節分にそばを食べる由来や理由は?食べる地域やレシピ・具材を紹介

節分と聞けば、何を想像しますか?

  • 豆まき
  • 恵方巻き
  • 節分そば

 

人によっていろいろなイメージがあるでしょう。

その中でも、今回は、

『節分そば』

について、紹介していきます。

なぜ、

『節分にそばを食べるのか?』

はっきりとした理由を知らないという人も、いるのではないでしょうか?

もし、知らなかったという人は、今回の記事を参考にしてみてください。

目次

節分そばとは?

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それでは、さっそく節分そばについて紹介していきます。

節分にそばが食べられるようになったのは、

『江戸時代後期』

からと言われています。

今ではそばよりも、恵方巻の方が食べられている印象がありますがそばを食べる習慣自体は、かなり前からありました

基本的に、

『縁起物』

として食べられることが多く、また、

『健康祈願』

としての意味合いも強いようです。

節分そばの由来は?

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そもそも、なぜ節分そばという呼び方をするようになったのでしょうか?

年越しそばなら、よく知られていますが、なかなか、

『節分=そば』

という構図を思いつく人は、いないのではないでしょうか?

実は、これにも理由があります。

元々、節分そばというのは、

『年越しそば』

の意味で使われていたのです。

節分とは、本来、

  • 立春
  • 立夏
  • 立秋
  • 立冬

 

これらを意味する言葉です。

この中でも、冬から春に変わる、特に厳しい季節とされた、

『立春』

が、人々の印象に強く残っているのです。

そして、江戸時代では、

『立春を、本当の年越し』

として扱う風習があり、このときに、

『年越しそば』

を食べていました。

ですが、時が経ち、

『12月31日にそばを食べること』

を、年越しそばと呼ぶようになったことから、節分で食べるそばが、

『節分そば』

という名前になっていったのです。

節分そばを食べる理由は?

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次に、節分そばを食べる理由について紹介します。

縁起を担ぐ習慣がある日本なので、節分そばにも、

『様々な縁起を担いだ意味』

が含まれているので、紹介していきたいと思います。

細く長く生きるようにする

昔は、今よりも長生きする人が少なかった時代です。

その為、

『太く短く生きる』

より、

『細く長く生きてほしい』

という思いから、細くて長いそばを食べたと言われています。

どんな苦難にも負けないように

そばは、悪天候に強いとされている食材であり、

『どんな過酷な環境でも育つ』

と言われています。

そのため、そばを食べれば、

『どんな苦難にも負けない強さを手に入れられる』

と考えられ、そばを食べるようになったとされています。

金運を上げるため

そばは、どんな環境でも育つ食材であるため、

『安定して収入を得られる』

という意味で、食べていたともされています。

また、昔話で、

『そば団子を貧しい人々に食べさせたら、収入が増えた』

ことから、金運上昇のために食べているという話もあります。

厄を断ち切るため

そばは、食べてもすぐに噛み切れることから、

『厄を断ち切る』

という意味でも、捉えられていました。

その為、何か悪いことが起きないようにそばを食べているということです。

健康管理のため

江戸時代には、

『そばを食べると、体がきれいになる』

という話が有名になっていました。

それを信じて、節分の日にはそばを食べる習慣がついたという話もあります。

年越しそばとの違いは?

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節分そばは、

『年越しそばと呼ばれていた』

ことは、先程紹介したとおりです。

では、

『年越しそばと節分そばに分かれた違いはあるのか?』

と言う疑問を持つ人もいるでしょう。

その答えは、

『特にない』

と言えます。

昔は、厳しい冬から春に変わる立春に食べるそばを、

『年越しそば』

と呼んでいて、それが年末に使われるようになったため、

『節分そば』

という言葉が生まれただけなのです。

意味合いとしては、特に違いがなく、単純に、

  • 年越しに食べるから、年越しそば
  • 節分に食べるから、節分そば

 

となっているだけなのです。

節分そばの慣習は地域によって異なる?

