フリースの静電気の防止・除去の方法!服の組み合わせや洗濯の注意点は?

冬の暖かい防寒着の定番といえば、「フリース」ですよね。

暖かくて柔らかいフリース素材の服は、種類も多く、とても使い勝手が良いものです。

そんなフリースの服につきものの悩みが、「静電気」です。

一日着たフリースの服を脱ぐ時、バチっと静電気が走った経験は、誰もがあると思います。

便利なフリースの悩みである静電気。

これを少しでも軽減するべく、本記事では、静電気を防止・除去する方法をご紹介したいと思います。

目次

フリースの静電気が起こる原因は?

引用元:https://www.irasutoya.com

まずは、「静電気」というものが発生する理由を見ていきましょう。

なぜなら、その中に静電気を軽減させる大ヒントが隠されているからです。

 

服が電気を帯びる事が原因

「静電気」という名前がついているように、静電気の原因は「電気」です。

「何をわかりきったことを」と思うかもしれませんが、この「電気」というのは、全ての物質に含まれる電子に由来するものです。

「そもそも電子とは……ナンチャラカンチャラ」という小難しい講義は置いておきましょう。

ここで大事なのは、フリースを含む衣服は、それぞれ電気を帯びているということです。

この電気には「プラスの電気」と「マイナスの電気」があり、服の素材によってどちらの電気を帯びるかが違います

例えば、フリースは「マイナスの電気」を帯びる服なんですね。

そして、「プラスの電気」と「マイナスの電気」が近づくと、電気が「バチッ!」と移動するのです。

この「バチッ!」こそが、静電気という訳です。

 

湿度と温度

静電気は服に帯びた電気が原因となりますが、服に電気がたまりやすい状況には、温度と湿度も関係しています。

というのも、温度と湿度が高いほど、たまった静電気が散っていきやすいからです。

逆にいうと、温度と湿度が低いほど、静電気は起きやすいということ。

ここに、静電気が冬に起きやすい理由があったんですね。

 

フリースの静電気対策1:服の組み合わせを意識する

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静電気が発生する理由がわかったところで、静電気対策をご紹介していきましょう!

 

最初の対策は、静電気が起きる原因である「服が帯びる電気」を利用したものです。

ご紹介した通り、「プラスの電気」と「マイナスの電気」が接することで、静電気は発生します。

しかし、「プラス同士」や「マイナス同士」の電気が接しても、静電気の「バチっ!」は発生しません。

そして、プラスとマイナスどちらの電気を帯びるかは、服の素材によって違うのです。

ということは、マイナスの電気を帯びるフリースと組み合わせる服を、同じマイナスの電気を帯びるものにする事で、静電気を発生しにくくできるのです。

マイナスの電気を帯びる素材を見つけるには、下の表を参考にしてください。

上にいくほどプラスの電気を帯びやすく、下にいくほどマイナスの電気を帯びやすい素材になります。

<プラスの電気を帯びやすい>

ナイロン

ウール

レーヨン

綿(そもそも帯電しにくい)

麻(そもそも帯電しにくい)

アセテート

ポリエステル(フリースはこれです!)

アクリル

<マイナスの電気を帯びやすい>

 

フリースは「ポリエステル」でできていますので、表では一番下に近い事がわかりますね。

よって、組み合わせる服の素材を、アクリルやアセテート、麻や綿にすると静電気を発生しにくくできます。

静電気を防止するために、組み合わせる服の素材を意識してみましょう。

フリースの静電気対策2:小物を取り入れる

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続いての対策は、フリースと髪の毛に発生する静電気への対策です。

特に女性は、フリースの服と髪の毛に発生する静電気が辛いですよね。

これに対しても、電気の性質を利用した対策が可能です。

というのも、人間の髪の毛は「プラスの電気を帯びやすい」物質なんです。

だから、マイナスの電気を帯びるフリースと、静電気が発生しやすくなります。

そこで、マイナスの電気を帯びる素材の小物を、髪の毛とフリースの間に使用してあげましょう。

具体的には、アクリルや綿素材の「マフラー」「ストール」「ネックウォーマー」などになります。

直接、フリースと髪の毛が触れることを少なくすることで、静電気を軽減する事ができますよ。

 

例えば、こういった衣類が静電気軽減に向いています。

・アクリル100パーセント ノルディックマフラー

 

・オーガニックコットン100% ストール

 

フリースの静電気対策3:静電気防止スプレーを使う

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続いての対策は、読んで字の通り「静電気防止スプレー」を使うことです。

