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ジカ熱の感染経路や発疹、咳などの症状・予防対策・治療方法まとめ

      2016/03/03

2015年から中南米を中心に爆発的に流行しているジカ熱ですが、最近では神奈川川崎市でも感染者が出ており、遠い国の出来事とは言えなくなってきたようです。

特に2016年8月にはリオオリンピックも行われますから、ブラジルからの帰国者によって感染を持ち帰り、日本でジカ熱が流行するという可能性もなくはありません。

日本にジカ熱が流行する可能性に関しての記事はこちら
夏のリオオリンピックや蚊の活動でジカ熱が日本で感染・流行の可能性は?

ということで今のうちからジカ熱についての一般的知識と感染してしまった場合の治療方法や予防対策を知っておくことは重要なのではないでしょうか。

ということで今回は

  • ジカ熱の感染経路は?
  • ジカ熱の症状は?
  • ジカ熱に感染しないための予防対策は?
  • ジカ熱に感染してしまった場合の治療方法は?

という観点からまとめてみました。

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ジカ熱の感染経路は?

まずはジカ熱の感染経路について。

感染経路はデング熱と同様、蚊による媒体が主です。

2月29日の毎日新聞では、東京大の理論疫学の研究チームが過去にジカ熱が南太平洋で流行した際、感染患者1人から感染した人数は 1.8人~5.8人だったとの試算を出しています。

数値が1以上だと流行の恐れがあり、また過去のデング熱の同試算結果が1人~4人であり、デング熱と同じくらいの感染率ということになりますね。

デング熱の感染といえば、2014年に日本でも大流行し、代々木公園が封鎖になった事件がありましたね。

その感染率と同程度と考えると、何だかぞっとしますね。

ジカ熱を媒介できる蚊はネッタイシマカとヒトスジシマカとう種類で、ヒトスジシマカは日本国内にも生息しています。

具体的には秋田県および岩手県以南のほとんどの地域に生息しています。

そしてこのヒトスジシマカは先程から何回か出ているデング熱の感染経由でもあるんです。

こちらがヒトスジシマカの画像ですが、「この蚊なら見たことある~!」って人も多いのではないでしょうか。

ヒトスジシマカ

日本の代表的な蚊の一種ですね。

ただ、最近になって蚊以外の感染経路もごく少数ですが報告されております。

2月3日の毎日新聞は、アメリカのテキサス州ダラス郡で人から人の性的接触による感染事例が1件発見されたと報じており、またCNNテレビによると、性的接触による感染は過去2件ほどあったということです。

そして極み付けは、英BBCの報道によれば、アメリカでは妊婦を含む性的接触による感染が疑われる報告が既に14例あるとのこと。

この他にも2月4日にはブラジルのサンパウロ市ではジカ熱感染者が輸血により血液を提供したのが原因と見られる感染者が2名出たことが明らかになりました。

ブラジル保険省は、上記の事例からジカ熱感染者は完治から30日間の輸血の禁止の周知徹底を図っています。

現在こうした「ヒトからヒト」への感染経路に関して調査が早急にすすめられています。

その上で、こうしたケースは極めて稀で感染拡大の大きな要因にはならないといいうことですが、こういったケースが増えてくると、少し怖いですよね。

今後のジカ熱のニュースの動向をしっかりとチェックしていきたいですね。

ジカ熱の症状は?

ジカ熱に感染した場合、一般的に2日~7日間くらいは潜伏期間がありその後以下のような症状が出ます。
(潜伏期間の幅としては2日~12日前後です。)

以下厚生労働省のHPの抜粋です。

ジカウイルス感染症はデング熱及びチクングニア熱と同様、蚊を介して感染します。また、ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか、症状が軽いため気付きにくいこともあります。
海外の流行地において、蚊に刺されてから数日後に、軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛等の症状が見られた場合は、医療機関を受診してください。

出典:www.mhlw.go.jp

ジカウイルスに感染しても約7割程度の方は症状が出ず、検査をしないと自身が感染しているかわからないそうです。

また、発症後の症状も比較的軽度で、また4~5日程度で軽快し、重症化することはあまりありません。

ですので、「なんだーそんなに心配することでもないじゃん」と思われるかもしれませんが、気をつけていただきたい点が3点あります。

一点目が感染症がジカ熱ではなく、デング熱だった場合

デング熱と症状が似ていますが、デング熱の場合重症化する恐れがあります。

ジカ熱はデング熱と違い、目の充血が起こる可能性があること、またジカ熱は高熱に至るケースは少ないが早期から発疹が出るケースが多く、一方デング熱は高熱が下がった頃に発疹が出るケースが多いなどの違いが見られます。

二点目が妊娠時期に感染してしまった場合

最近ジカ熱に感染した妊婦の胎児が小頭症にかかるケースが多くあり、その因果関係が少しずつ明らかになっています。

ジカ熱と小頭症の関係性について以下の記事をご参照ください。
妊娠時期のジカ熱は小頭症と関係有?その割合・確率や寿命などの症状も調査してみた

この他にも、ジカ熱感染者がギラン・バレー症候群という手足が動かなくなってしまう病気になってしまう事例が多く見つかっており、その因果関係の究明が早急に行われています。

ジカ熱自体は風邪と同程度の軽症で、発熱も38.5℃を超える高熱になることはあまりないのですが、それによって引き起こされると疑われている病気が非常に怖いですね。

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ワクチンや予防策は?

