「天気雨」「狐の嫁入り」、色々な呼び名がありますが、晴れているのに雨が降っている現象のことです。
みなさんも天気雨・狐の嫁入りに見舞われたことがあるのではありませんか?
雨予報でもないのにいきなり降ってくることも多いので、「傘持ってないのに」「洗濯物干したままだわ・・・」と嘆いたこともあるかもしれませんが、実は天気雨・狐の嫁入りはとても縁起がいいのです。
本記事では、なぜ天気雨・狐の嫁入りが縁起よしとされるのか、深堀りしていきたいと思います。
目次
天気雨・狐の嫁入りは縁起がいいの?
天気雨・狐の嫁入りはとても縁起がいい出来事とされています。
そもそも、雨は天からの恵みだと言われています。
「雨乞い」という行為があるぐらいですから、納得ですよね。
狐もまた縁起がいい存在です。
お稲荷様でもおなじみの動物ですよね。鳥居の両脇に必ず鎮座しています。
狐は稲荷大神様という神様のお遣いなのです。
お稲荷様は商売繁盛の神様と思われがちですが、もともとは豊穣の神様です。
豊穣から商売繫盛へと、時代の変遷に合わせて信仰が変わってきたのですね。
農作物の豊穣には雨が欠かせません。だから狐と雨はこういうと観点でも関係があるのです。
そんな縁起がいい雨と狐の組み合わせですから、縁起がいいこと間違いなしです。
狐の嫁入りの由来・意味とは?
狐が結婚して嫁に行くとき、空は晴れたまま雨が降る、と言われています。
「晴れているのに雨が降る」この不思議な現象と、「人をだます」狐をイメージで結び合わせて「狐の嫁入り」と呼ぶなんて説もあります。
確かに晴れ空から雨が降ってくる様子はだまされているかのような怪奇さがありますよね。
もしくは、狐が嫁入りする姿を人間に見られないために、狐の霊力で雨を降らせるのだ、という説もあります。
少し悲しい由来だと、人間の男に惚れた女狐の物語があります。
人間の男に惚れたその女狐は、晴れて男の嫁になったものの、雨乞いのための供物にされてしまいます。
悲しんだ女狐の涙が、晴れていても雨を降らせているのですね。もしくは男のために、女狐が雨乞いを成就させたのかもしれません。
嫁にいく狐が泣いている、という説もあります。
人間だって花嫁さんはよく結婚式で泣いていますよね。
でもそれがうれし涙なのか、そうじゃない涙なのか、それは土地によって言い伝えが違うようです。
昔は今みたいに自由恋愛ではなく、お見合いやお家柄による結婚、政略手段としての結婚が当たり前の時代でした。
花嫁の涙は必ずしもうれし涙ではなかったということなのでしょう。
ほかにもある!天気雨の別名
「天気雨」には「狐の嫁入り」以外にも呼び方があります。
日照り雨・日照雨
日照り雨と呼ぶこともあります。日が照っている中で降る雨ですから、納得のネーミングですね。
似たような呼び方で、「日照雨」というのがあります。
実はこれ、「そばえ」と読みます。「さばえ」と読む地域もあるそうです。
狐日和
狐日和と言う方もいます。「狐の嫁入り」から変形した呼び方でしょうね。
「村しぐれ」、「わたくし雨」と呼ぶこともあるようです。
「村しぐれ」は冬に降る天気雨のことです。「わたくし雨」は、ある限られた地域だけにふるにわか雨です。
下は晴れているのに山の上だけに降る、なんて状況に使います。
「私(わたくし)」という漢字には、「限定的」なという意味もありますから、そこから派生した言葉なのでしょう。
通り雨
「通り雨」という呼び方もありますね。こちらは皆さんにも身近な呼び方ではないでしょうか。
虎の嫁入り
ちなみに韓国では晴れた時に降る雨を「虎の嫁入り」と呼ぶそうです。
マレーシア、イギリス、イタリアでは「狐の嫁入り」という雨の呼び方があるのだとか。
違う国でも同じような呼び方をしているというのは興味深いですね。
天気雨のスピリチュアルな意味とは
天気雨がとても縁起のいい現像だということが分かりました。
では、具体的にどう縁起がいいのでしょうか?どんなことが起こるのでしょうか?
