新年会の締めの挨拶の仕方と例文は?一本締め等の手締めや中締めも解説

会社やサークルの仲間と、新しい年もまた一緒に頑張ろうと結束を強めて士気を高める新年会。

その締めの挨拶は、とても重要な役目です。

自分がその役目を担うとなると、緊張してしまいますね。

新年会で締めの挨拶を頼まれてしまった!そんな時に役に立つよう、今回は、新年会の締めについて、その基本的な流れやポイントを解説していきたいと思います。

そのまま使える例文もいくつかご用意しましたので、ご参考にしていただけたら嬉しいです。

目次

新年会の締めの挨拶の基本と注意点

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新年会の締めの挨拶をする時は、以下の点に注意するようにしましょう。

短く簡潔に

締めの挨拶は、宴会を中断して行うものです。

隣の人と話の途中という方もいらっしゃいますよね。

長々としゃべってしまうと、場をしらけさせてしまうことも。

締めは、最小限の挨拶にとどめる意識で短く簡潔にまとめましょう。

大きな声で元気よく

歓談の声に負けないよう、大きな声で挨拶をスタートすることが大切です。

まだ会場がざわざわしていたら、そのまま挨拶を進めずに、周りが静かになって注目が集まるまで待ってから、改めて挨拶の言葉を続けましょう。

また、締めの挨拶では、最後に手締めを行います。

(手締めは、手を叩いて会が無事終了したことに感謝する行為です。後に詳しく解説しますね。)

こちらも元気よく気持ちよく行いたいものなので、音頭を取る人が先頭になって大きな声で、元気よく行いたいですね。

連絡事項を先に伝える

二次会の会場についてなど、新年会に関する連絡事項も、締めの挨拶の時にはっきりとわかりやすく伝えましょう。

連絡事項は、挨拶のはじめのうちに伝えるのがポイントです。

締めの挨拶の終わりには手締め(一本締め、三本締めなど)が入ることが多く、手締めをしてしまうと全体がお開きムードになってしまいます。

そうすると各自おしゃべりが始まってしまったりと、大切な連絡が聞こえづらくなってしまいますよね。

聞き洩らしのないよう、皆の集中が集まっているはじめのうちに、しっかり伝えておきましょう。

(伝えるべき連絡事項)

  • 二次会の時間や会場について
  • 会費の回収について

挨拶のメインを上役にお願いする

会社などで新年会を行う場合、締めの挨拶は上役の方が行うのが一般的です。

幹事や司会の方は、事前に上役へ挨拶のお願いをしておくと良いですよ。

司会の方は会の終わりを告げて参加者を注意喚起して、上役の挨拶へつなげるような挨拶をしましょう。

締めの挨拶の構成は?

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中締めと本締め

宴会の締めの挨拶には、「中締め」「本締め」というものがあります。

記念式典などの比較的規模の大きい宴会の場合、中盤の中だるみを締める目的で、中締めが行われます。

また、通常の会社などの宴会では、お店の宴会コースの時間終了などに合わせて行い、一次会で退席する人が帰りやすくする配慮の意味も持ちます。

宴会そのものは終わっていないが一次会は終了です、という区切りですね。

それに対し、正式に宴会がお開きになる時の挨拶が、本締めになります。

・中締め

宴会の途中(1時間半~2時間の間)またはお店のコース終了時に行われる。

この中締めを基準にして退席する方もいるので、重要な締めの一つ。

手締めも行う。

・本締め

最終的な会のお開きの挨拶。

招待客や主催者へお礼を述べる。

締めの挨拶の構成

締めの挨拶は、以下のような構成で行いましょう。

  • 会の終わりを告げる
  • 自己紹介をする
  • 出席への感謝を述べる
  • 連絡事項を伝える
  • 手締めをする

 

参加者は歓談中なので、初めに「閉会の時間が迫ってきました」と注意喚起をしましょう。

次に、しゃべっている自分が何者かを簡単に自己紹介し、会に出席してくれたことへの感謝の言葉を述べます。

二次会などの連絡事項を入れた上で、軽く前置きをした後、皆で手締めを行い、会の終了となります。

新年会の締めの挨拶の例文集~オフィシャル~

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主に会社の新年会を想定した締めの挨拶の例文を以下にご紹介いたします。

中締め

宴もたけなわではありますが、ここで一旦、中締めとさせていただきたいと思います。

わたくし〇〇課の〇〇と申します。

本日は、お忙しい中ご出席いただきましてまことにありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

それではわが社の今年ますますの発展を願いまして、三本締めを行いたいと思います。

準備はよろしいでしょうか。

それではお手を拝借・・・・

本締め

(例文1)

皆様、本日はご出席ありがとうございました。

宴もたけなわではございますが、お時間が迫っておりますので、ここでいったんお開きとさせていただきたいと思います。

なお、この後〇〇にて、二次会を予定しております。

お時間のあります方はぜひ、二次会にもご参加いただければと思います。

本日は皆様とこのように楽しい時間を持つことができ、今年もまた頑張ろうと気持ちを新たにいたしました。

本当にありがとうございました。

それでは、三本締めにて締めたいと思います。

皆様お手を拝借願います・・・・

 

