暖房の28度は高すぎ?電気代や寒い時の対策、冷房28度との違いは?

お部屋の暖房の設定温度、みなさんは何度にしていますか?

自分の暖房の設定温度が高いのか低いのか、周りのみんなは何度くらいにしているのか、あまり聞く機会もないので気になりますよね。

暖房の設定温度の平均値や電気代との関係について、今回は解説していきます。

また、暖房をより効率的に使う方法や暖房と合わせて使いたい、冬のお役立ちグッズもご紹介いたします。

どうぞご覧ください。

目次

暖房の設定が28度って高い?

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暖房の設定温度、推奨されている基準値があるってご存知でしたか?

環境省では、冬の暖房時の室温を20度くらいを目安にすることを推奨しています。

が、実際には23~25度、または28度くらいまでで設定しているご家庭が多いのではないでしょうか。

  • 設定温度28度は、高すぎる?
  • もっと下げないといけない?
  • 電気代との関係は?

気になるところをくわしく見ていきましょう。

電気代は?


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環境省は、エアコン暖房の温度を1度低く設定すると、約10%の消費電力の削減になるとしています。

電気代は消費電力で決定しますから、設定温度を下げれば気代も安くなるということになります。

あるサイトでは、暖房の設定温度を18度と28度で比較すると、ワンルームマンション一人暮らしの場合3か月で約3500円、一戸建て4人暮らしの家庭の場合3か月で約11520円も違いが出るという計算をしていました。

もちろん、使用するエアコン、料金プランなどにより電気代は変わってきますので、あくまでこれは一例ということになりますが、

暖房の設定温度が高ければ電力がかかり電気代が高くなる

暖房の設定温度が低ければ電力が少なく電気代が安くなる

ということは言えますね。

体にも悪影響?

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・乾燥 

暖房を効かせた部屋でついウトウト、、目が覚めたら肌がカサカサ、のども痛~い!なんて経験、ありませんか?

暖房はお部屋を暖かく快適にしてくれますが、体に影響することもあるのです。

暖房が与える体への悪影響はズバリ、乾燥です。

お肌のカサカサのどの痛みはもちろん、部屋が乾燥するとウイルスが活動しやすくなる、という問題もあります。

インフルエンザが大流行する冬場、これは無視できませんね。

また、乾燥した環境により、いつの間にか脱水症状を引き起こしている、なんていうこともあるかもしてませんから、要注意です。

・ヒートショック

ヒートショックという言葉はご存知ですか?

暑い場所から寒い場所へ急に移動することなどにより血圧の急激な変動をもたらし、体に危険な影響が出ることです。

よく出される事例として、寒い冬の日の入浴があります。

暖房で温まった部屋から冷え切ったお風呂場に移動し、一気に温度が下がった体でまた熱い浴槽に入ることによる、急激な温度の変化により、血圧が上がったり下がったり、大きく変動します。

この血圧の変動が体への負担となり、悪くすると心筋梗塞や脳卒中を引き起こしてしまうのです。

冬場のヒートショックは身近に起こる危険なだけに、十分な注意が必要です!

・我慢するのも体に悪い

暖房の悪影響について書いてみましたが、それでは寒くても暖房の温度を上げるのを我慢するのがいいかというと、それもまた体に悪いんですね。

体が冷えたままでいると、血圧の上昇、免疫力の低下などを引き起こしてしまいます!

暖房を使ってお部屋を適切な温度に保ち、体に負担のない環境を作ることが重要です。

快適に過ごせる暖房の標準温度は?

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ということで、環境省が提示している冬の適正な室温は20度ということでしたが、いやいや20度じゃ寒い!という方もいらっしゃいますよね。

暖房の効きは使い方によっても変わります。

どこでだれが使ってもこの温度にさえ設定すればOK、というものではないんですね。

極端な例ですが、戸外で寒空の下暖房を20度で稼働させても暖かくなるわけがないのは当たり前ですよね。

快適に過ごすには、それぞれの環境にあった暖房の温度設定が必要ということです。

暖房が28度なのにまだ寒い原因は?

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20度の設定で十分暖かくなるならば問題ないのですが、もっと上げないと寒い、28度に設定しても寒いのはなぜ?