この章では天気雨のスピリチュアルな意味をご紹介していきます。
浄化作用がある
そもそも雨には浄化を表すスピリチュアルな意味があります。
世の中の悪い「気」や、崩れた「気」のバランスをリセットするために雨が降るのです。
雨は、人間の心はもちろん、植物、動物、大気や世の中も浄化します。
たしかに雨あがりの空気は清浄で清々しく感じますよね。
天気雨にも同様に浄化作用があります。
突然の雨でもネガティブにとらえず、汚れが流されていくことを感じてください。
大幸運をもたらす
そんな浄化の意味をもつ雨が、太陽が出ている中で降っているというのはとてもラッキーなできごとなのです。
太陽は幸運の象徴です。
幸運の象徴に見守られながら悪いものが浄化されていくのです。
浄化されたあなたは、幸運のパワーに余すところなく満たされていきます。
何か新しいことを始めるつもりなら、それを後押ししてくれるシグナルです。
結婚や出産の時に遭遇できたら、とてもいいシグナルですね。幸先良きことの表れです。
神様の祝福
神社やお寺にいるときに天気雨が降ったら、それは神様に歓迎されているということです。
雨には天の恵みという意味があるからです。
神様のご加護があるでしょう。
同じように結婚式の日に降る天気雨も神様からの祝福です。
フラワーシャワーやブーケトス、写真撮影など、外でのイベントも多い結婚式は雨が忌避されがちですが、実はとても縁起がいいのです。
そもそもフラワーシャワーだって擬似雨ですしね。
二人の門出、これから二人で歩む人生を神が祝福しているということなのです。
狐の嬉し泣き
雨と涙は表裏一体で考えられやすいです。
先述しましたが狐の嫁入りは女狐の涙、という解釈もあります。
女狐でなくとも、狐の嫁入りに際して狐たちが泣いているのかもしれませんね。
天気雨を狐の嬉し泣きと解釈すると、とてもいい意味を持ってきます。
狐たちが泣くほどに喜ばしいことがあったということですから、それに遭遇したあなたにも幸先良いことがあるでしょう。
虹の前兆
天気雨と虹はセットで扱われやすいです。
太陽が出ている空に雨が降ると、雨があがった後に虹が出ることが多いからです。
みなさんも天気雨があると「虹が見れるかな」、と期待したことがあると思います。
虹はもちろん縁起がいいものです。
虹を見ると幸運な出来事があったり、願い事が叶ったりすると言われています。
そんな虹が見れる可能性を高めてくれるのが天気雨です。
つまり天気雨は「幸先がいい」という意味もあるのです。
豊作の表れ
先述しましたが、狐は豊作・豊穣の神様の遣いです。
そして雨は豊作をもたらす天からの恵みです。
つまりこの2つがセットで起きるということは豊作、豊穣を意味します。
農業に従事する方にはもちろん喜ばしいメッセージです。
農業に従事していない方でも、妊娠したり、契約や仕事が取れたりといった、「豊作」を意味します。
人間関係がよくなる
天気雨に遭遇すると人間関係の問題が解決するといわれています。
これは雨の浄化作用によるものです。
人間関係には負のエネルギーが溜まりやすいと思いませんか?
