同窓会の招待状が来ると、「久々の友人に会えて嬉しい」と思う人がいる一方で、
「行きたくない…」
と思う人も意外と多いのではないでしょうか。
同窓会に行きたくない理由の一つとして、「格差がひどいから、自分が負け組だと思ってしまうから」
というものがあります。
本記事では、
- 同窓会は実際格差がひどいのか
- 格差を感じる要素は何なのか
- 同窓会は行かなければいけないのか
について解説していきます。
目次
同窓会は格差がひどい?
「同窓会=格差パーティー」と称されることもあります。
学生時代は同じ教室、同じ机で毎日一緒に過ごしていたのに卒業後の進路はそれぞれで、進学先や就職先、人生のイベントも様々。
一般的には20代の同窓会より、30代、40代と年齢が上がるにつれて格差が出てくると考えられています。
また、公立高校はそうでもないけれど、公立中学は格差がひどいと感じる方は結構います。
これは、高校は公立でも偏差値で区切られて、卒業後の進路も大きな差はないが、公立中学は様々な人がいるというのが主な理由なんですね。
しかし私立の名門一貫校の同窓会だったら格差を感じないのかというと、そういうわけではありません。
生まれ育った環境が裕福でエリート揃いなのに?と思いますが、上には上がいることを知ると劣等感を感じます。
実際の声
下記は、同窓会に行きたくない方の実際の声です。
高校や大学ならまだしも中学の同窓会なんか行きたくないわ— ららべる (@SankakuComp1ex) 2018年10月2日
世の中には思った以上に同窓会に行きたくない人がいることを知った。マウンティングしてくる女子がいるから行きなくないという知人の話を聞いた。— ラフィンムーン/辻岡さつき (@55moon) 2018年9月29日
マウンティングとは、相手より自分が優位であることを示そうとする言動のことです。
会いたい人はいるけど同窓会には行きたくない…あれはマウント大会や…仕事、収入自慢や夫、子供の自慢もしくは愚痴を聞かされる生き地獄なのは見えとる— うみ@東4そ39b (@ulkorc) 2018年9月27日
同窓会は自慢大会になっていて、行きたくないという方が多いですね。
同窓会で勝ち組・負け組を感じる要素は何?
同窓会で勝ち組・負け組を感じてしまう要素は
年収、学歴、結婚、見た目などなど様々なものがあります。
ここからは1つ1つ詳しく説明していきましょう。
実際に感じるリアルな声も例に挙げていきます。
年収格差
どんな仕事に就いて、何年勤めているのか、役職は、など、職歴に関する話を聞かれたくない人は結構います。
男性でも女性でも
- 今の職は非正規雇用だ
- 転職経験があり、今は新人だ
- 今、転職活動の最中だ
という人は負け組だと感じる場合があります。
十何年かぶりに会った友人に「今の年収いくら?」と聞いてくる人は心臓に毛が生えていると思いますが、会話の端々で年収を推測してしまいますね。
服装や身につけているもの、乗っている車、住まい、生活ぶりなども判断材料になるようです。
同窓生が難関資格職や一流企業に勤めていると聞くと劣等感を感じるでしょう。
仕事がうまくいっていて自信に満ちている人は武勇伝を語りがちです。
その他には、自分も商社や外資系大手に勤めていて1000万を越す年収だとしても、起業家であったり親の事業を継いでいる同窓生たちは3000万以上は稼いでいると思うと格差を感じることがあります。
実際の声
同窓会で久々に会った陰キャが勝ち組で羨ましい https://t.co/9MP1eXISOv クラスで陰キャだった奴が結婚して世帯年収1000万超えて今年家を建てるとか言うてて羨ましすぎるわ pic.twitter.com/LqJx78u7U1
— アルファルファモザイク (@alfalfafafa) 2018年1月22日
学歴格差
中学・高校の同窓生で卒業後の進路を知らなかった場合、どこの高校・大学に進学し、どこに住んでいたのかという話になりがちです。
- 高校や大学の中退経験がある
- 進学校出身なので有名大学出身の友人が多いが、自分はそうでもない大学を出ている
という場合には自分の学歴に自信が持てず、負け組だと感じることがあります。
実際の声