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節分そばの由来や意味について、紹介してきました。

次に、

『節分そばは、地域によって意味が違うのか?』

ということについて、紹介していきます。

関東と関西では、出汁の味が違う

関東と関西では、

『節分そばに使う出汁が違う』

という話があります。

関東では、

『かつおと昆布で取った出汁に、濃口醤油を使う』

のが一般的です。

逆に、関西では、

『かつおと昆布で取った出汁に、薄口醤油を使う』

のが一般的と言われています。

味の好みにもよりますが、関東と関西で少しずつ違う慣習があるようですね。

今でも、ちゃんと節分そばを欠かさず食べる地域は少ない

節分といえば、節分そばよりも、

『恵方巻』

の方を想像する人が多いように、

『節分そばを食べている地域が極端に少ない』

ことが言えるでしょう。

今でも節分そばを食べる慣習が残っているのは、

『信州と出雲』

だけだと言われています。

この2つの地域は、そば自体が、

『特に有名な地域』

になり、

  • 信州そば
  • 出雲そば

 

と呼ばれるのは、よく知っていることでしょう。

そのため、節分そばの慣習を今でも残しており、

『毎年必ず食べる』

というのが、当たり前になっています。

節分そばに入れる具材は?

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もし、節分そばを食べるならば、

『そばに入れる具材は何を選ぶか?』

これは人それぞれ、好みが分かれるところでしょう。

そこで、節分そばに入れる具材を少し紹介していきます。

何を入れるのが良いか、探してみてください。

三角油揚げ

まずは、三角油揚げです。

昔から、

『三角形のものには、邪気を払う力がある』

とされています。

そばの実も、三角形であることから、縁起はとても良いでしょう。

いわし

いわしを入れた節分そばです。

元々、節分にはいわしを食べることもあり、

『鰯と書いて、弱しと読む』

ことから、

『悪い気を無くしてくれる』

という意味もあるので、縁起は良いです。

とろろ

節分そばにとろろを入れてもよいでしょう。

地域によっては、

『無病息災』

を祈願して、節分そばにとろろを入れることもあるため、縁起物としておすすめです。

ニシン

ニシンを節分そばに入れても良いです。

ニシンは、

『二親』

とも呼ばれることがあり、

『子宝に恵まれる』

という意味でも使われるので、縁起が良い食べ物でもあります。

かまぼこ

かまぼこを入れるという手もあります。

かまぼこをそばに入れたものを、

『おかめそば』

とも言いますが、これは、

『お多福』

とも呼ばれ、縁起が良く、よく食べられています。

節分そばのレシピは?

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節分そばに入れる具材を紹介したところで、

『節分そばのレシピ』

を紹介していこうかと思います。

実際に、どんな節分そばを作れば良いか分からない人は、参考にしてみてください。

とろろそば

こちらは、そばを最初から作ってできた、

『とろろそば』

です。

とてもシンプルですが、これぞ日本のそばという感じがしますね。

そば打ちは、慣れるまではコツが掴めず、上手くいかないこともあるかもしれません。

ですが、

『何回か作るうちに、上手く出来るようになる』

ので、動画を見ながら試しに作ってみるのも面白いかもしれませんね。

鴨そば

そばを食べるときには、よく使われている鴨を使った、

『鴨そば』

です。

特に縁起物というわけでもないのですが、そもそも、

『節分そばは、縁起を担がなければならない決まりはない』

とされています。

それでも、日本では縁起を担ぐことが多いので、いわしなど、意味がある具材も存在するのです。

動画を見ればわかりますが、

  • そばの出汁取り
  • 茹で方
  • 鴨の調理法

 

