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妊娠時期のジカ熱は小頭症と関係有?その割合・確率や寿命などの症状も調査してみた

      2016/03/03

2015年5月から中南米を中心に爆発的に流行しているジカ熱。

中南米では25カ国以上の国、地域に広がっており、感染者数は約400万人に至ります。

2016年8月に開催されるリオオリンピックの開催地ブラジルでも、ジカ熱は大流行・蔓延しており「リオオリンピックは中止になるのでは?」という声まで出ています。

ジカ熱によってリオオリンピックが中止の可能性に関しての記事はこちら
ジカ熱流行でブラジルのリオオリンピック開催中止や延期といった見直しはあり得るか?

驚異的なスピードで広がりつつあるジカ熱ですが、なんと日本人からも感染者が出ました。

となると、「日本でも流行するんじゃないの?」と心配しますよね。

2014年には、日本でもデング熱の大流行により東京の代々木公園が一時閉鎖になったこともありました。

日本でジカ熱が流行する可能性に関しては以下の記事をご参照ください。
夏のリオオリンピックや蚊の活動でジカ熱が日本で感染・流行の可能性は?

今後さらなる流行が予想されるジカ熱ですが、ジカ熱自体は約7割程度の方は症状が出ず、検査をしないと自身が感染しているかわからないそうです。

また発症後の症状も比較的軽度で、また4~5日程度で軽快し、重症化することはあまりありません。

しかし、現在世界的に大問題になっているのはジカ熱が妊娠時期の妊婦に与える影響です。

現在、中南米を中心にジカ熱に感染した妊婦から小頭症の赤ちゃんが生まれるケースが多発しております。

今回は、このジカ熱と胎児への影響について

  • ジカ熱と小頭症の因果関係や割合はどのくらい?
  • 小頭症の症状や赤ちゃんの寿命は?

という2つの観点からまとめていきたいと思います。

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ジカ熱と小頭症の因果関係や割合はどのくらい?

赤ちゃん

ジカ熱と胎児の小頭症には関係があるのではないか?」と疑われ始めたのは、ジカ熱が流行しているブラジルで小頭症の赤ちゃんが急増したからです。

ブラジルでは昨年の3月から今年の1月で小頭症にかかる赤ちゃんの数は4000人を越し、例年の20倍と言われています。

また小頭症の胎児がいた妊婦の羊水や亡くなった小頭症の胎児からジカウイルスが検出されたことから、ジカ熱と小頭症の関連性が強く疑われているわけです。

またWHOは2月1日時点で

科学的に証明されていないが、強く疑われる

と表明しています。

最近ではアメリカで、南米などの流行地域にてジカ熱感染したと疑われる妊婦9名のうち、1人が小頭症の赤ちゃんを出産していたことが明らかになりました。

アメリカでは、ジカ熱と小頭症の関係が疑われるケースは初めてということです。

上記のアメリカの事例をまとめると、以下のとおりです。

  • ジカ熱に感染したのは妊婦9人
  • 9人中1人が小頭症の赤ちゃんを出産
  • 9人中2人が流産
  • 9人中2人が検査で胎児の脳に異常が見つかり、人口中絶
  • 9人中2人が現在も妊娠中
  • 9人中2人が無事に健康的な赤ちゃんを出産

少なくとも胎児に何らかの異常があった(脳への異常)のは、9人中3名ということになります。

割合や確率で言えば、3分の1の確率といえるでしょうか。

ちなみに先天的な小頭症(小頭症の詳細は下に記載しています)になる赤ちゃんの確率は10万に1人と言われています。

またブラジル保険部は23日の報告書にて小頭症にかかった新生児583人のうち、ジカウイルスとの関連性があった新生児は67人であったことを報告しました。

上記のアメリカのケースでは、9名という極めて少ない母体数なので、これ以上の推理は控えますが、今回のアメリカでの発症事例や上記のブラジル保険部の報告はジカ熱と小頭症の因果関係の疑いをさらに強くする事例になったといえるでしょう。

その因果関係に調査に関してですが、WHOの国際保険非常事態担当のブルース・エイルワード2月19日は以下のようにコメントしています。

「ジカウイルスと小頭症・神経麻痺の間の因果関係が立証されるには4~6カ月かかるものとみられる」

出典:headlines.yahoo.co.jp

まだまだ因果関係の究明には時間がかかりそうですね。

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小頭症の症状や赤ちゃんの寿命は?

妊婦

小頭症には先天的なものと後天的なものがあります。

まず後天的な小頭症の場合。

出生時の脳の大きさは約330グラムで2歳までにその容積は約3倍となります。

当然、脳が大きくなるにつれて通常は頭も大きくなります。

この頭を形成する頭蓋骨ですが、これは多数の骨が組み合わさって頭の形を形成しています。

この骨の組み合わせと縫合(ほうごう)といいます。

ですので、頭蓋骨の場合は頭蓋骨縫合ですね。

しかし、頭蓋骨の縫合が早期に完成してしまったり一部の縫合が欠損してしまったりすると、脳の発達に応じて頭蓋骨が適切な形で大きくならないため、頭蓋骨癒合症(ずがいこつゆごうしょう)または狭頭症(きょうとうしょう)という病気になってしまいます。

この頭蓋骨癒合症を小頭症と呼ぶこともあるそうですが、厳密には区別されています。

この上記の病気は後天的な小頭症です。

続いて先天的な小頭症の場合。

こちらは頭蓋骨の縫合が問題ではなく、出生時から脳の大きさが小さい場合です。

脳の発育が悪いことから脳体積が小さくなってしまい、結果的に頭蓋骨の体積も小さくなってしまいます。

この場合、頭蓋骨の早期癒合は全くありません。

当然脳が発達しないため、身体的、知的発育が遅れてしまいます。

続いて小頭症の検査方法ですが出生前に超音波や高周波音波などを使用し、コンピュータなどで早期診断できる場合も有ります。

出生後は24時間以内に頭囲を測定し、疑いのある場合は脳の画像診断や頭囲の定期的な測定が行われ症状の確定を行います。

そして治療方法ですが後天的な小頭症の場合、頭蓋骨癒合症に対する手術が行われ、早期発見による手術であれば、知能等への影響は少ないと言われています。

しかし先天的な小頭症の場合、脳の発達の遅れが問題で現時点までに有効な治療法はなく、発達の遅れなどの小頭症によって生じた別の症状への治療が行われております。

また現時点までに小頭症になる明確な原因はわかっていません。

今回のジカ熱と小頭症との因果関係が明らかになれば、小頭症の原因究明も進むのでしょうか。

そして小頭症にかかった赤ちゃんの寿命ですが、ここではブラジルの事例を例として挙げてみます。

CNN(米ニュース番組)によると、ブラジルで小頭症にかかった乳児3500人のうち、46人が亡くなっているとのことです。

約1%の割合で早期に乳児が亡くなっているということになりますね。

小頭症にかかった乳児の寿命に関しては深刻な場合だと早期で亡くなってしまうケースもやはりあるようです。

 

まとめ

今回はジカ熱と小頭症の関係をメインにまとめてみました。

ここまで読んで頂いた方でしたら、ジカ熱が胎児に与える影響はどれほど怖いかわかったと思います。

私自身も書きながら、感染地域への渡航はしばらくは控えよう…と思った次第です。

ジカ熱の症状や予防・治療方法に関する記事はこちらを参照ください。
ジカ熱の感染経路や発疹、咳などの症状・予防対策・治療方法まとめ

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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