パイナップルを食べ過ぎると舌がチクチクする?食べ過ぎると太るのかも徹底解説

パイナップルを食べすぎると、よく舌がびりびり痛くなりますよね。

本記事では

  • どうしてパイナップルを食べすぎると痛みが生じるのか
  • パイナップルを食べすぎると太るのか

などについて、解説していきます。

目次

パイナップルを食べ過ぎると口がチクチクする理由は?

https://twitter.com/yuuumin___0531/status/1052528777048150022

パイナップルを食べると口がチクチクするのは、パイナップルに含まれるプロメリン(ブロメライン)というたんぱく質分解酵素が原因です。

これが、口の中や舌を覆う粘膜(たんぱく質)を溶かしてしまうことで炎症を起こしたり、かぶれの原因になっているのです。

あまり量をとりすぎると、粘膜が破れ出血することもあるので要注意です。

その他、熟していないパイナップルによく含まれているシュウ酸カルシウムという物質にも気を付ける必要があります。

これも、粘膜や肌を攻撃し、痛みや肌荒れの原因となります。

一時的に荒れたとしても、口腔内の粘膜はすぐに新しいたんぱく質に覆われ再生されるので、それほど気にするものではありません。

とはいえ、一時的にでも痛みがあると気になってしまいますよね。

パイナップルの口のチクチクを予防する方法は?


引用元:https://pixabay.com

まずは、完熟したパイナップルを選びましょう。

熟していると、シュウ酸カルシウムが含まれていないため、これによるチクチクを予防することができます。

次に、ブロメラインについては、加熱することで対策することが可能です。

というのも、60度以上の高温にあてると、ブロメラインはその効力を失ってしまうからです。

そのため、電子レンジや沸騰したお湯などで湯がくなどすると、チクチクを予防することができ、安全に食すことが可能になります。

さらに効果的なのは、生のパイナップルではなく缶詰のパイナップルを利用するというものです。

缶詰のパイナップルはすでに加熱殺菌など加工済みのため、ブロメラインやシュウ酸カルシウムによる痛みの心配がありません。

ただし、そのほかの栄養も失われており、砂糖だけが非常に多いため、食べすぎには注意です。

これらの事実から、最も確実に痛みを避けようとするときには、缶詰のパイナップルを選択することをお勧めします。

パイナップルを食べ過ぎると太る?

パイナップルなどフルーツは甘いため、食べすぎると太るんじゃないかと思う方は多いと思います。

しかし、答えはNOです。

上のツイートのような血液型との関係は全くありません。

その理由を以下で説明しますね。

糖分にはいくつか種類があり、最も太りやすいのはブドウ糖、次が砂糖、その次が果物などの果糖であるという研究が発表されています。

つまり、糖分によって太る原因は食べる量ではなく、摂取する糖分の種類がメインであるということです。

ただし、同じ果糖でも天然由来のものではなく、スポーツドリンクなどに含まれる人工的に作り出された果糖(異性化糖)は体重の増加に直結します。

そもそも肥満とは、血糖値の上昇による体重の増加を指します。

果物に限らず食事をとれば、血糖値が上昇するのは当然のことなのですが、その上昇の程度が大きすぎると体が吸収しきれず脂肪となって蓄積されてしまうのです。

果物などの果糖は、血糖値の上昇をそれほど引き起こさず、また吸収されやすい成分のため、むしろ食べ過ぎても問題はありません。

それどころか、肥満解消のみならず、便秘や高血圧にも効果的です

積極的に摂取して、健康なエネルギーを蓄えましょう!

実際に、朝ごはんをパイナップルやバナナに変えるという、いわゆるパイナップルダイエットやバナナダイエットなどが流行したことがありましたよね。

これもきちんと科学的な根拠に基づくものだったということですね!

太りにくいパイナップルの食べ方は?


