雨は汚い?洗濯物や髪・車等が雨に濡れたときはどうすればいいか徹底解説

近年は異常気象で急な雨に見舞われることも増えましたね。

通り雨に濡れる経験をした方も多いのではないでしょうか。

それでなくとも日本には「梅雨」という、雨ばかりの季節があります。

そもそも雨はきれいなのか汚いのか。

濡れた時はどうしたらいいのか。

洗濯物や車が雨に濡れた時は洗うべきなのか。

本記事は雨に関する疑問をまとめました。

雨は思ったより汚い?

雨にはきれいな水のイメージを抱きますか?

それとも汚いと思いますか?

雨に濡れたいと思う人はそもそもあまりいないですよね。

そのことからも汚いよりのイメージを抱いている人が多いのかな、と思います。

でも海外では雨で水浴びをしている地域もありますよね。

実際のところ雨はきれいなのでしょうか、それとも汚いのでしょうか?

雨自体が汚いわけではない

そもそも雨は何でできているのでしょうか。

正解は、空気中の水蒸気です。

川や海の水が太陽熱によって蒸発し、その水蒸気が空の上の方へ登っていき、冷やされます。

冷やされた水蒸気は雲を形成します。

そして集まった水蒸気が重さに耐え切れなくなり水滴となって落ちていくのが、雨です。

つまり雨自体はただの水蒸気なので汚くありません。

しかし空から地上へ降ってくる間に、空気中のホコリ、チリ、化学物質、花粉などを吸収して汚れてしまいます。

飲める雨もあるの?

飲もうと思えば雨は飲めます。

が、先述の通り空気中の色々を含んでいるため体にいいとは言えません。

病気になったりお腹を壊す可能性もあります。

特に水溜りの雨なんかは地面の細菌やウイルスも含んでいますから危険です。

どうしても飲みたい場合は、沸騰してろ過させるといいでしょう。

沸騰させることで細菌やウイルスが死に、ろ過させることでホコリ、チリ、不要な物質を除去することができます。

沸騰とろ過は水蒸気に戻すための作業ですね。

水蒸気ならば飲んでも問題ありません。

雨が口に入った!ぐらいならば心配することはないと思います。

とは言え、万が一体調が悪くなったときはすぐに病院へ行きましょう。

降り始めの雨は注意

降り始めの雨は、降り続いている雨より汚いです。

大気中に浮かんだホコリ、チリ、化学物質や花粉を最も多く吸収するのは降り始めの雨だからです。

降り続いている雨は、それまでの雨がすでに一掃してくれた空気の中を降ってくるわけですから、降り始めほど汚くはならないのです。

降り始めた雨に濡れてしまうことはよくあると思いますが、実はその降り始めの雨こそが、一番汚いのですね。

都会の雨は汚い

空気が汚れていると、その汚れを吸収して降る雨ももちろん汚くなります。

都会では田舎と比べると酸性が強い雨、いわゆる酸性雨が降ります。

酸性雨が降る原因は火山、火力発電所、工場、自動車、船などにより排出される硫黄酸化物と窒素酸化物です。

交通量や工場が多い都会は、それだけ硫黄酸化物と窒素酸化物も多くなり、雨も汚くなるのです。

海外の雨は?

海外では雨水で水浴びする地域もありますよね。

工場が少なく交通量も少ない未発達の地域では、雨は限りなく水蒸気に近いので、そういった用途に雨を使っても問題はないのでしょう。

しかし発展国、発展途上国では大気汚染と同時に酸性雨の問題が度々上がります。

酸性雨による森林の枯れは世界各国で報告されています。

今まで雨を水蒸気として使っていた地域でも、発展国のせいで酸性雨が降るかもしれません。

自然の恩恵を受けていた地域にとっては理不尽な話ですね。

雨雲は国境を越えてしまいますから、世界が一丸となり酸性雨の問題解決に臨む必要がありますね。

雨に濡れた洗濯物はもう一度洗った方がいい?

雨には汚れが含まれているということが分かりました。

そしてその汚れはどの程度私たちの生活に影響を及ぼすでしょうか。

雨に濡れた洗濯物は、汚れたと認識して洗いなおすべきなのでしょうか?

