文化祭の季節がやってくると、学校の景色が少し違ってきますよね。
あちらこちらで文化祭の準備が始まったり、出し物の練習をしていたり。
そんな普段とは違う学校の雰囲気の中で、「文化祭マジック」が生まれようとしています。
みなさんは、「文化祭マジック」という言葉を聞いたことがありますか?
今回は、「文化祭マジック」について、意味や理由、マジックの起こし方、注意点などを、まとめてご紹介したいと思います。
目次
文化祭(学祭)マジックとは
「文化祭マジック」とは、文化祭の準備期間から当日にかけて、カップルが続々と誕生していく現象の事です。
「文化祭の時期になると、付き合いだす人たち多いよね?」なんて思ったことがある人も多いと思います。
自分の学生時代を振り返っても、学校行事をきっかけとして付き合う人は多かったですし、「あの子たちもか…」なんて思っていた記憶があります。
文化祭に限らず、「学祭マジック」「体育祭マジック」「修学旅行マジック」というのもありえます。
これら「○○マジック」に共通するのは、「学校イベントをきっかけとして、告白に成功し、付き合いだす人が増える!」ということなのです。
文化祭マジックが起こる原因
好きな人と結ばれるチャンスがあるのだとしたら、これを無駄にはしたくないですよね。
でも、どうして文化祭マジックなんていうことが起きるのでしょうか。
その理由をまとめました。
同じ目的、体験、時間の共有が、心を近づける!
これはチーム戦のスポーツをイメージするとよいでしょう。
強いチームは、同じ目標を持ってたくさんの時間を一緒に練習し、試合に勝ったり負けたりする経験も共有しています。
そんなチームのメンバーは心の距離も近いことは、誰もが理解できると思います。
このように、人は同じ目的や体験、時間の共有をすることで、親密度が増すのです。
文化祭では、これと同じ事が凝縮されて発生します。
文化祭は、普段はあまり接点のない人にも、近づくことができます。
準備から本番までの時間を一緒に過ごし、「文化祭を成功させたい!」という目的も共有します。
なにより大切なのが、失敗や準備がうまくいかない時、つらい気持ちを「共有」することができます。
「困難」の共有は何よりも人の心を近づけると、心理学でも証明されています。
そして、困難を乗り越えた後には、達成感もやってきます。
目的、体験、時間、困難、達成感…。
これらの共有が、文化祭マジックが起こる土台を作っていきます。
何気ない接触の積み重ねが、気持ちをふくらませていく!
人は、実際に触れることを積み重ねる事で、親密性が増していくことが分かっています。
実際に触れるといっても、無理やり触ることではありません。
文化祭の準備中に、ふと手が触れ合ったり、狭い場所で肩が触れ合ったり。
そういう「何気ない接触」の積み重ねが、相手への親密な気持ちを育てていきます。
普段は絶対に触れることなんてないのに、文化祭の準備を通して、体が接触することで相手の事が気になりやすくなっているのです。
つまりは、文化祭の雰囲気に酔う!それこそが魔法!
ここまで二つの理由を説明してきました。
「たくさんの共有」と「身体的接触の積み重ね」。
これら心理学的理由とあわせて、文化祭マジックが起こる最大の理由。
それはもう「文化祭というワクワク、非日常の雰囲気に酔ってしまう」こと以外にありません。
これこそが「文化祭マジック」の正体であり、魔法の正体です。
人は、普段とは違う感情にのまれる、つまり「酔ってしまう」時、いつもはやらない事を平気でやってしまいますよね。
旅行先で人が変わったようにはしゃいでしまうのもそう、ワールドカップで日本が勝った時に大騒ぎしてしまうのもそう。
「文化祭マジック」もその一つ、文化祭が持つ非日常の雰囲気にやられてしまうのです。
しかも、旅行やワールドカップと違い、文化祭はすぐには終わりません。
準備から本番まで、長い時間をかけて酔っていきます。
さらに、好きな人と色んな共有をしたり、接触したりします。
それらが合わさって、「文化祭マジック」という現象が起こるのです。
文化祭(学祭)マジックの起こし方
「文化祭マジックを、好きな人と起こしたい!」
そう思うのなら、「文化祭マジックが起こる原因」を実践してみるとよいでしょう。
文化祭当日にデートに誘うだけではいけません。
文化祭まで長い時間と経験を共有できるよう、同じ準備をする立場となりましょう。
そして、準備をする中で積極的に相手のことを手伝ってあげます。
そうすることで、自然と接触も生まれるはずです。
また、文化祭に向けて全体が盛り上がらければ、「雰囲気に酔う」ことはできません。
自分と好きな相手の事だけを考えるのではなく、チーム全体が盛り上がれるよう、気を配って動きましょう。
あなたのそんな積極的な一面や、思いやりのある行動は、相手の好感を得るのにも一役買ってくれます。
あなたと好きな人が、準備を通して文化祭が楽しみになっていけば、文化祭マジックが起こる可能性が出てきていますよ。
文化祭マジックでの告白は?