引用元:https://pixabay.com

パイナップルのような栄養価の高い果物は、そのまま食べてもそれほど肥満には影響しません。

むしろ、『果物の食べすぎは肥満の原因になる』という間違った説が流れたせいか、日本人の果物摂取量は年々減少傾向にあります。

むしろ食べすぎなくらいでちょうどよいのです。

さらにプラスなのは、単体で食べるのではなく、おかずの材料として果物を加えてしまうことです。

こうすることで、さらに効率よくエネルギーを摂取でき、またほかの食材との相性によって吸収率がよくなるなど、相乗効果が期待できます。

詳しくは、次の項で説明しますね!

パイナップルの成分プロメリンと料理のあれこれ


引用元:https://pixabay.com

パイナップルに含まれる代表的な成分と言えばプロメリン(ブロメライン)

先ほどの『パイナップルを食べすぎると口がチクチクする理由は?』の項で、たんぱく質を溶かす効果を持っていると述べました。

これだけ見ると悪影響しかないように思うかもしれませんが、実はブロメラインには良い効果もあるんです。

果汁の中に入れると肉が柔らかくなる

たんぱく質を分解するので、硬いお肉を柔らかくし、食べやすくしたり紹介をよくしたりする効果があります。

代表的なのは、酢豚です。

上のツイートでも酢豚が紹介されていますね!

ただし、熱を加えるとブロメラインの効果が失われてしまうので、調理前に酢豚に使用するお肉をパイナップルの果汁に着けておくのがベストです。

こうすることで、お肉を柔らかくし、またパイナップルの果汁をお肉が吸って濃厚な味になります。

ゼリーを入れると固まらない

https://twitter.com/Hozzi_popo/status/1088318451058335745

パイナップルゼリーって私たちにとっておなじみのデザートですよね。

でも実は注意しないといけないことがあるんです。

それは、パイナップルゼリーを作る際には、ゼラチンを使ってはダメだということ。

なぜなら、ゼラチンはたんぱく質でできているからです。

生のパイナップルに含まれるブロメラインがゼラチンを溶かしてしまうため、一緒に入れても固まらないんです。

缶詰のパイナップルならゼリーを入れても固まる

ただし、缶詰のパイナップルであればゼラチンでもOKです。

缶詰のパイナップルは加熱殺菌済みであり、ブロメラインが働かないからです。

缶詰のほか、ジャムなどで代用してもOKです。

『ゼラチンは加工品』と覚えるとわかりやすいですね!

生のパイナップルゼリーを作りたいなら寒天を使用

もしも、どうしても生のパイナップルを使ってゼリーを作りたいのであれば、ゼラチンではなく寒天を使用しましょう。

動物性由来のゼラチンではなく、植物性由来の寒天であれば、ブロメラインの影響を受けることはなく、溶けることはありません。

生のパイナップルを使ったゼリーは寒天で作るとよいでしょう。

『寒天は生』と覚えてください!

パイナップルと相性のいい食べ物

パイナップルは一緒に食べることで、体に良い効果を及ぼす組み合わせが多数あります。

例えば、キウイフルーツやイチゴと一緒に摂取すると疲労回復効果が期待できます。

また、アボカドやバナナ、ヨーグルトと一緒に摂取することで美肌効果があると言われています。

以下に、相性の良い組み合わせをまとめます。

果物名 効能
いちご、さくらんぼ、ぶどう、栗 疲労回復
キウイフルーツ、パセリ、パプリカ、アボカド 美肌効果
バナナ、マンゴー、レモン、イチジク 高血圧の予防、動脈硬化の予防
牛乳、大豆、モモ、干しブドウ 骨粗しょう症
みかん、りんご、やまいも 消化を助ける
カシューナッツ、ごま、そば 血行促進効果、健脳効果

