お正月には家族で集まったり、新年会で子供達と顔をあわせる機会が多いですね。
子供にわたすお年玉ですが、
「お年玉は新札でないといけない」
とどこかで聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
本記事では
- お年玉は新札がマナーなのか
- 新札に両替する方法
を紹介しています。
目次
お年玉に新札はマナー?
お年玉は新札であげないといけないという明確な決まりはありませんが、
一般的には新札であげるのがマナーとされています。
お年玉は、人生や日常の節目にお金を贈る祝儀のうちの1つです。
お祝いごとであれば新札を準備したいですね。
また、新札であげるということは「あなたにあげるために事前に準備していましたよ」という心遣いが込められています。
大人にとっては少額でも、子供にとっては欲しい文房具やキャラクターグッズが買える大きな金額ですね。
新札でもらうと特別感があり、もらった喜びが増すと思います。
古いお札を入れてしまったらどうなる?
古いお札は不祝儀のときに使います。
お年玉にはできれば使いたくありませんが、
お正月中の三が日中に予期せぬところで会ったお子さんに、その場で渡したい!
という場面もありますね。
どうしても新札を準備できなかった場合はきれいな旧札であげても良いと思います。
「お金の価値が変わるわけではない」と割り切りましょう!
その際は「シワシワでごめんね」や「古いお札でごめんね」と一言添えると気遣いを表現できますね。
新札に両替する方法
ここからは新札に両替する方法をやりやすいものから順に紹介いたします。
・銀行の両替用ATMで両替する
一番確実かつ手軽な方法は銀行の両替用ATMを利用することです。
両替用ATMであれば窓口で並ぶ必要がありません。
両替用ATMを利用する場合は下記点に注意が必要です。
- 利用するにはキャッシュカードか両替カードが必要
- キャッシュカードの場合、両替できる枚数・回数に上限がある
- どの支店にも両替用ATMがあるとは限らない
- 平日9:00–15:00の間に行く
- 12月30日までに行く
両替ATMは多くの大手銀行ではキャッシュカードか両替機専用カードが必要になります。
身近に利用できるのはキャッシュカードですが、両替するお札の枚数や両替できる回数の上限が決まっているので注意が必要です。
両替機専用カードはその名の通り、両替専用のカードで両替時のお札の枚数や回数に上限がありません。
両替する機会の多い方は1枚もっておいてもいいかもしれませんね。
ただ、両替機専用カードを使用する場合大手全ての銀行で、2回目以降の両替は手数料が発生します。
大手銀行のキャッシュカード・両替機専用カードの回数・枚数の上限や手数料を下記表にまとめたのでご参照ください。
*2018年9月現在の情報です。
続いて両替用ATMが設置してある場所ですが、ATMのみ設置している場所にはほとんどありません。
近所の大きめの支店に向かいましょう。
よく使う銀行の支店に、事前に両替用ATMがあるか確認しておくと良いですね。
最後に両替用ATMが使える時間ですが、両替用ATMは窓口と同じエリアにあることが多いです。
窓口と同じなのでシャッターがしまると入れません。
ということは窓口と同じ営業時間帯である平日9:00–15:00の間しか使えないことが多いです。
また銀行は12月31日~1月3日は年末年始休暇に入りますので12月30日までに行きましょう。
・銀行の窓口で両替する
もう1つの確実な方法は銀行の窓口で両替する方法です。
銀行窓口であれば口座を持ってなくても両替できます。
銀行窓口にて両替用紙の備考欄に「新札」と記入するだけなので簡単ですね。
銀行の窓口を利用する際は下記点に注意しましょう。
- 口座を持っていないと手数料がかかる
- 両替する枚数が多いと手数料がかかる
- 平日9:00–15:00の間に行く
- 12月30日までに行く
まず手数料ですが、口座を持っていないと手数料がかかってしまうので注意が必要です。
また、口座を持っているか持っていないかにかかわらず、枚数が多いと手数料がかかります。
手数料に関しては下記表にまとめましたので、ご参照ください。
現実的な数字として500枚(50万)までを取り上げています。
*2018年9月現在の情報です。
続いて時間は窓口の空いている平日9:00–15:00の間のみ利用可能です。
銀行は12月31日~1月3日は年末年始休暇に入りますので12月30日までに行きましょう。
・郵便局で両替する
店舗によっては郵便局で新札に両替することも可能です。
銀行窓口より少し営業時間が長いのが嬉しいですね。
郵便局で両替する場合は下記点に注意してください。
- 両替してくれるかどうかは郵便局によって異なる
- 貯金窓口に行く
- 平日9:00–16:00の間に行く
- 12月30日までに行く
基本的に郵便局は銀行と違って両替サービス自体はは公式にはしていません。
ただ新札を常備している場合が多いので、交換してくれるケースが多いです。
窓口に事前に電話するのが確実ですね。
両替したい場合は、郵便窓口でなくて貯金窓口に両替したいと伝えてください。
一般的に郵便局は平日9:00–17:00ですが、貯金の窓口は平日9:00–16:00までのところが多いです。
銀行と1時間しか変わらないですね……。
エリア内の大きな郵便局では平日18:00まで開いていることもあります。
近くのなるべく大きな郵便局に向かいましょう。
調べる場合は郵便局の公式HPから貯金窓口が遅くまで開いている店舗を検索できます。
また、12月31日~1月3日は年末年始休暇に入りますので12月30日までに行きましょう。
貯金や保険業務を行っていない「ゆうゆう窓口」では両替はしてくれません。
「ゆうゆう窓口」は24時間対応が多いのですが残念ですね。
・ホテルで両替する
義実家への帰省でホテルへ泊まっていたり、もしくは年末年始、旅行しているとホテルを利用しすることもありますね!そんな時はフロントに両替を頼んでみましょう。
裏技ですが宿泊でホテルを利用していない場合、ホテルのカフェやレストランでお食事する、という方法もあります。
ホテルを利用していないのに両替をお願いするのはマナー違反になりますので、なにか利用しましょう!