俺が超絶イケメン東大生コミュ力マシマシだったらDQNバカにする為に同窓会に行ったのに今の俺では恥を晒すどころか会場に入ることすらままならないではないか・・行きたくない・・
— 安藤たけしbotbot (@andoubotbot) 2018年10月4日
結婚格差
独身の方で、何気なく聞かれる「結婚してるの?」という言葉に傷つく人は少なからずいます。
既婚者であったり子供がいることをステイタスだと思う人がいます。
自分だけが独身で複数の既婚者に囲まれてしまうと疎外感を感じることもありますね。
「どうして結婚しないの?」という配慮のない質問の返答に、困惑することもあるでしょう。
結婚格差は既婚者同士でも起こります。
資産家の娘さんと結婚した、などの話を聞くと劣等感を抱くことがありますね。
本人は嫁のちょっとした悪口を言っているつもりでも、相手からしたら自慢話に聞こえることもありるでしょう。
結婚話の続きでよく聞かれるのが「子供はいるの?」という質問ですね。
不妊治療中であったり持病で妊娠を望めない場合で割り切ることが出来ていないと、この手の質問は傷つきます。
相手の子供の話ばかり聞いていると苦痛に思うでしょう。
実際の声
同窓会行きたくない。
既婚と未婚の差がめっちゃ出てるし、なんせめんどくさい。— いってみん🦊 (@Balinesek) 2018年10月3日
中学校の同窓会もそうだったけど、小学校の同窓会も恐らく子供連れてくる子達いるだろうしそうなると居心地悪すぎるから正直行きたくない…
— りら (@riraatwmd) 2018年10月3日
昨日、同窓会だった。
あの頃、好きだった男がずっと独身だったのに
今回、13も下の女の子と結婚して勝ち組に昇格してた。— 白ちゃん (@shirojyun0106) 2018年9月2日
既婚者からみた独身も……
未婚の方が結婚格差を感じる場合もありますが、逆もしかりです。
既婚者が現在の結婚生活に不満を持っている場合は独身を羨むこともありますね。
男性で、家族を養って自分の小遣いが少ない場合、
夜遊びや趣味のためにお金を使える独身男性を羨ましく思う例があります。
既婚女性で、仕事をやめて専業主婦になった場合、結婚せずバリバリ働いてキャリアを積んでいる独身女性が輝いてみえる、ということもありますね。
あの時に仕事をやめていなければ……なんて後悔を感じてしまうこともあるようです。
うーん。
なんで結婚しないのお?でも自由で羨まし~い。
とか言ってくる既婚女性達のお気に召すように、しないんじゃなくて出来ないんだよ~(T-T)毎日寂しい(>_<)とか何度も言わなきゃいけないのが面倒臭い。
田舎と都会の差
地元が田舎だった場合、
- 地元を出ていないから視野が狭いと思われる
- 上京組は田舎組を見下している
など、田舎と都会間の格差を感じる方もいます。
実際の声
地元ヤンキーのイメージのせいで
地元でてない人みんなが負け組、視野狭いみたいな目で見られることいや別に地元でる必要が特別ないからここにいるだけだし… みたいな
上京して勘違いした人たちが来て、田舎に残ってる同級生を見下してた。
見た目(容姿・外見)格差
- 大幅に体重が増えてしまった
- 老けてしまった
- 禿げてしまった
など、容姿や外見が学生時代の頃に比べて自信が持てなくなっている場合、格差を感じることがあります。
また、コンプレックスでなくても
- 整形で昔の自分とは顔が変わっている
- 刺青やボディピアスで外見が変わった
- 卒業後にLGBTをカミングアウトした
という理由で学生時代から大幅に変わった経験をした人も同窓会を嫌がる傾向にあります。
実際の声
結婚式や同窓会で「昔と変わってないね」と思う人と「お前誰やねん」と思う人の差が激しくなってきた平成最後の秋。以前よりも同年齢の見た目格差は急拡大している。 https://t.co/qiwtbDBQQz— ノブナガ (@odn_bng) 2018年10月3日
高校時代が私のモテ期。
クラスでいちばんかわいい自信があったのに
今は子供産んで太ったし介護に追われて
疲れ果てた顔なのでいちばんブスに
なってて嫌でした、、、
まぁ自分の責任だけど、、、
同窓会?行かない行かない。
カスタムしたのバレるし、今の生活が満たされてるから過去とかどうでもいい
同窓会に勝ち組は来るの、来ないの?