仕事や家族など、毎日顔を合わせていると嫌悪感を抱いていない相手でも、些細なできごとから不満が溜まっていくものです。
一度蓄積された不満はなかなか解消されません。
また、悪気はなかったのに相手に誤解されてしまい、その誤解がさらなる誤解を読んで大きな勘違いになったり、ということもあると思います。
そういった積もり積もった悪いエネルギーを洗い流してくれるのが雨の浄化作用です。
自分も相手も、浄化されたすっきりとした心持で向き合うことができます。
しかも浄化されるだけではありません。
雨が降りながらも太陽のパワーが照らしてくれるため、前向きに人間関係と向き合うことができます。
問題解決に向けて太陽のパワーが後押ししてくれるでしょう。
人間関係で悩んでいるときに天気雨に遭遇したら、それは解決の兆しかもしれません。
金運アップ
雨の浄化作用が洗い流してくれるのは、人間関係のマイナスエネルギーだけではありませんん。
お金の悪いエネルギーも洗い流してくれるのです。お金には悪いエネルギーといいエネルギーがあります。
表沙汰にできない方法で稼いだお金や、誰かを悲しませて手に入れたお金はもちろん悪いエネルギーを引き連れてきます。
それらの負のエネルギーはあなたの運気を下げるでしょう。
また、自分の欲を満たすために集めるお金も悪いエネルギーををまとっています。
雨の浄化作用はあなた自身の欲も洗い流してくれますから、清浄なお金が集まってくるようになります。
清浄なお金はいいエネルギーをまとっています。あなたの金運を高めてくれることでしょう。
自分の欲のためではなく、誰かのため、社会のために必要なお金はするすると集まってきます。
お金に悩んでいるとき天気雨に見舞われたら、自分の欲はすてて誰かのために使うお金のことを考えましょう。
成功の予兆
あなたがこれから大きな勝負事をしようとしているとき天気雨にあったのなら、それはとても幸先がいいです。
その勝負事に対して、肩の力が入りすぎていませんか?
「どうしても勝ちたい」と、欲に囚われすぎていませんか?
大きな舞台を前にすると、人間は緊張や欲に飲み込まれがちになります。
雨の浄化作用は、そういった念も押し流してくれます。
雑念が取り払われ、余計なことを考えず本領を十分に発揮できることでしょう。
また、活力の源である太陽からは行動のパワーを与えられます。欲にとらわれていない、純真なエネルギーです。
太陽のエネルギーは、あなたの挑戦の背中を押してくれるパワーになるでしょう。
天気雨は成功への予兆だと捉え、前向きにことに臨んでください。
雨降って地固まる
「雨降って地固まる」とは、「争いやもめごとがあった後、かえって良い状態になる」という意味です。
何かトラブルがあったら、「どうしてこんなことになったんだろう」と後悔しがちですが、結果的に「そのトラブルがあってよかった」ということもあるのです。
天気雨は、雨によって足元がぬかるんでも、太陽のパワーがすぐに固めてくれます。
これはまさに「雨降って地固まる」という状態を表しています。
何かトラブルがあって悩んでいる時に天気雨にあったら、そのトラブルのおかげで今後がうまくいく、というサインかもしれません。
問題は収束に向かっているということですから、心配は無用です。
めげずに前向きになりましょう。
また、結婚式の時に降る天気雨も「二人の絆を強固なものに」という意味があります。
これも「雨降って地固まる」が由来した考え方ですね。
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さて、ここまで天気雨のスピリチュアルな意味をご紹介してきました。
でも、他にも「こんな事があったんだけど……、もしかして何かの前兆かな?」と悩むときもあるでしょう。
一人で悩んでいると不安になってきたり、もやもやしてしまうかもしれません。
そんな時、「誰かに話を聞いてもらいたいけど、デリケートな話だから知り合いには話しにくい」と思ったりしますよね。
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まとめ
以上、天気雨・狐の嫁入りのスピリチュアルな意味をご紹介してきました。
「突然降る雨」は「面倒」とか、「濡れてしまうから嫌だ」、といった感想を抱いている人も多いかもしれません。
そもそも「雨が嫌いだ」という人もいるでしょう。
ですが、天気雨・狐の嫁入りはとても縁起がいい現象だと、分かっていただけたのではないかと思います。
狐も雨も、縁起がいい存在ですからね。
これからは天気雨・狐の嫁入りに遭遇したら、「ラッキー♪」と思いましょう!
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それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。