ペットボトル飲料は、今や私たちの生活に無くてはならないものになっています。
ピンや紙パック飲料と比べて、ペットボトルはとても便利ですよね。
飲みかけでもフタをしめれば中断できるし、丈夫で軽い!
特に炭酸を飲みたい時には、今やペットボトル一択と言ってもいいでしょう。
そんな今だからこそ、知っておきたいこと。
それは、「ペットボトルの綺麗な飲み方」です。
みなさんは、ペットボトル飲料を飲むとき、綺麗な飲み方をできていますか?
「そんな細かい事、自分は気にしないよ~」と言いたい人も、ちょっと待ってください。
世の中では、「あの飲み方は汚いなぁ」と思われているペットボトル飲み方ががあるんです。
知らないうちに人を不快にさせている可能性もありますので、知識としてでも知っておくべきですよね。
本記事では、ペットボトルの綺麗な飲み方や、汚いとされやすい飲み方、またペットボトルに口をつけて飲む時のリスクなどをご紹介いたします。
目次
ペットボトルの飲み方に正解・不正解がある?
ペットボトルの飲み方をご紹介する前に、一つ確認しておくことがあります。
それは、ペットボトルの飲み方に、正解・不正解はない!ということ。
ペットボトル飲料をどう飲むかは、当然ながら個人の自由です。
究極を言えば、逆立ちして飲もうが鼻から飲もうが、誰にも文句を言われる筋合いはありません。
しかし、個人の自由が100%認められるのはプライベートな空間での話。
これが、公の場になると、TPOをわきまえなくてはなりません。
服装だって個人の自由ですが、学校や職場でフンドシ一丁で過ごす人はいませんよね。
多くの人が時と場合を考えて、服装をチョイスしているはずです。
ペットボトルの飲み方も同じです。
大勢の人がいる場所で、逆立ちして飲んだり鼻から飲んだりするはずがありません。
特に人からの印象が大事な場面では、「汚く思われてしまう飲み方」を避けたくなるのは自然なことでしょう。
ペットボトルの飲み方に正解・不正解はありませんが、「人にどう見られているのか」意識しなければならない時のために、「綺麗な飲み方」や「汚く見える飲み方」を知っておくとよいと思います。
ペットボトルの綺麗な飲み方は?
そもそも、日本でのペットボトルの飲み方を調べてみると、大きく二つの方法しかない事が分かります。
その違いは、「飲み口への唇の付け方」にあります。
ペットボトルの飲み方で、「綺麗な飲み方」とされているのは、
『飲み口に対して、唇を一部しかつけない飲み方』です。
詳しく飲み方を説明しましょう。
<ペットボトルの綺麗な飲み方>
①ペットボトルの飲み口に、下唇をつける
②下唇に飲み口を乗せた状態で、ペットボトルを傾ける。
(この時、上唇は飲み口に中に入っている、または飲み口に触れている状態)
画像で見ると、↓こういった口の付け方になります。
例えばCMなどで女優さんがペットボトル飲料を飲んでいるとき、この飲み方をしている事が多いです。
ここからも、この飲み方が綺麗とされている事がわかりますね。
飲みながらペットボトルの内部に空気が入っていくので、飲み終わりに空気音がなる事もありません。
人によっては「口からこぼれやすい」という人もいますが、慣れないうちは口をしっかり深めにつけることで、こぼれにくくなりますよ。
ペットボトルの汚い飲み方は?