参照元:https://tabeawase.sakura.ne.jphttp://karadastyle.com

パイナップルと相性の悪い食べ物

逆に、一緒に食べるのは好ましくなかったり、美味しくなくなる食べ物もあります。

例えば牛乳です。

「あれ?さっき相性のいい食べ物に牛乳があったよね?」と思った方、正解です。

栄養の面では確かに相性が良いのですが、ここで問題なのは味です。

牛乳とパイナップルと一緒に摂取すると、乳製品特有のたんぱく質とブロメラインが結びつくことで、ペプチドという苦みのある成分に変化してしまいます。

よって一緒に食べるとおいしくないのです

ただし、同じ乳製品でも、ヨーグルトは食べ合わせの組み合わせとしてよく、むしろカルシウムの補給が促進されるようです。

ブロメラインのその他の効力

ブロメラインのその他の効力として、腸内の働きを活発にするというものがあります。

これにより、便秘や下痢の改善など消化器官の調子を整えたり、有害物質を除去する作用があります。

さらに、関節炎にも治癒作用があります。

決して悪い影響ばかりではないのです。

パイナップルのおすすめレシピを紹介

アボカドとパイナップルのシーチキンサラダ

パイナップルはアボカドと一緒に食べることで、美肌効果が期待できます。

サラダにして生のまま食べることで、栄養を壊すことなく効率的に補給しましょう!

[blogcard url=”https://cookpad.com/recipe/5564023″]
  1. カットしたパイナップル、皮をむいたアボカド、ヘタをとって食べやすく切ったトマト、シーチキンを一緒にボウルに入れる。
  2. 塩・胡椒をふる。
  3. マヨネーズなどのドレッシングをかけて混ぜ合わせる。
  4. ボウルの中の材料をすべてまぜ合わせる。
  5. 最期に鰹節などを乗せて出来上がり。

失敗知らず☆チキンのパイナップルソース

パイナップルの酸味と鶏肉のうま味が相性抜群です!

隠し味の醤油がコクを生みます。

[blogcard url=”https://cookpad.com/recipe/5487615″]
  1. 鶏もも肉を食べやすい大きさに切り、塩・コショウを振ります。
  2. ニンニクをみじん切りにします。
  3. パイナップルをフードプロセッサーにかけます。
  4. 鶏肉を皮目を下にして、油をひかずにフライパンで焼き目がつくまで焼きます。
  5. 焼き目がついたら、裏返して裏面にも焼き目がつくまで焼きます。
  6. ニンニク、日本酒を入れ、ふたをして蒸します。
  7. パイナップルを全体に入れ、お醤油をかけた後弱火で煮ます。
  8. 鶏肉をお皿に盛り付け、黒コショウをかけます。

ミルクパイン寒天

混ぜて冷やすだけで簡単にできる、パイナップルのデザートです!

[blogcard url=”https://cookpad.com/recipe/5458038″]
  1. 沸騰させた水に粉寒天を加え全体に均等になるように混ぜる。
  2. 火を止めた後、牛乳と砂糖、バニラエッセンスを加える。
  3. 容器に流しいれた後、パイナップルを入れる。
  4. 冷蔵庫で冷やす。

 

おいしいパイナップルを紹介

フィリピン産S&Wまた食べたくなるパイン

フィリピン産S&Wまた食べたくなるパイン 葉付き中〜大玉(6〜8個入)約12kg

パイナップルと言えば、南国のフルーツですよね!

パイナップルやバナナの世界随一の生産国でであるフィリピン産のパイナップルがこれでもかというほど盛られています。

DOLEスウィーティオパイナップル

フルーツジュースで業界大手のDOLEが手掛けたパイナップルです!

甘味がギュッと詰まっていておいしいですよ!

まとめ

今回は、パイナップルを食べすぎると口がチクチク痛くなることや、食べすぎると太るのかについて解説しました。

まとめると、

  • パイナップルに含まれるブロメラインというたんぱく質分解酵素が原因。
  • ブロメラインを避けるには、加熱するか完熟のパイナップル、もしくはパイン缶を使うとよい。
  • ゼリーを作る際はゼラチンではなく寒天を使用する。
  • パイナップルの食べ過ぎで太ることはない。
  • むしろ積極的に食すべき。

 

ということでした。

ぜひ、パイナップルを活用して健康な毎日を!

この記事を読まれた方は下記記事もおすすめです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

関連記事