一日のご褒美に、お風呂の後に、飲んだ後にいただく、アイスは絶品ですよね!
アイスが美味しくて、つい習慣になっている方もいらっしゃるのでは?
アイスを食べる楽しみと、太るかもという心配と、ときに天秤にかけて悩むことも。
そこで今回は、
『アイスを毎日食べると太る?太りにくい食べ方やアイスも徹底解説』
と題して、お届けします。
これで、アイスを食べる楽しみを、思う存分味わっていただければ、幸いです!
目次
アイスを毎日食べると太る?
アイスクリームは何でできている?
アイスクリームやソフトクリームは、乳固形分や乳脂肪分などの乳成分と、糖分、卵などからできています。
甘い乳成分いっぱいの液体を、脂肪のついた空気の粒と、氷の結晶が支えているイメージです。
アイスクリームには、牛乳や生クリームなどの乳成分 100mlに、角砂糖が10個分の砂糖と卵1個が入っています。
いかがでしょうか!
カロリー的には、100gあたりおよそ180kcalのようです。
なんとなく、ダイエット中やカロリーを気にされている方にとっては難敵という印象ですよね。
砂糖で太る?
お砂糖いっぱいのアイスクリームですが、砂糖は特別カロリーが高いわけではありません。
茶碗一杯のごはん(150g)252kcalと比べても、コーヒー一杯に角砂糖1−2個でおおよそ15kcal。
よほど大量に摂取しなければ、大幅にカロリーオーバーということもなさそうですよね。
太る印象の砂糖ですが
- 一度に大量に摂取しない
- 1日の消費カロリーとのバランスを考える
など、食べ方に注意すれば、上手にコントロールできそうです。
脂肪で太る?
脂肪(脂質)で太るのは常識だと思っていませんか?
確かにカロリー的には、炭水化物やタンパク質の1gあたり4kcalと比べると、脂質は1gあたり9kcalですから、太りやすい印象ですよね。
ところが脂質は消化に時間がかかるために
- 腹持ちが良い
- 血糖値が急激に上がらない
- エネルギーが長持ちする
という特徴があるので、カロリー以上に太りやすくないということが言えます。
脂質は体の中で、細胞膜やホルモン、ビタミンの吸収を助けるほか、皮下脂肪の材料になります。
なければ良いのにという皮下脂肪は、内臓の保護や体温の保持のために大切な役割があります。
脂肪は、人間にとって欠かせない栄養素の一つなんです。
冷たいと太る?
冷たいものは太るというより、冷たいものの食べ過ぎで身体が冷えると、太りやすくなる、というのが正解です。
身体が冷えている人は、エネルギーの代謝が活発ではないので、基礎代謝が低い傾向があります。
燃費の良い、いわゆる燃えにくい身体です。
運動量を増やしたり、筋肉の量を増やしたりして、基礎代謝をあげる工夫をしてあげるといいかもしれません。
身体が凍えるほど、たくさんのアイスを食べたら、太るより先に、お腹を壊しそうですよね!
何事も適度が一番。
毎日アイスを食べて太るとは必ずしも言えないようです。
アイスの量や食べ方の工夫、食べるアイスの種類を選ぶなど、アイスとのおつきあいの仕方を工夫してみてはいかがでしょう?
アイスの種類はどんなものがあるの?
アイスの種類は決められている
アイスの種類は成分の違いで、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」と「アイスクリーム類及び評価の表示に関する公正競争規約」という法律によって決められています。
成分によって、
- アイスクリーム
- アイスミルク
- ラクトアイス
- 氷菓
の4種類に分けられます。
このうち、アイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイスはアイスクリーム類と言われます。
パッケージの原材料表示欄を見ると書いてあるので、チェックしてみてください。
アイスクリーム
アイスクリームは、アイスクリーム類の中でも、含まれる「乳固形分の量が15%以上 うち乳脂肪分が8%以上」とされています。
強いコクや濃厚な味わい、なめらかな口どけを楽しむなら、ミルクの成分がたっぷりのアイスクリームがおすすめ。
素材の牛乳や卵の品質にもこだわった商品が数多く出ています。
お値段は少し割高になりますが、ご褒美アイスにはぴったりですね!
