お供えののしの名前の書き方!夫婦・家族の連名やなしでも大丈夫か解説

こんにちは。

葬儀や法事、お盆などでお供えをする際の「のしの書き方」には誰もが毎回不安になると思います。

そのため、現在この記事を読んでくださっているのだと思います!

ご安心してください!

今回は、

  • お供えののしの正式名称
  • お供えののしの名前が一人の場合
  • お供えののしの名前が複数いる場合
  • お供えののしに名前を書かなくても良い?

という情報をしっかりとご紹介いたします。

お供えののしについて知っておくべき情報をお伝えしますので、ぜひとも最後まで読んでください!

目次

お供えののしの正式名称は掛け紙

不祝儀袋

 

お供えをする際に、包むのし紙の正式名称は「掛け紙」といいます!

お祝いの時に使う包み紙を「のし紙」といい、

お悔やみの際に使う包み紙を「掛け紙」と言い換えます。

効き慣れない言葉と思いますが、お祝いの時とお悔やみの際で、真逆の時に使用するので間違えないよう気をつけてください!

お供えののしの表書きは?

先ほどお伝えした、お供え用ののし「掛け紙」を使用してください。

その表面に何を書けばよいのかというと、

  • 「御霊前」「御仏前」などの言葉
  • 送り主の氏名(水引きの下)

を記入いたします。

表書きの言葉は、行事によって異なりますので間違えないよう注意してください!

  • 葬儀(四十九日前)・・・御供、御香典、御霊前
  • 法事(四十九日後)・・・御供、御仏前、御佛前
  • 初盆(新盆)・・・御供、御仏前、御佛前

 

間違えるだけで、失礼にもなりますし、知らないというだけで恥ずかしい思いもしますので、準備が必要な時は毎回読むようにしてください!

お供えののしに書く名前が一人だけの場合

お供えののし紙(掛け紙)には、送り主の名前を記入しなければなりません。

つまり、ご自身のお名前です。

記入する場所は、水引きの下の中央になる位置になります。

 実家に持っていく場合は?

実家にお供えを持っていく際は、「同じ名字なので名字だけだとみんな同じである」「フルネームで書くのも少し違和感がある」と思われる方は少なくないのではないでしょうか?

お供えを実家に持っていくからといって、「名字のみがNG」など決まったルールはありません。

フルネームでも問題ありません。

ただ、実家へのお供えである場合はほとんどが同じ名字になると思いますので、「下の名前」のみの方がスッキリしており良いと思います!

お供えののしに書く名前が連名の場合

働く人達

お一人で法事などに出席する場合は、ご自身のお名前を書くのみなのでわかりやすいですが、「家族や友人などと一緒にお渡しする際はどのようにしたらよいのか?」という質問を多くいただきました。

お供えの送り主の名前を複数書く場合は、その関係によって書き方が異なりますのでしっかりと熟読してください!

同格の場合

不祝儀袋_連名同格2

「友人同士」など複数の送り主の関係が同格の場合は、

右から五十音順で書きます。

立場が違うの場合

不祝儀袋_格が違う場合

会社の先輩などと連名でお供えに名前を書く場合は、

右が上位者となるように順を追って書きます。

会社でいうと上司や先輩が右になるように書いてください。

4名以上の場合

不祝儀袋_他一同

お供えの送り主の連名が3名まではご紹介したように書いてください!

しかし、4名以上いる場合は、

代表者名を中央に書き、代表者名の左側に「外一同」・「他一同」・「○○部一同」などと書きます。

会社名を入れる場合

会社名_不祝儀袋

会社として複数名でお供えをお送りする際は、

代表者名を中央に書き、代表者名の右側に会社名、左側に「外一同」・「他一同」・「○○部一同」などと書きます。

不祝儀袋_会社名

また上記のように代表者名を省略して書くこともできます。

 家族・夫婦の場合

夫婦でお供えをお送りする際は、

通常は夫の氏名だけを書きます。

夫のみの名前を書くのが一般的な理由は、日本では

家という概念が大きいからです。

夫婦個人個人の名前ではなく、一家の代表として夫の名前を書くというわけですね。

不祝儀袋_夫婦連名

ただ故人と親しかった場合は、夫の氏名の左に妻の名前を書きます。

夫婦連名で書かないといけないという時以外は、夫の名前のみ書くことをおすすめします!

不祝儀袋_など夫が葬儀に参加できなかった場合

 

ただし夫が葬儀などに参加できず妻が代理出席する場合は、上記のように夫の氏名の左に「内」と書きます。

お供えののしの名前がないのはあり?

お供えののし(掛け紙)に名前を書かないのは失礼なのかどうか、

結論からお伝えすると、名前を書かないのはマナー批判にはなりません。

贈り物をしたいが、大げさにしたくないという日本人特有の奥ゆかしさの表れとして、書かない方もいらっしゃいます。

直接お渡しすることができるのであれば、名前がなくても誰から頂いたのかわかりますが、もし、直接お渡しできなければ、頂いた側が誰からのお供えなのかわからないため不信感にも繋がります。

他にも、「せっかく頂いたのにお礼ができない」となり、すっきりしないこともあります。

そのため、頂く側の気持ちを考えるとお供えののし(掛け紙)に名前を書く方が無難であると思います。

お供えののしの水引きの色は?

結びきり

お供えののし(掛け紙)に添える水引きの種類は、「結び切り」を使用するのが正しいです。(上の画像のものです)

また、色も失礼のないよう注意が必要です。

お悔やみの際に、使用する水引きの色はシーンによって異なります。

通夜・葬儀の際は、「黒白」

法事の際は、「黒白」「黄白」「銀」

お盆の際は、「黄白」

を使用してください!

これからお渡しする予定の行事をしっかりと把握してから選ぶようにしましょう!

名前を書く墨は?

お供えののし(掛け紙)において最後の注意事項が「墨」です。

墨とは、お供えののし(掛け紙)に書く文字の墨の濃さです。

墨の濃さは、水引き同様に行事によって異なります。

通夜・葬式など四十九日前の行事は、「薄墨」(悲しみの涙で墨が薄くなったという意味があります)

四十九日以降の法事・お盆は、「濃い墨」

を使用します。

「薄墨」とあまり聞きなれない言葉ですが、遺族への配慮を考えると知っておくべきことですね!

こちらが薄墨の筆ペンです!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

お供えののし(掛け紙)の書き方についてご紹介させていただきました!

どれだけ悲しみの思いがあっても、お供えののし(掛け紙)の書き方を誤っていると、頂いた側も表には出さないが気持ちよく受け取ることができなくなります。

ちょっとしたことかもしれませんが、気持ちをしっかりと伝えるためにも知っておくべきことです!

もし、不安であれば何度も読み返してください!

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それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました!

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