その原因はこちらです。以下で詳しく解説していきたいと思います。

・部屋の広さとエアコンが合っていない

・風向きに問題がある

・窓からの冷たい空気

・エアコンのお手入れ不足

部屋の広さにあっていないエアコンを使っている

エアコンのサイズは、お部屋の大きさに合わせて選ぶことが大切です。

大きな部屋に小さな部屋向けのサイズのエアコンを入れてしまっては、いくら稼働してもお部屋はなかなか暖まりません。

エアコンと一緒に他の暖房器具を使うということもできますが、使う器具によっては大変な電気代がかかってしまうことも。

もし現在お使いのエアコンがお部屋の大きさに合っていなければ、思い切ってエアコンの買い替えを検討してみましょう。

風の向きに問題が

暖かい空気は部屋の上の方にたまり、冷たい空気は下の方にたまります。

このことから、エアコンの風の向きが上向きになっていると、体に触れない天井の方だけ暖まって、自分たちのいる床の方は一向に暖まらない、ということになってしまいます。

アコンの風向きは下に調整して、床に近い方から空気を暖めるようにしましょう。

扇風機を使って下にたまった冷たい空気を上に飛ばすことで、部屋の温度の上下差をなくす、という方法もあります。

風が直接体に当たらないようにしましょうね。

こんな温かみのあるカラーの扇風機なら、冬でも寒々しくなりません!

 

窓から冷たい空気が

特に大きな窓のある部屋に言えますが、窓から冷たい外気が入って部屋がなかなか暖まらない、ということもあります。

カーテンなどで上手に工夫して、冷たい外気をシャットアウトしましょう。

下記の商品は寒さ対策ができる断熱カーテンです。

 

下記の商品のように窓に直接貼る断熱シートも。こちらはすりガラスにも貼れます。

 

エアコンのお手入れ不足

意外と大きな差になるのが、エアコンのお手入れがされているかどうかです。

フィルターやファンに汚れが詰まっていては、せっかくの高性能エアコンも存分な力を発揮しません。

こまめにお手入れして、良いコンディションで使いましょう。

シーズン前後は特に念入りなお手入れを

下記の商品はエアコン掃除専用のクリーナーです。

 

暖房の28度と冷房の28度の違いは?

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同じ室温にするのでも冷房と暖房では、吹き出す風の温度が違います。

暖房の28度は28度まで温度を上げるために温風を出し、冷房の28度は28度まで下げるために冷風を出します。

同じ温度設定でも運転の仕方は全く別物なんですね。

また冷房に比べて暖房の電気代は基本的に高いです。

それは室内の空気と外気との温度差が少ない夏場の冷房に比べ、温度差が大きい冬の暖房はより高温の風を送り出す必要があるからなんですね。

暖房費を節約する方法

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暖房費を節約する方法は以下の通りです。

・エアコン以外の暖房器具を使う

・エアコンの使い方を工夫する

・料金プラン/電力会社の見直しをする

それぞれ詳しく解説していきます。

エアコン以外の安い暖房器具に切り替える

最近は、エアコン以外にも高性能な暖房器具がたくさん出ています。

お部屋のサイズや生活スタイルに合ったものを選んで、節電を目指しましょう!

エアコンと併用できるリーズナブルアイテムもご紹介します。

・ガスファンヒーター

ガスの強力な暖房力は魅力的ですね。また立ち上がりが非常に早いです。

電気代はエアコンよりも高めなので、すぐに体を温めたいのみ使うのが良いですね。

・オイルヒーター

オイルヒーターのように即効性はないですが、その分料金も安めです。

じんわり優しく、お部屋全体を暖めてくれるのが特長。

空気の乾燥が少ないため、「エアコンだと空気が乾燥して辛い…」という方におすすめですね。

木造7畳、コンクリート9畳に対応しています。

・電気ひざ掛け

電気ひざかけは料金がかなり安いです。

用途に合わせて使用すれば、エアコンをずっと使うよりも安く済みますよ。

エアコンの使い方を工夫する

エアコンを使う場合でも、以下の点に注意すれば電気代を節約することができます。

・風向きを下にして無駄なく暖房

・扇風機の併用で空気をまわす

・窓からの冷気を防ぐ

・外出の30分前にはスイッチオフ

・30分以内の外出ならスイッチを切らない

最後の二つは結構重要です。

エアコンは起動時が一番電力を消費します。

逆に一度部屋が暖まれば、30分程度の保温のための電力消費はそれほど大きくありません。

30分以内の外出ならば、スイッチを切らない方がお得ということになります。

また、スイッチを切ってもその後30分程は、室内の空気は暖まったままです。

外出する時は少し早めにスイッチオフすると、無駄のない使い方ができますね。

料金プラン/電力会社の見直し

各電力会社には、様々な料金プランがあります。

生活スタイルに合った料金プランに変更することで、電気代がぐっと下がることも。

また、思い切って電力会社を変えることも検討できますね。

まとめ

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いかがでしたか?

暖房は使い方によって効果アップも節電も可能なんですね。

賢く暖房を使って、冬のおうち時間を快適に過ごしましょう。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

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