服の定番の悩みの一つに「毛玉」があります。
特に冬の厚手の服は使っているうちに、いつの間にか毛玉がいっぱい!ということ、ありますよね。
毛玉がついてしまっていると、見栄えも悪いし、気分も下がってしまいます。
この厄介な毛玉ですが、クリーニングに出すことで取ってもらえることを、皆さんは知っていますか?
本記事では、毛玉を取ってもらえるクリーニング情報、料金相場をご紹介します。
また、毛玉を家で取る方法や防止用法などもまとめていますので、ぜひご覧ください。
目次
毛玉はクリーニングで取れる?
洋服のお手入れのプロといえば、やはり「クリーニング店」です。
そんなプロ達は、クリーニングに出されたお客さんの服の毛玉まで、取ってくれるのでしょうか。
答えは……、クリーニングと一緒に毛玉を取ってくれます!
ただし、それが有料オプションか無料サービスかが、店により異なるので注意が必要です!
「毛玉取り」は各業者によって扱いが違っており、別料金を上乗せで取る場合もあれば、無料でやってくれるところもあると、まるで違う対応になるのです。
まずは、自分が頼むクリーニング業者が毛玉取りを行ってくれるのか、そして有料なのか無料なのか、確認をしてみましょう。
ちなみに毛玉取り無料の業者は、決して珍しくありません。
全国どこからでも頼める宅配クリーニングでは、毛玉取り無料サービスの方が多いくらいですよ。
下の「おすすめのクリーニング店」で、そういったお店をご紹介しています。
クリーニングで毛玉取りを頼んだ場合の料金相場
毛玉取りを有料としている場合の料金相場を調べてみると、数百円程度が相場のようですね。
毛玉取り自体を有料とするのではなく、毛玉取りを含めた上級コースを頼まなければならないケースもあるようです。
また、毛玉取りが有料の場合、注意すべき点は「依頼しなければ取ってくれない」というところです。
お店は依頼がなければ、毛玉がたくさんついていても何も処理をしません。
必ず注文時に「毛玉を取ってほしい」旨を伝えましょう。
また、毛玉取りのみを依頼することはできませんので、必ずクリーニングとセットで依頼しましょう。
おすすめのクリーニング店
毛玉取りを無料サービスで行ってくれるクリーニング店は、「宅配クリーニング」に多くあります。
「宅配クリーニング」とは、お店に服を持ち込んだり取りに行く必要がないクリーニングの新しい形態です。
服を宅急便で送ると、クリーニングが完了すると送り返してくれるので、家から一歩も出ずにクリーニングが完了する便利なサービスなんです。
ここでは、そんな宅配クリーニングの中で、最もおすすめのクリーニング店をご紹介します。
リネット
リネットは、宅配クリーニングの中で、価格・品質・利便性など総合的にナンバーワンの実力をもっています。
詳しくは、こちらの記事「宅配クリーニングのおすすめ紹介!人気4社を徹底比較してみた」でご紹介していますので、気になったら場合は、参考にしてみてください。
クリーニングに出したら毛玉がついていた場合
クリーニング店では毛玉を取ってもらえることがありますが、逆の場合はどうでしょうか。
つまり、クリーニング店に出したら毛玉がついて帰ってきた、というケースです。
この場合、お店に何かしらの保障をしてもらえるのでしょうか。
対応は店により異なる
「クリーニングから毛玉がついて帰ってきた」というのは、服が傷つけられて帰ってきたという状況と同じです。
よって、まずはお店に直接話をしましょう。
毛玉取りの再仕上げをしてくれる場合や、返金をしてくれるケースもあリます。
しかし、「毛玉はもともとついていた」「この素材は毛玉ができるのは仕方がない」などの理由で、話し合いが平行線となるケースもあるようです。
そのようにならないためにも、以下の点に注意しておきましょう。
クリーニングに前に、衣類の毛玉の状態を確認しておく
クリーニング店の立場からすると、「毛玉はもともとついていた」というケースが圧倒的に多いそうです。
実際、クリーニングに出すときは服を使った後ですから、「汚れていて当然」という気持ちがありますので、あまり服の状態を気にしていませんよね。
しかし、クリーニングから帰ってきたときは、「綺麗になっていて当然」という気持ちですから、ささいな毛玉などにも気がついてきます。
このように、毛玉に限らず服の汚れや傷みは、クリーニングに出す前は気づきにくく、帰ってきたときは気づきやすいものなのです。