少しの量でも満足感が得られるので、ちょっと口寂しいというときにもおすすめです。
アイスミルク
アイスクリームとアイスミルク、なんだか名前が似ていますよね。
違いは、「乳固形分10%以上 うち乳脂肪分3%以上」と含まれる乳成分の割合。
内容的には、牛乳と同じくらいの乳成分が含まれているので、栄養分も似ているようです。
また、植物性の脂肪が使われている製品もあります。
アイスクリームと比べて、ふわっと軽い口どけで、比較的あっさりと味わいが特徴です。
ラクトアイス
ラクトアイスは、「乳固形分3.0%以上」となっています。
乳脂肪分についての決まりはなく、植物油脂が多く配合されている場合があります。
そのため、口あたりはさっぱりとしていますが、なかにはカロリーは高いものもあります。
意外ですが、味の印象や、乳脂肪分が少ないからといって、カロリーが低いわけではないんですね。
気になる方は、成分表示をチェックしてから購入することをおすすめします。
氷菓
乳固形分が3%以下のアイスは、「食品、添加物の規格基準」によって、氷菓と表示されます。
主に、果汁を凍らせたシャーベットやかき氷、アイスキャンディーなどがあります。
氷の冷たさがダイレクトに感じられるので、涼が欲しいときにぴったりのアイスです。
爽やかな味わいなので、重めの食事の後の口直しにもいいですね。
4種類のアイスの中では、カロリーが一番低いので、ダイエット中の方にもおすすめです。
ソフトクリーム
アイスクリームとソフトクリームの違いは、温度にあります。
アイスクリームは、材料を混ぜたものを-30℃ほどで急速冷凍させ、お店では-18℃以下で保存されています。
お店で、ソフトクリームがクルクルと出てきたときの温度は-5から-7℃。
アイスクリームが溶けると甘く感じられますよね。
ソフトクリームはアイスクリームがただ溶けたものというわけではなく、この-5℃から-7℃で一番美味しくなるように、作られています。
ジェラート
ジェラートは、イタリア語で「アイスクリーム」と定義されていて、広い意味では凍ったお菓子のことを言います。
アイスクリームよりも乳脂肪分が、5%前後と少ないことが特徴です。
素材の特徴を生かした味わいを楽しめるのも、ジェラートの魅力です。
また、ソフトクリームと比べると、製品の温度は-8℃ほど。
含まれる空気の量も少ないので、ソフトクリームより固くてアイスクリームより柔らかい印象です。
アイスに含まれる空気の量は、口当たりの印象を左右します。
多いほど、ふんわり柔らかく、少ないほどどっしり濃厚になります。
太りにくいアイスの種類や食べ方は?