までが、詳しく説明されています。

これを見ながら作れば、美味しいそばを作ることができるでしょう。

具材を少し変えてみても、面白いかもしれませんよ。

節分そばのレシピアイデア

節分そばの作り方を紹介しましたが、他にも様々なアイデアレシピが存在しています。

少し紹介していくので、こちらも参考にしてみてください。

ペペロンチーノそば

そばをペペロンチーノにして調理したものです。

『味付けに、そばつゆを混ぜている』

ので、そばとなんら変わらない味わいを楽しむことができますよ。

普通のそばでは、満足できない人はぜひどうぞ。

カレーそば

カレー風味の出汁に、そばを混ぜて食べるのもおすすめです。

カレーとそばの風味が意外と合い、しかも

『スパイスの香り』

で、食欲も湧いてきます。

カレーが好きな人は、ぜひどうぞ。

すだちそば

すだちをたっぷりと使った、すだちそばです。

『さっぱりとした味わい』

と、そばがとても合っているのが特徴です。

あっさり食べたい人には、おすすめですよ。

きのこそば

きのこをたくさん使ったそばです。

『きのこ好きにはたまらない』

組み合わせになっていますね。

そばとの相性も良いので、健康的に食べたい人にはおすすめです。

唐揚げそば

がっつり食べたい人には、おすすめの唐揚げそばです。

『ほぼ中華そばと化している』

のですが、好きな人は多いのではないでしょうか?

満腹になること間違いなしです。

節分で他に食べる食べ物は?

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今回は、節分そばについて紹介してきましたが、

『節分には、他に何を食べるものなのか?』

ということも、気になる人はいるでしょう。

ここでは、

『節分そば以外で、節分に食べるもの』

を紹介していきたいと思いますので、参考にしてみてください。

恵方巻

まずは、節分と言えばこれが必ずと言ってよいほど出てくる、

『恵方巻』

を紹介します。

元々、大阪の街で食べられのが始まりであり、当時は、

  • 丸かぶり寿司
  • 太巻き寿司

 

などと呼ばれていたそうです。

それが全国的に広まりを見せたのが、

『1989年に、初めてコンビニで売られ始めてから』

だと言われており、このときに、

『恵方巻』

という名前もついたそうです。

一本丸かじりするのは、七福にちなんで入れている7つの具材を逃さないことから、

『運を逃がさず、食べきる』

という意味から来ています。

けんちん汁

節分に食べる料理には、

『けんちん汁』

もあります。

けんちん汁が食べられる理由は、冬の寒い時期に行事が重なるため、

『温かいものを食べるため』

と言われています。

けんちんという名前は、鎌倉にある延長寺というお寺が、

『豆腐を崩したため、それを汁物にした』

ことから、当時は、

『延長汁』

と呼ばれていたものが、いつしか、

『けんちん汁』

になったとされる説があります。

節分に食べて、

『腸内の砂を取ることが目的』

だった、こんにゃくなどを一緒に入れて食べることもあります。

楽天で人気の節分グッズの紹介

最後に、

『楽天で人気の節分グッズ』

を紹介していきます。

何かと入用になることもあるので、活用してみてください。

なまはげのお面

 

 

節分といえば、

『豆まき』

をしないことには終わりません。

その為には、鬼の役が必要ですよね?

どこにでも売っているお面を使ってもよいですが、

「出来れば、少しリアルな方が良い」

と考える人もいることでしょう。

そんな人には、楽天で販売している、

『なまはげのお面』

がおすすめです。

程よいクオリティがあるお面で、鬼役をすれば、

『子供も大人も楽しめる』

こと間違いなしです。

少し手の混んだ豆まきをしたい人は、ぜひどうぞ。

桃太郎衣装

 

豆まきで鬼退治とくれば、これも欠かせないのではないでしょうか?

『桃太郎の衣装セット』

です。

これを着て豆まきをするだけでも、子供たちから喜ばれること間違いなしです。

先程のなまはげのお面を相手に被ってもらい、

『レクリエーション』

という形で使ってもよいです。

桃太郎役になる大人も、

『童心に返るつもりで楽しむ』

ことで、日ごろのストレスから解消されるのではないでしょうか?

まとめ

『節分にそばを食べる由来や理由は?食べる地域やレシピ・具材を紹介』、いかがでしたか?

今回のまとめとしては、

『節分そばを食べる文化を、もっと広げていったほうがよい』

ということが言えるでしょう。

今では、

『節分=恵方巻』

という図式が出来ていますが、恵方巻も元々は大阪で食べられるだけのものでした。

それが、コンビニという誰もが利用する場所に出てきたからこそ、有名になったのです。

節分そばも、

『宣伝をすること』

により、その知名度を上げることが出来るはずです。

縁起物をこのまま埋もれさせてしまうのは、もったいないですよね?

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