(例文2)

ご紹介に預かりました〇〇と申します。

僭越ながら、締めの挨拶をさせていただきます。

本日は皆様とこのように楽しい場を持つことができ、とても充実した時間となりました。

今年もまた、皆様と一緒に切磋琢磨していけたらと思っております。

それでは、今後のわが社のますますの発展と皆様のご活躍をいのりまして、三本締めを行いたいと思います。

上司につなげる場合

皆様会話も弾んでおりますところ恐れ入ります。

もう少し歓談を続けたいところではありますが、会場の都合もありますため、このあたりで一旦お開きにしたいと思います。

この後二次会といたしまして〇〇にて、会場を確保してございます。

余力のあられる方はぜひ、そちらにご参加いただければと思います。

では、お開きの挨拶を、〇〇様(または役職名)にお願いしたいと思います。

〇〇様、どうぞよろしくお願いします。

新年会の締めの挨拶の例文集~カジュアル~

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ここからは、町内会や趣味のサークルなど、もう少しカジュアルな集まりの新年会での、締めの挨拶の例文をご紹介いたします。

中締め

宴もたけなわではございますが、ここでいったん中締めとさせていただきます。

お店はこの後1時間ほど時間に余裕がありますので、余力のあります方は引き続き、ご歓談をお楽しみください。

お帰りの方もいらっしゃると思いますので、ここでいったん、一本締めを行います。

それでは、お手を拝借・・・・

本締め

今日は皆さんと楽しく飲むことができ、また今年一年頑張ろうという気持ちを新たにできました。

どうもありがとうございました。

まだまだ飲み足りない方もいらっしゃると思います。

この後は〇〇にて二次会を予定しておりますので、皆様ぜひ、そちらにもご参加ください。

では、一本締めにて締めたいと思います。

お手を拝借・・・・

手締めや万歳三唱のやり方

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手締めには、以下のような種類があります。

  • 三本締め
  • 一本締め
  • 一丁締め(関東一本締め)
  • 万歳三唱

新入社員など手締めの文化に触れていない人には、こう書かても何のことだかわからないですよね。

これからそれぞれを動画を交えながら説明いたしますね。

三本締め

新年会の締めで一般的に行われるのが、三本締めです。

会社全体の大規模な宴会などで多く行われます。

(流れ)

  • 「お手を拝借」と呼びかける
  • 「いよ~」の掛け声
  • たんたんたんたん たんたんたんたん たんたんたん たん!
  • 「いよっ!」
  • たんたんたんたん たんたんたんたん たんたんたん たん!
  • 「もういっちょ!」
  • たんたんたんたん たんたんたんたん たんたんたん たん!
  • 3回目の締めのあとで、「ありがとうございました」と挨拶してお開き

 

こちらの動画で行われているのが三本締めです。

動画が挨拶部分から始まっているので、流れの雰囲気もつかみやすいですね。

しばらく話が続きますが、動画の最後のほうに三本締めをしています。

一本締め

三本締めの「たんたんたんたん たんたんたんたん たんたんたん たん」を、三回繰り返さずに一度で締めるのが一本締めです。

サークルや部署の宴会など、小規模のものは、こちらを行うことが多いようです。

(流れ)

  • 「皆様、お手を拝借」
  • 「いよ~」
  • たんたんたんたん たんたんたんたん たんたんたん たん!
  • 「ありがとうございました」
  • (拍手)

こちらの動画が、一本締めをしている様子です。

一丁締め

一本締めではなく、一丁締めという締め方もあります。

別名で「関東一本締め」といい、関東地方で主流の締め方になります。

(流れ)

  • 「皆様、お手を拝借」
  • 「いよ~」
  • パン!!(一回手を打つ)
  • 「ありがとうございました」
  • (拍手をしない)

 

いよー、の掛け声の後で一回だけぱんと手を叩く締め方で、手締めの中で一番シンプルな形です。

くどくなる、うるさくなるのを避けられるので、会社の宴会でも、こちらを行うところも多いようです。

こちらの一丁締めを「一本締め」と呼んでいる場合も多そうです。

恒例になっている場合はそれでも大丈夫ですが、混同を避けるために、

「今から一丁締めを行います。ぱん!と一回手を叩く方ですので、よろしくお願いします」

などと一言説明してから手締めに入ると、親切ですね。

こちらの動画で行われているのが一丁締めです。

万歳三唱

祝賀会や式典など、おめでたい宴会では、締めに万歳三唱が行われることがあります。

通常の新年会で万歳三唱をすることは、あまりないのではないでしょうか。

参考のため、流れを説明しますね。

(流れ)

  • 音頭を取る人がまず「万歳!」と言う。
  • 続いて全員で「万歳」を言う。
  • これを三回繰り返す。

 

こちらの動画で、万歳三唱の様子を見ることができます。

まとめ

いかがでしたか?

新年会の締めの挨拶で重要なポイントは、「すっきり短く」「大きな声で元気よく」ということでした。

このポイントさえおさえていれば、締めの挨拶は構成を練る必要もないほど、内容はいたってシンプルです。

もしも挨拶を任されても、「短く元気よく」を念頭に、自信をもってすっきり「締め」てください!

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

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