボトルの潰し方4:熱湯を使って潰す
続いての方法は、少し特殊な方法です。
なんと、「熱湯」を使ってペットボトルを潰す方法なんです。
「熱湯を使う」と聞くと、熱湯で溶かすとか柔らかくするのかな、と思うかもしれません。
しかし、そうではなく、熱湯を利用した「大気圧の力」でペットボトルを潰すのです。
詳しいやり方は、コチラの動画をご覧ください。
<ペットボトルを熱湯を使って潰す方法>
①ペットボトルに80℃程度のお湯を入れる
②フタをしめ、軽く振って、2分ほど放置する
③お湯を捨て、すぐにフタを締めると、徐々に潰れていく
熱せられた水蒸気で満たされたペットボトルが、冷えていくと大気圧で潰れていくという仕組みです。
実際には一瞬とはいきませんが、自分で力を加えることなく潰せるのはすごいですね。
お湯を捨ててフタを締めた後、すぐに水につけるなどして冷やすと、もっと速く潰すこともできます。
ただ、その場合、火傷や水の飛び散りに十分注意してくださいね。
また、あまり熱すぎる熱湯を使うと、ペットボトルの種類によっては変形などが起きる可能性があります。
この方法は、お湯さえ準備できれば特別な道具は必要ないですし、仕組みとしては面白いやり方ではあります。
とは言ってもこの方法、実際に家庭で使えるかというと、かなり機会は限られますよね。
たくさん潰さないといけない場合、時間が限られている場合などに、わざわざお湯を沸かすところから始めていられません。
他で使用したお湯が余っていたりなどすれば、行ってみてもよいかもしれませんね。
メリット:力を全く使わずに、勝手に潰れてくれる
デメリット:手順が多く面倒くさい。たくさんの数を処理するのに向いていない。熱湯を扱うため火傷の危険性がある。
おススメの人:熱湯を沸かす機会が多い人。力で潰すのが困難な大きなペットボトルを、道具を使わずに潰したい人。
ペットボトルの潰し方5:【専用道具】吸いまっせ
ここからは、ペットボトルを潰す専用道具を使う方法をご紹介していきます。
専用道具を使う方法は、まず「道具を購入するという手順が必要」というデメリットが存在します。
その代わり道具を手に入れた後は、「専用道具」の威力を思う存分、発揮させることができます。
道具を買うとなると、やはり後悔したくないですから、ここからご紹介する商品を参考にして、慎重に検討してみてください。
まず、最初にご紹介するのは「吸いまっせ」という面白い名前の有名商品です。
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この商品は、掃除機でペットボトルを潰す仕組みと同じく、ペットボトルの中の空気を抜いて潰すタイプです。
見た目は空気入れのようで、なんだかオモチャのようですね。
しかしその威力は凄まじく、軽い力でペットボトルが面白いほど潰れます。
その様子は、こちらの動画でご覧いただけます。
<吸いまっせの使い方>
①ペットボトルの口に、吸いまっせの口を差し込む
②吸いまっせのノズルを引き、空気を抜いて圧縮する
女性でも簡単に潰せるくらい少ない力で潰せるので、とても魅力的ですね。
しかも、1000円以下という安さは、この後にご紹介する専用道具の中でも、群を抜いて安いです。
これなら、たとえ壊れてしまっても気軽に買い替えが可能ですね。
ただ、レビューの中には「使いにくい」という意見も見られます。
特に、「空気を抜いて圧縮しても『吸いまっせ』を外すと元の形に戻ってしまう事がある」という点は、気になる部分です。
実際、パッケージ裏の商品説明にも、潰した後は元の形に戻らないようフタをしめて保管するように書かれています。
しかし家庭で分別する場合、そのまま資源ゴミとして出せるよう、ペットボトルのフタは外して保管している方が多いと思います。
ゴミを出す際に、わざわざ潰したペットボトルを全部出して一つずつフタを取るのは、かなり面倒でしょう。
吸いまっせを使う場合、潰すだけでなく、その後の処理もイメージしておいた方が良さそうですね。
メリット:専用道具の中で圧倒的に安い。少ない力で簡単に圧縮できる。
デメリット:圧縮後のキープ力が少なく、元に戻ってしまう事がある。特に500mlなどの小さいペットボトルは、圧縮具合に不満がある意見もある。
オススメの人:専用道具を最安値で手に入れたい方。潰した後の処理も面倒でない方。