文化祭マジックの最高の盛り上がりは、やはり告白ですよね。
実際、文化祭マジックで告白を成功させた例は、ツイッターなどでもたくさん見つかります。
やはり「文化祭マジック」という言葉が生まれるくらいですから、成功率は普段よりも高くなっているようです。
せっかく文化祭を通して親密になれたのなら、告白までしてしまうのも、よいかもしれませんね。
ただし「文化祭マジックに相手もかかっているのか」は、考えた方がいいでしょう。
自分だけが魔法にかかっており、相手は全く酔っていなければ、文化祭マジックは起きませんよ。
公開告白はあり?
近年、はやりの告白方法は「公開告白」です。
大勢の人の前で告白したり、SNSなどで告白をライブ配信したりと、「告白」を「公開」してしまう方法です。
文化祭マジックの力を借りて、公開告白することは良いのでしょうか。
この場合、注意したいのは「相手への配慮」です。
文化祭の雰囲気に酔っている自分は、とても勇気のいる「公開告白」ができちゃうかもしれません。
でも、公開告白は受ける側の人も同様の心理的負担がかかります。
しかも、事前に知らされていないわけですからね。
中には、性格的に「そんな告白に巻き込まれたくない!」と思っている人もいます。
そういった人に公開告白をしかけてしまったら…、どんな結果になるか考えるだけで怖いですね。
また、SNSなどで告白を公開するということは、「全世界のネットに配信する」と同じ意味です。
これを「良い思い出になって残るね」ととらえるか、「一生消せない内容がネットに残るよ」ととらえるかは、人それぞれ。
よって、文化祭マジックであっても、公開告白は「相手が受け入れてくれる人かどうか」を考えるようにしましょう。
文化祭マジックでできたカップルはすぐ別れる?
ここまで「文化祭マジック」の良い部分を紹介してきました。
しかし、文化祭マジックには残念な一面もあるのです。
それは、「文化祭マジックによって誕生したカップルは、すぐに別れがち」ということです。
せっかく付き合いだしたのに、数週間、一ヵ月などの短い期間で別れてしまうことが多いんですね。
その理由は、文化祭マジックの原因にあります。
文化祭マジックが起きる原因は、「目的や経験を共有し、文化祭の雰囲気に酔うこと」。
文化祭が終われば、あのワクワク感は無くなってしまいます。
非日常の雰囲気に酔っていたけど、それから覚めるれば人は冷静になります。
そして、勢いで付き合ったことを後悔したり、相手の嫌な部分が見えてきたりしてしまうんですね。
すぐ別れない対策
文化祭マジックが成功した場合、そのすぐ後に、大きな試練がやってきます。
「文化祭が終わってしまい、魔法がとけてしまう」という試練です。
せっかく付き合えたのに、ここで別れてしまわないよう、対策をご紹介します。
できるだけ近日中に会う予定を決め、連絡は細めにとる!
文化祭が終わる事で、人は冷静になります。
それと同時に、恋心も冷めていってしまいます。
文化祭マジックで盛り上がった気持ちは、ドーピングのようなもの。
そうやって割り切り、文化祭の後は、一からお互いの気持ちをもう一度育てていく意識で、接していくとよいでしょう。
そのために、恋心が冷め切らないよう、できるだけすぐに会える予定を組みます。
連絡もこまめに取りましょう。
放っておくと、相手の気持ちがどんどん離れていく可能性がありますよ。
相手の事をより深く理解してあげるよう、接する
文化祭マジックが終わり、冷静になったのは、あなたも同じです。
文化祭の間は、その雰囲気に酔っていますし、文化祭マジックの成功を願っていますから、相手の事が見えていないかもしれません。
いざ、文化祭が終わって付き合っていたら、気づかなかった相手の嫌な部分ばかりが目に付いてしまう、というのも文化祭マジックのカップルによくあることです。
非日常の雰囲気の中で盛り上がった二人ですから、相手の事がまだよく理解できていない可能性があります。
相手の性格や考えを決めつけず、まだ知らない部分がたくさんあるんだ、と考えましょう。
相手と会ったり連絡を取る時は、思いやりを忘れず、相手の知らない部分を少しずつ理解していく気持ちを持つといいでしょう。
まとめ
今回は、「文化祭マジック」についてご紹介しました。
文化祭のように、同年代の男女が時間をかけて作り上げるイベントは、大人になるとなかなかありません。
学生時代だけの魔法を使って、恋を実らせてみてはいかがですか?
こちらの記事もどうぞ。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。