「静電気防止スプレー」は、界面活性剤などが含まれた成分のスプレーで、静電気をたまりにくくしたり、摩擦を軽減する作用があります。

このスプレーは、手作りすることも、購入することもできますので、それぞれ詳しくご紹介しましょう。

 

手作りする場合

静電気防止スプレーを手作りする方法をご紹介します。

材料は家にあるものばかりなので、スプレーボトルさえ用意できれば、簡単に作れますよ。

【用意するもの】

・石鹸、リンス、トリートメント、柔軟剤など「界面活性剤」の含まれる液体、またはグリセリン

・水100ml

・スプレーボトル

 

【作り方、使い方】

➀スプレーボトルに水を入れ、界面活性剤の入っている液体を5滴入れる

②よく振って完成。

③20センチ〜30センチの距離から、衣服にスプレーする

 

服の素材によってはシミになる可能性もあるので、事前に目立たない部分で確認してください。

また、あまり近くの距離から大量にかけすぎても、シミになりやすいので注意してくださいね。

スプレーボトルは、100均でも売っている他、下のように100ml用のボトルを1個から通販でも購入できます。

 

・スプレーボトル 100ml用

 

購入する場合

静電気防止スプレーは、市販もされていますので、簡単に購入することもできます。

市販の静電気防止スプレーは、例えばこちらの商品のように、逆さにしても使えるボトルであったりと、自分で作るより使い勝手が良い場合がありますよ。

・逆さでも使える静電気防止スプレー

 

衣類全般に使えるので、一つ持っておくと便利ですね。

フリースの静電気対策4:加湿する

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静電気は、温度と湿度が低いほど発生しやすい性質があります。

そこで、例えば家の中でフリースを着ている場合などに、部屋の湿度が高ければ、たまった電気が散っていきやすくなります。

よって、部屋を加湿しておくことも、静電気対策になります。

冬は暖房器具を使う機会も多く、乾燥しやすいもの。

加湿は静電気対策以外でも、肌のケアやインフルエンザ予防にも役立ちますので、加湿器の使用を検討してみてはいかがでしょうか。

加湿器がないという方は、濡れたタオルを部屋に干すだけでも加湿になりますよ。

例えば、こちらの加湿器は部屋のインテリアとしてもおしゃれでオススメです。

 

フリースの静電気対策5:柔軟剤・グリセリンを使う

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続いては、フリースを洗濯する際にできる静電気対策です。

それは、洗濯時に「柔軟剤」や「グリセリン」を使用する方法です。

詳しい理由を、それぞれまとめてみます。

 

柔軟剤を使う場合

まずは、「柔軟剤」を使った場合です。

なぜ柔軟剤を使うと静電気が軽減されるのかというと、柔軟剤を使用した衣服は、摩擦が軽減されるからです。

摩擦は衣服が電気を帯びていく原因なので、摩擦を軽減することで静電気が発生しにくくなるのです。

・ソフラン アロマリッチ

グリセリンを使う場合

続いては、「グリセリン」を使う方法です。

「グリセリンを洗濯の時に入れる」と聞くと、「そんなの入れて大丈夫?」と不安になるかもしれませんね。

でも、安心してください。

そもそも、グリセリンは植物油から生成されたアルコールで、化粧品などにも使用されているものですから、洗濯時に入れても問題ありません。

使用方法は、洗濯の際に大さじ一杯程度のグリセリンを、柔軟剤の代わりに入れるだけ。

柔軟剤と同じように、繊維の摩擦を軽減してくれます。

・グリセリン

 

グリセリンは、薬局や上記商品のように通販で購入することができますよ。

静電気が起きにくいフリースを紹介

さて、ここまでフリースの静電気対策をご紹介してきましたが、もっと根本的な対策もあります。

それは、「静電気防止加工」されたフリース製品を購入すること。

最初から防止加工がされていて静電気が軽減されていれば、とても楽ですよね。

ここでは、そんな静電気防止加工がされたオススメの商品をご紹介します。

暖かいダブルファスナーフリースシャツ

保温性に優れたダブルファスナー仕様のフリースです。

フリースの質感も美しく、ファスナーラインの色を変えているのがおしゃれですね。

首元もすっきりしているので、マフラーやコートなどとの組み合わせもしやすいでしょう。

裏フリースのハイネックインナー

 

冬の防寒対策として使える裏フリースのインナーです。

ハイネックなので、首元までしっかり防寒できますね。

袖口がしまっているのも、冬の寒さを考えると地味に嬉しい部分です。

まとめ

今回は、フリース生地の衣服の静電気を防止する方法をご紹介しました。

お気に入りのフリースを、静電気のストレスなく使えるお手伝いになれば、嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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