太りにくいアイスの種類
脂肪分が少ないアイス
シャーベットやかき氷など、原材料に脂肪分が含まれないものはカロリーが抑えめです。
果汁を凍らせただけのアイスや、フルーツを丸ごと凍らせたようなアイスもあります。
また、栄養表示欄のあるアイスもあるので、カロリーや含まれる脂肪や炭水化物の量をチェックしてから購入してもよいですね。
糖質の少ないアイス
アイスクリームは、一般的に100gあたり180kcalとカロリーが高めですが、含まれる糖質の割合が少ないのが特徴です。
ショートケーキが100gあたり308kcal 炭水化物47gなのに対して、アイスクリームは100gあたり180kcal 炭水化物23gと、糖質で見ると少ないですよね。
砂糖や小麦粉、米などの糖質(炭水化物)は、消化されてグルコースとして吸収されます。
ところが、血液の中に過剰なグルコースが残ると、エネルギー源の脂肪として蓄えられます。
炭水化物が脂肪にならないためには、この血中グルコース(血糖値)の急激な上昇を抑える必要があります。
最近では、糖質の少ないアイスも市販されているので、気になる方はぜひ、探してみてくださいね。
太りにくい食べ方
お腹が空いているときに、アイスを食べない
お腹が空いているときにアイスを食べると、食べ過ぎてしまう可能性があります。
また、お腹が空いているときに大量の糖分が入ると、血糖値が急上昇して、余った糖分は脂肪として蓄えられます。
ですから、食事の後、緩やかに血糖値が上がった状態で、アイスを食べことをおすすめします。
お腹もある程度いっぱいですから、食べ過ぎ防止にもなります。
おやつとして食べる
冷たいアイスを食べると、身体は下がった体温をあげようとして代謝が上がるので、結果太りにくいとも言われます。
また、炭水化物と同時に脂肪分を摂取することで、急激な血糖上昇をある程度、抑えることができるそうです。
冷たい口当たりは、シャキッと背筋も伸びますし、おやつにアイスはぴったりですね。
運動の前後
運動の前にアイスを取ると、糖質はエネルギーとして使われるので、太りにくくなります。
また、運動の後は、筋肉に疲労が溜まっています。
この時、乳化した脂肪分と糖質がバランスよく配合されたアイスを食べると、疲労回復が早まるとも言われています。
ダイエット中にアイスが食べたくなったら、運動の前後がおすすめです。
太りにくい時間帯
午前中
朝にアイスを食べるとリラックスできたり、目覚めが良くなるとも言われています。
冷たいアイスは、気分もリフレッシュさせてくれますよね。
また、午前中は身体がこれから活動する時間帯なので、エネルギーとして使われやすくなります。
朝ごはんにアイスを食べる方もいるとか。
お腹の弱い人や食べ過ぎが心配な方には、注意が必要ですが、興味のある方はチャレンジしてみてもいいかもしれませんね!
寝る前は控える
夜寝ている間は、消化器官の胃や腸もしっかり休ませると、睡眠が深くなります。
睡眠をしっかり取ると、食欲を抑えるホルモンと、食欲を増進させるホルモンのバランスが整い、昼間の食欲が抑えられます。
逆に、睡眠がよく取れないと、これらのホルモンバランスが崩れて、太りやすくなります。
あまり寝ていない日など、異常に食欲を感じることはありませんか?
仕事などで生活が不規則になりがちなときほど、夜の暴飲暴食を控えて、体に負荷をかけないようにしましょう。
アイスを毎日食べるとなる可能性のある病気は?
胃や腸の不調
体温よりとても温度の低い、冷たいアイスを取ると、胃や腸などの消化器官に負担がかかります。
結果、胃もたれや胃痛、下痢などの辛い症状がおきます。
胃や腸の疲れが積み重なると、自律神経の失調が起こりやすくなり、疲労やむくみ、倦怠感が取れにくくなります。
アイスを食べると、とても幸せな気持ちになれますよね。
適度にリラックスできる量にとどめましょう!
肌荒れ
アイスの食べ過ぎで、消化器官に負担がかかると、下痢などによって老廃物の排出がうまくいかなくなります。
体に溜まった老廃物は、血液に乗って全身をまわります。
最終的には、皮膚で排出しようと、角質や毛穴の脂肪と結びついて、ニキビや肌荒れを起こします。
肌荒れでさらにストレスがかかり、またさらに胃腸の不調や肌荒れが。
アイスには、細胞の原料になる脂肪が含まれていますから、お肌の再生にも必要な栄養素です。
適度に楽しんで美肌をキープしましょう!
生活習慣病
アイスには、糖質や脂肪分が多く含まれています。
砂糖や脂肪分の取りすぎは、血糖値の乱高下を招き、肥満や中性脂肪の増加にも繋がります。
毎日アイスを食べる習慣がつくと、最初は少なめだった量も、ストレス発散などを理由にどんどん増える可能性があります。
適度にコントロールして、アイスとのおつきあいを長く楽しみましょう!