よって、初めからついていた毛玉に対して、「クリーニングのせいで毛玉がついた」とクレームをつけてしまうケースがあるのです。
そのような困った客にならないためにも、クリーニングに出す前に自分で衣服の状態を、しっかり確認しておきましょう。
必要があれば、スマホで写真を撮っておくことも有効な手段です。
クリーニングから帰ってきたら、仕舞う前に状態を確認する
一方、本当にクリーニングが原因で毛玉がつくケースも、実際に起こり得ます。
この場合、気をつけたいのが、できるだけ早く気づくことです。
お店によっては、クリーニング時のミスについて対応できる期間が決まっているケースがあります。
これを過ぎてしまうと、交渉も困難になります。
冬物などは、クリーニングから帰ってきたら、そのまま仕舞ってしまうこともありますよね。
「気がついたのが次の冬になって服を使い出してからだった」とならないよう、クリーニングから戻ってきた服はすぐに状態を確認しておくと良いでしょう。
毛玉の原因
ところで、なぜ衣服に毛玉はつくのでしょうか。
その答えは、「毛玉は衣服の一部だから」です。
「毛玉がつく」と言いますが、正確には「服から毛玉は生まれている」ということです。
服の生地の表面を拡大してみると、繊維の一本一本の先が開いて生えている状態になっています。
この一本一本の繊維の先が、服を使用していくうちに擦れたりして、隣の繊維の先と絡まっていきます。
この状態がさらに進行すると、周囲の繊維を巻き込んで絡まり、玉となって行きます。
これが「毛玉」です。
よって、毛玉は衣服の一部であり、日常生活の中で少しずつできていってしまうのです。
毛玉取りはしない方がいい?
毛玉は衣服の繊維の一部が絡まったものです。
よって、毛玉を取ることは繊維の一部を取ることと同じですから、少しずつ服が削れていってしまうことになります。
しかし、だからと言って「毛玉は取らないほうがいい」というのは極論です。
毛玉になった時点で、繊維の先は絡まり団子になってしまってますから、すでに元の繊維の形から変わってしまっています。
だから、毛玉になってしまった部分を取ること自体は、悪いことではありません。
しかし、毛玉を引っ張ってむしり取るという取り方は絶対に止めましょう。
毛玉を引っ張ると、繋がっている正常な繊維まで一緒に引っ張り出されてしまいます。
それを千切ると、その切れ目がまた周囲の繊維と絡まる原因ともなり、服をどんどん傷めていってしまうからです。
自分でできる毛玉の取り方
では、毛玉はどのようにして取ると良いのでしょうか。
毛玉を取るには、道具を使うのが最も効果的です。
どんな道具を使うのかというと、ご家庭にあるものから専用機まで、様々なもので毛玉を取ることができます。
例えば、台所の食器用スポンジや、T字カミソリ、ハサミなどです。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、状況に応じて組み合わせて使うと良いでしょう。
詳しくはこちらの「毛羽立ちを直す方法や毛玉の取り方は?予防・防止策も紹介」の記事でご紹介していますので、参考にしてください。
自分でできる毛玉の予防策
毛玉ができてしまった場合、クリーニング店に出したり自分で取る必要があります。
しかし繰り返し説明しているように、毛玉は服の繊維の一部なので、毛玉を取り続けていると服へのダメージが溜まっていってしまします。
よって、毛玉は防止策こそが最重要となります。
毛玉を防止するポイントは、服の摩擦の予防です。
摩擦により繊維が絡まり、毛玉ができ始めてしまうからです。
摩擦を防止するには、洗濯方法を工夫したり、着用頻度を減らしたりする必要があります。
また、洋服ブラシの使用や初期段階での対処などでも、毛玉の発生を軽減できます。
こちらも、詳しくは「毛羽立ちを直す方法や毛玉の取り方は?予防・防止策も紹介」にてご紹介していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
今回は、クリーニングで毛玉が取れるのかについて、ご紹介しました。
毛玉取りの無料サービスも多くやっていますので、クリーニングの機会があれば、毛玉も一緒にきれいにしてもらうと、気持ちよく着る事ができますよね。
毛玉のできにくい素材を知りたい方はこちら
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。