予防接種のワクチンはあるのか?ということですが、残念ながら現時点までに有効なワクチンは存在しておりません。

2月12日のWHOの記者会見では

効果を実証する臨床試験の実施には少なくとも1年半はかかる

とも述べられており、ワクチンが出るのはしばらく後になってしまうことが予想されます。

ですので、現在できる一番の感染予防対策は

蚊にさされないようにする

ということになりますね。

まず、中南米などの流行地域への渡航は控えた方が良いでしょう。

特に妊婦の方はよっぽどのことがない限り流行地域への渡航は控えた方が良いと思います。

それでも止むを得ず流行地域である中南米地域などに渡航するときは厳密な防蚊対策が必要になります。

  • 虫よけスプレーなどの蚊の忌避剤を使用
  • 長袖、長ズボンを着用

虫よけスプレー

上記の2つは渡航地域に行く際は必ず行ってください。

また虫よけスプレーの使用に関しては以下の点も行うことが望ましいです。

  • 虫よけスプレーが落ちないように汗をかかない
  • 二時間ごとに塗り直す

日本の虫よけ有効成分のディートの濃度が規制されており、本来なら20%以上が望ましいのですが、最大12%しか含むことができません。
(海外にはディート100%があるんだとか…それはそれで怖いですよね…)

ですので、2時間ごとに塗り直さないと効果が持続しないんです。

また帰国後、10日間程度はジカ熱が潜伏している場合もあるので日本でのジカ熱流行を防ぐためにも、上記のような厳密な防蚊対策をしておきましょう。

またこちらは日頃から気をつけたいことですが蚊の生育を防ぐために、周囲の水たまりをなくすのも有効な手段です。

蚊は水の中に卵を産みます。しかもほんのちょっとの水があれば十分です。
(例えば植木鉢の受け皿の水とか)

水たまり

なのでこうした水たまりをなくすのも有効な手段といえます。

これは今からでも気をつけることができますね。

これは余談ですが、2月17日には産経デジタルによればインドでは熱帯魚グッピーが蚊の幼虫ボウフラ駆除として注目されているそうです。

インドでは熱帯魚グッピーを活用したボウフラ対策はマラリアやデング熱対策でも効果があり、グッピーを玄関の水槽に入れておくことで、生まれたボウフラをグッピーが根こそぎ食べてくれるんだとか。

インド南部マイソールのNGO代表によれば「家の周りの蚊が半分になった」とコメント。

興味がある方は試してみてはいかがでしょうか。

ただ、日本ではグッピーって高いんですよね。

ちなみに僕は放置していた庭から蚊が大量発生した嫌な思い出があります…

二度と思い出したくない…

そして、蚊以外の感染経路として疑われている「ヒトからヒト」への感染。

上記の「ジカ熱の感染経路は?」でも書いたのですが、現在感染事例として上がっているのはジカ熱感染患者との性的接触とジカ熱感染患者からの輸血です。

輸血に関しては医療従事者が防ぐことなので私達には何もできませんが、性的接触に関しては

  • 渡航地域からの帰国後やジカ熱が疑われるパートナーとはできる限りしない
  • 仮に行う場合は避妊用具は絶対に使う

ということを徹底しましょう。

特に妊婦の方は赤ちゃんを小頭症から守るためにも上記のことを徹底しましょう。

 

ジカ熱に感染してしまった場合の治療方法は?

それでは予防対策をしていたが、発疹や目の充血などジカ熱の感染が疑われる場合はどうしたらよいか。

これはすぐに近くの病院に行きましょう

日本でも2月2日にいよいよジカ熱を「4塁感染症省」に指定しました。
ですので、ジカ熱患者を診断した医師は必ず保健所に報告しなければいけません。

また、全国の検疫所や研究機関でジカ熱の感染を調べる試薬が配布されこれから約90箇所の施設でジカ熱に感染しているかどうかの検査が可能になります。

こういった施設も積極的に利用していきましょう。

特に妊婦の方は流行地域から帰国する際は感染の疑いがなくとも、空港になる相談所に行くのが望ましいと思います。

最近では妊婦がジカ熱に”無自覚”感染し、胎児が小頭症だけでなく頭部に水が溜まり、脳が消滅している事例が報告されました。

妊娠時期のジカ熱感染は小頭症以外の様々な病気の原因にもなるのでは?と疑われ始めています。

そして現在感染後の治療としては現時点ではワクチンもでていないので、特定の治療薬ではなく対症療法になります。

対症療法とは、症状の原因を取り除くのではなく、症状を軽くするための治療です。

ともかく、感染が疑われた際は医者に早期診断してもらうことが最重要です。

 

まとめ

今回はジカ熱の感染経路や症状、そして予防策・治療方法についてまとめてみました。

こういった感染症は事前に知識を蓄えて予防から始めることが重要です。

今回の記事が皆さんがジカ熱について知る上で助けになれば嬉しいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

以下の記事もどうぞ!

ジカ熱流行でブラジルのリオオリンピック開催中止や延期といった見直しはあり得るか?

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