太りにくいアイスを紹介
ノンシュガー!ジェラート屋さんの手作りアイス
こちらは糖質1個あたり2.4g〜の、楽天でも評判の糖質制限アイスです。
たっぷりの牛乳と生クリームが入っているのに、ノンシュガーだから糖質制限中の方でも安心。
ダイエット中だからと、味気ないスイーツばかりだと、どうしてもフラストレーションがたまりますよね。
アイスならではのコクやまろやかさを、罪悪感なく味わっていただけます!
糖質カットのあずきアイス
楽天評判のこちらのアイスは、糖質2.4gと一般的なアイスと比べて糖質が大幅にカットされています。
あずきは元々糖質の多い食材ですが、皮と煮汁のみを使用し、糖質をカットしながら風味を存分に生かした味わいになっています。
ショップでは、他にも、ミルク、チョコ、バニラ、抹茶のほか、マンゴーやブルーベリー味もあるのでぜひ、チェックしてみてください。
砂糖・牛乳不使用の豆乳アイス
豆乳アイスは、ダイエット中にもぴったりで人気ですよね。
こちらは、砂糖も牛乳も不使用の豆乳アイスです!
乳製品を使わないと、どうしてもコクや旨味の点で、物足りなさを感じてしまいがちですよね。
こちらは、こだわりのマルサンアイの大豆固形分の多い国産豆乳を使用しているので、満足感いっぱいの味わいです。
人工甘味料不使用のアイスミックスパウダー
ロカボ(適正糖質)のアイスを手作りしてみませんか?
こちらは、甘味にラカンカを使った人工甘味料不使用のアイスパウダーです。
牛乳や豆乳を混ぜるだけで、手軽で体にも優しいアイスが作れます。
太りにくいアイスのレシピ
豆腐アイスのレシピ
なめらかな舌触りを絹ごし豆腐で実現した、ヘルシーアイスです。
使う豆腐を変えることで、好みの舌触りや風味になります!
【材料】
- 絹ごし アイス1/2丁(150g)
- 牛乳または豆乳 カップ1/2(100ml)
- 砂糖もしくはハチミツ 大さじ1〜2
- お好みでバニラエッセンス 少々
【作り方】
- 豆腐は軽く水切りをする
- 材料を全てミキサーにかけてなめらかにする
- 冷凍用保存袋に入れて冷凍する
- 固まりかけたら揉みほぐし、さらに冷凍する
- 好みの固さになったら出来上がり
豆腐のにおいが気になる方は、バニラエッセンスを加えると気になりません。
お好みでココアパウダーやきな粉、ゴマなどを加えると風味がついて美味しくなります。
使うお豆腐にもこだわってみると、好みの味に近づきます!
いろいろな手作りアイス
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バナナ豆乳アイスなら、コクも出てしっとり。
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豆乳とメープルシロップだけで作った手作りアイス。
ヴィーガンの方も安心して食べられますね。
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豆乳アイスもラム酒を加えると、ひと味違うようです!
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メーカーの黒蜜豆乳を使ってアイスを作ると、味も変わります。
他にも色々な味の豆乳が出ているので、気分で変えてもいいですね!
まとめ
『アイスを毎日食べると太る?太りにくい食べ方やアイスも徹底解説』
いかがでしたか?
アイスも種類や食べる時間帯、手作りするなど、食べ方に工夫すれば、毎日楽しめますね!
糖質制限中のおやつとしても、優秀だということもわかりました。
さらに、手づくりもカンタン!
ダイエット中の方にも、ヴィーガンの方も、小さな子供のおやつにもぴったりですね。
筆者は、アイスがますます好きになりましたが、みなさんはいかがでしたか?
今回も、最後までお付き合いくださりありがとうございました!