・デパート・百貨店で両替する
銀行も三越や高島屋でご祝儀袋を買うと新札に両替するというサービスをしているようです。
なんて行き届いたサービスだろうと百貨店の心遣いに感心しますね。
デパートであればたいていの場合、大晦日も年始も営業しています!
というわけでお年玉袋をデパートで購入して、両替してもらうのも良いですね。
・友達や家族に両替できるか聞く
かなり確実性は低いですが、家族や友人に新札に両替できるかどうか聞いてみてはいかがでしょう。
「お財布にたまたま持ってた!」なんてことや「お年玉用にたくさん両替しておいたから余りがあるよ!」なんてことがあるかもしれませんね。
新札に両替できない場合にとる裏技
引用元:http://photosku.com/photo/1577/
ここからは「もう銀行も年末年始休業に入っちゃったし新札に交換する時間がないよ」という場合に
古いお札をピン札にする方法を紹介します。
道具が揃えば、いまからでもお家でピン札を作れますね!
ぜひ試してみてください。
大根おろしとアイロンで伸ばす
詳しく解説している動画がありますのでこちらをどうぞ。
【準備するもの】
・大根おろし
・キッチンペーパー
・布巾かタオル
・アイロン
【手順】
1 大根おろしを作る
2 キッチンペーパーで大根おろしを包む
3 お札にポンポンつける
4 アイロンを低温でかける
大根とアイロンがお家にある場合はぜひ試してみてください。
・洗濯のりとアイロンで伸ばす
【準備するもの】
・水250ml
・洗濯のり 大さじ1
・霧吹きボトル
・アイロン
【手順】
1 水に洗濯のりを溶かす
2 霧吹きのボトルに入れる
3 お札に吹きかける
4 アイロンを低温でかける
洗濯のりが家にある場合はこちらを試してください。
お年玉の新札の折り方、入れ方は?
引用元:https://free-materials.com
ここからは新札、ピン札の準備が出来てお年玉袋に入れる方法を紹介します。
新札の折り方、入れ方は?
新札は3つ折りにしてお年玉袋に入れます。
4つ折りは縁起の悪いことを連想させる数字として嫌がられることもありますので避けましょう。
お札は肖像がある方が おもて です
お年玉袋は蓋が折れない方が おもて です
それでは早速、お札を折る手順をご紹介しましょう。
1 お札のおもてを上にして置く
2 左、右の順番で三つ折りにする
3 お年玉袋をおもてを上にして置く
4 おもてを揃えて入れる
出来上がりです。
ちなみにコンビニでも百均でもお年玉袋は手に入りますが
かわいいデザインのぽち袋がたくさんあります。こちらからどうぞ!
お年玉に硬貨を入れる場合は?
引用元:https://www.photock.jp/detail/coin/2175/
お年玉をあげるお子さんがまだ小さかった場合、硬貨であげることもあると思います。
それに子供は硬貨(特に500円玉)を喜びますね!
ちなみに銀行では硬貨はピカピカの新しい硬貨に両替してくれません。
なるべく綺麗な硬貨を使えば心遣いを表現できると思います。
硬貨をお年玉袋に入れる手順をご紹介します。
硬貨は 絵柄・漢数字のある側が おもて です。
お年玉袋は蓋が折れない方が おもて です。
1 硬貨のおもてを上にして置く
2 お年玉袋をおもてを上にして置く
3 おもてを揃えて入れる
出来上がりです。
ちょっとしたことですが、小さな心遣いができると気持ちが良いですね。
まとめ
いかがでしたか?
お年玉は絶対新札でなくてはだめ!という決まりはありませんが、
用意できるなら新札の方がいいですね。
新札を準備するには早めの行動が吉!です。
事前にお年玉を準備して、子供たちに喜んでもらって楽しいお正月を迎えてくださいね。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。