同窓会に勝ち組は来るか来ないかというのは両方の説があります。
双方の説を解説していきましょう。
来る説
同窓会に勝ち組は来るという方の意見は以下のようなものがありました。
- 起業して成功し、人とのつながりを大切にしている勝ち組は来る
- 学生時代から真面目で大人びている人は社会に出ても成功する率が高い。真面目な故に、同窓会は都合をあわせて来る
- 勝ち組は自慢するのが好きだから来る
- むしろ同窓会には勝ち組しか来ない
実際の声
RT>氷河期世代も、両極端だ。
この世代は、同じ中学校・高校を卒業したという理由では、安易に同窓会を開けない。そもそも、自身の境遇を恥じて出席できない者が相当数に及ぶからだ。
もし開いても、地元でともかく自立しているマイルドヤンキーと、都会に脱出して成功した勝ち組しか集まらないだろう— 甘木@欅道居士 (@profenigma) 2018年6月2日
来ない説
続いて同窓会に勝ち組は来ないという方の意見は以下のようなものでした。
- 年末年始に開催される同窓会では、勝ち組は海外旅行に行っていて来ない
- 勝ち組はもっと楽しいことや仕事で忙しいから来ない
- 真の成功者は来ない
実際の声
同窓会に本当の成功者は来ません。真の成功者の方、本当の成功者は、同窓会出席は時間の無駄と考えていらっしゃるようです。本当の成功者は同窓会など全く眼中にない・・・幹事をしてつくづく思いました。弘兼憲史氏が、「同窓会は最終的に成功者しか来なくなる」とおっしゃっていますが、正確には『同窓会は最終的に≪そこそこの≫成功者しか来なくなる』が正しいと思います。本当の成功者は、どんなに年齢を重ねても活き活きと得意な領域をさらに深めたり、その道を究めようとなさっているようです。
極端な勝ち組と負け組は来ない。
勝ち組→呼ばれるけど過去に興味がない&昔の仲間なんて眼中にないので欠席
負け組→存在自体を忘れられてる。住所変わってたりしてそもそも呼ばれないw
こうしてみると、どちらの言い分も一理ありますね。
結局はその人次第ということになりそうです^^;
同窓会に行きたくない場合はどうすればいい?
同窓会は必ずしも行かなければいけないものではありません。
- 学生時代に楽しかった思い出がないので昔話を共有できそうにない
- 久しぶりに会ってみたい友人・恩師もいるけれど、それよりも会いたくない人の方が多い
- 変わった自分を見られたくない
- 格差を感じて惨めな気分になりたくない
という人は無理に行く必要はありません。
そんな時は
→「同窓会に行かない・行きたくない理由と断り方!欠席時の返信はがきの書き方は?」
こちらをご覧ください。
気の合う友人、数人とだけ集まるという方法もありますよ。
まとめ
今回の記事では、同窓会で勝ち組・負け組の格差を感じてしまうのはどういう理由なのかを解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
様々な意見を紹介しましたが共感できるものはありましたでしょうか。
この記事を読んで、少しでも皆様の心が軽くなりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。