ペットボトルの潰し方6:【専用道具】マルチプレス
続いてご紹介するのは、「マルチプレス」という商品です。
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発売元はペンで有名な「ぺんてる 」で、マルチと名前についている通り、ペットボトルだけでなく缶も潰す事ができますよ。
どっしりとした見た目で、安定感がありますよね。
どのようにペットボトルを潰せるかは、こちらの動画で見る事ができます。
<マルチプレスの使い方>
①潰したいものを、マルチプレスの中にセットする
②足でプレスの端を踏み、中のものを潰す
マルチプレスの特徴は、何と言ってもその安定感にあります。
本体が大きくて重く作られている分、踏んだ時にずれたり動いたりしづらくなっています。
安定感があると、力を込めるのが苦手な人も安心して使えますよね。
ただし、その分、値段も高めです。
楽天でも送料込で4000円程度での出品となっており、今回ご紹介するペットボトル潰し専用道具でも最高値となっています。
「マルチプレス」は、ペットボトルや缶を確実に潰せる機能と安定感を、値段と照らしあわせて判断する商品と言えるでしょう。
メリット:ペットボトルや缶を確実に潰せる。数が多くても連続で処理しやすい。重量があり安定して使える。
デメリット:他商品と比べると価格が高い。持ち運びなどには不便。
おススメの人:せっかく専用道具を買うのなら、値段よりも性能で選びたい人。
ペットボトルの潰し方7:【専用道具】あき缶潰し器
こちらは、上で紹介した「マルチプレス」と同じ仕組みの道具です。
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商品名は「あき缶潰し器」となっていますが、ペットボトルも潰すことができますよ。
マルチプレスと同じ仕組みですが、こちらは楽天だと2000円程度で購入するすることができます。
ただし、マルチプレスよりも大きさ・重量ともに小さいので、安定感は下がります。
マルチプレスは気になるけど高すぎる…、という方は、こちらを検討してみてもよいかもしれません。
メリット:ペットボトルや缶を確実に潰せる。数が多くても連続で処理しやすい。マルチプレスより安い。
デメリット:持ち運びなどには不便。マルチプレスより安定感が下がる。
おススメの人:マルチプレスと同じ機能を、少しでも安く購入したい方。
ペットボトルの潰し方8:【専用道具】ペットボトルつぶし器
こちらも、足で踏んで使用するタイプの「ペットボトルつぶし器」です。
ペットボトルつぶし器 APE-30 空き缶つぶし器【送料無料】【あす楽対応】 あ…
価格:1980円(税込、送料無料) (2018/8/17時点)
発売元は旭電機化成で、マルチプレスなどとは違い、ペットボトルを縦に潰すのが特徴です。
この製品もペットボトルだけではなく、空き缶も潰すこともできますよ。
<ペットボトルつぶし器の使い方>
①ペットボトルを中にセットし、飲み口を赤い踏み板に合わせる
②足で踏板をまっすぐ下に踏み、ペットボトルを潰す
シンプルな構造と簡単な使い方なので、やり方を覚えると子どもでも潰せるようになりそうです。
楽天だと2000円程度で購入できます。
「縦に潰すタイプ」の道具は、あまり他にありませんので、潰した後のペットボトルや缶をイメージして、縦潰しがよければコチラの道具となるでしょう。
この商品のもう一つの特徴は、樹脂製である点です。
軽いことにメリットを覚える人もいる反面、耐久性や安定感に不安を覚えている人もいますので、購入時は念頭に置いておく必要がありそうです。
メリット:ペットボトルや缶を縦方向に潰せる。数が多くても連続で処理しやすい。手ごろな値段。
デメリット:樹脂製で耐久性に不安がある。軽くて高さがあるので安定感に不安がある。
おススメの人:ペットボトルや缶を縦方向に潰したい人。コスパのいい道具を買いたい人。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
こうしてみると、たくさんのペットボトルを潰す方法が考えだされているのですね。
まずは、「専用道具を使うかどうか」から考えてみると良さそうですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。