続いては、一般的に「汚い」と思われがちな飲み方です。
それは、「飲み口を全て唇で覆ってしまう飲み方」です。
詳しく飲み方は以下の通りとなります。
<汚いと思われがちなペットボトルの飲み方>
①ペットボトルの飲み口に、下唇をつける
②そのまま、上唇で飲み口全部を覆う
(飲み口を隙間なく唇でくわえているような状態)
画像で見ると、↓こういった口の付け方になります。
時々、CMなどで歌手やスポーツ選手がこの飲み方をすることがありますが、必ずと言っていいほど、「飲み方が汚い」という声が聞かれます。
それほど、この飲み方は敬遠されているんですね。
その理由の一つは、見た目として口が突きだして見えることです。
よく言われるのが、「哺乳瓶をくわている赤ちゃんのよう」という感想で、この飲み方は「くわえ飲み」とか「ゴリラ飲み」などと呼ばれたりもします。
また、この飲み方が嫌われるもう一つの理由として、「音」があります。
この飲み方を実際にやってみると分かるのですが、飲んでいる最中ペットボトルの中に空気が入らないので、飲めば飲むほどペットボトルが凹んでいきます。
その結果、飲み終わって口を離す時、空気が一気に入り「ブシュッ!」という音が出てしまいます。
物を食べる時の咀嚼音のように、この「ブシュッ!」音を不快に思う人が一定数いるんですね。
この飲み方を普段はしない人でも、喉が渇いていて一刻も早く飲みたい時などに、出てしまうこともあるようですよ。
ペットボトルに口をつけると雑菌がわく?
さて、ここまでペットボトルの綺麗な飲み方や、汚いと思われがちな飲み方をご紹介してきました。
そのどちらの方法でも共通して「ペットボトルに口をつける」飲み方になります。
実は、このペットボトルに口をつける飲み方そのものが、危険な一面を持っています。
それは、口の中の雑菌がペットボトルの飲み物側に入ってしまい、ペットボトルの中で増殖するからです。
特に口をつけたペットボトルの飲料を、常温で長時間置いておくと、雑菌はすごい速さで増殖します。
菌が増殖した飲み物を飲んだ場合、免疫が弱っていると食中毒になる危険性も。
高齢者や子供、また夏バテ中などには特に注意が必要です。
雑菌が増殖しないようにするには?
雑菌の増殖を防ぐ方法は、いくつかあるのでまとめてみました。
●口を直接つけずに飲む。(次の章で詳しくやり方を説明しています)
●内容を飲みかけで残さない。封を開けてから2時間以内に飲みきる。
●内容を残す場合、常温で保存するのではなく冷蔵庫で保存する。
最も良い方法は「口をつけずに飲む」事ですが、必ずそうできる訳でもありませんよね。
ペットボトルに口をつけるなら、どんな飲み方が良いのでしょうか。
実は、この観点からみても上で紹介した「唇の一部をつけて飲む」方法がオススメです。
「飲み口を全て唇で覆う飲み方」の場合、口の内部と接する部分が多くなり、菌がペットボトル内に移りやすくなります。
よって、菌の移りを少しでも減らしたいのなら、唇の一部をつけて飲むようにしましょう。
ペットボトルに口をつけない飲み方
ペットボトルの飲み方をご紹介してきましたが、最後に「口をつけないで飲む方法」をご紹介しておきましょう。
この飲み方は、上で説明したように、口内の細菌がペットボトルの中味に移ってしまうリスクを無くす事ができます。
口をつけない飲み方は、コップなどの入れ物に小分けして飲むか、開けた口の中に流し入れるか、のどちらかになります。
開けた口の中に流し入れるのは難しいと感じるかもしれませんが、この飲み方、決して珍しいものではありません。
例えば、インドや韓国では、口をつけずに飲む方法が主流なんですね。
開けた口の中に飲み物を流し入れる飲み方は、「インド飲み」という名前がついているほどです。
インドでは、ペットボトル飲料を口をつけて飲む文化がありません。
男性も女性も皆が「インド飲み」で、ペットボトル飲料を飲んでいるのです。
その理由は、宗教的な理由で他人が口にしたものを飲まないためで、かつ、水を分け合って回し飲む文化があるからだそうです。
インドのような暑い国では飲料水に入った菌がすぐに増殖してしまうからこその、生活の知恵でもあるんですね。
このインド飲み、最初はこぼしてしまうかもしれませんが、慣れると歩きながらや車に乗りながらもできるそうなので、いざという時のために練習しておくのも良いかもしれませんね。
まとめ
今回は、ペットボトルの綺麗な飲み方などをご紹介しました。
飲み方自体は個人の自由ですが、人からどう見られているかを考えると、綺麗な飲み方をできるようにしておきたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。