結論から言うとケースバイケースなので、今回は洗うべき場合をご紹介していきたいと思います。

赤ちゃん用の衣類

赤ちゃんの肌に使う衣類は念のため洗いなおしましょう。

赤ちゃんの肌は非常に薄く、少しの刺激でバリアが壊れてしまうという、とても傷つきやすい状態です。

雨には化学物質も含まれます。

その化学物質が刺激となり肌荒れを起こしてしまうかもしれません。

敏感肌の赤ちゃんに触れる衣類はできるだけ清潔に保ちましょう。

花粉症や化学物質アレルギーの方

花粉症や化学物質アレルギーを発症している方が着る服も、雨に濡れたら洗うようにしましょう。

花粉も化学物質も雨に含まれていることがあります。

そのまま乾かすと衣類の繊維に花粉や化学物質が付着してしまいます。

その衣類をアレルギー保持者が着ると、症状が悪化する恐れがあります。

黄砂の時期

黄砂とは中国を中心とした東アジア内陸部の砂漠の砂が、風にまぎあげられて飛散する現象です。

春に起こる現象で、毎年日本でも西日本を中心に黄砂が見られますね。

黄砂は飛んでくる途中で大気汚染物質を含みます。

その黄砂を含んだ雨も通常の雨より汚れています。

特に高度経済成長期の中国では大気汚染が深刻化しており、PM2.5なども含みながら黄砂は日本に飛んできます。

だから、黄砂時期(春)の雨に濡れた場合も洗濯物は洗いなおしましょう。

工場地帯の雨

工場地帯で降った雨に濡れた場合も洗い直しをお勧めします。

環境問題への配慮により工場からの排気による大気汚染は随分減りました。

しかし工場で取り扱う作業の内容によっては、やはり住宅地に比べると大気の汚染度は高いでしょう。

そこで降った雨は、硫黄酸化物と窒素酸化物といった酸性雨を強める物質が多く含まれると考えられます。

雨に濡れた髪はもう一度洗った方がいい?

結論から言うと必ずしも洗う必要はないです。

ですが、「雨にぬれると禿げる」と聞いたことはありませんか?

今までの章でも、雨には化学物質が含まれていたり、酸性の雨が降る、ということを申し上げました。

果たして汚れた雨は髪の毛にどれだけの影響を与えるのでしょうか?

「雨にぬれると禿げる」の真意は?

核実験が世界各地で行われていたころ、放射能を含んだ雨が降ると言われていました。

実際に放射能を含んだ雨が降ったかどうかは不明ですが、雨自体が髪に悪いというよりは、雨に含まれた成分が髪に悪い、という認識があったということです。

雨自体が髪に悪いというより、放射能が髪に悪い、という認識だったのですね。

現在は、雨に放射線が含まれている、ということは言われません。

その代わり、酸性雨が降ります。

酸性雨は髪の毛にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

酸性雨は髪に悪い?

酸性雨が直接禿げる原因になることはありません。

もちろん、あまりに強い酸性雨ならば人体に影響が出るでしょうが、今のところ髪に影響を与えるほど強い酸性雨は観測されていません。

毎日シャワーのごとく浴び続けるのはどうかと思いますが、通り雨に降られた、ぐらいの濡れなら大丈夫でしょう。

洗いなおすより乾かした方がいい

濡れた髪は細菌繁殖の温床になりやすいです。

これは雨で濡れたかどうかに限らず、です。

細菌が繁殖すると頭からイヤなにおいがしますし、頭皮に炎症が起こることもあります。

雨でぬれた時も洗うまではしなくとも、乾かすことはしましょう。

不快感があるなら迷わず洗う

雨には空気中のホコリやチリも含まれていますから、べたつくように感じることもあるかもしれません。

不快感があるなら洗うのがベターです。

そして洗濯物のときと同様、赤ちゃんやアレルギー持ちの方が雨に濡れた時は洗った方がいいでしょう。

黄砂など、特に汚れた雨に降られた時も、洗い流すようにしましょう。

雨に濡れた車は洗車した方がいい?

洗濯物、髪の毛と雨の影響を考慮してきましたが、車はどうでしょうか。

雨に濡れたまま放置しておくと汚れが酷くなるのではないでしょうか。

雨に濡れた後、洗車するべき場合

雨が降る前から車が汚れていた場合は、雨に濡れた後に面倒くさがらず洗いましょう。

車の水染み、水垢は車が汚れている状態で濡れて、乾くことで発生します。

つまり、埃などで汚れていた車が濡れた後、放置するとさらに汚れるということですね。

濡れたついでにきれいに洗車しましょう。

雨に濡れた後、洗車しなくてもいい場合

雨が降る前から、車が綺麗な場合は洗車の必要はありません。

車に汚れがない状態なので、水染み・水垢が出る可能性が低いからです。

雨そのものが汚れになることは少ないようです。

「明日雨だから洗車はその後にしよう」という発想はよくあると思うのですが、実はどちらでもよかったということですね。

雨の後にまとめて汚れを洗い流すか、雨の前に汚れを落としておいて、雨の後は放置できるか。

「汚いな、洗いたい」と思ったその時が洗い時、ということでしょうか。

黄砂の時期

残念ながら黄砂は車汚れの原因になります。

黄砂の時期になると黄色っぽく変色している車をよく見ますよね。

黄砂で汚れた車体に雨が付くのもさらに汚れる原因ですし、黄砂を含んだ雨も汚れる原因になりますから、黄砂の時期に雨に濡れてしまった時は洗車をしましょう。

まとめ

以上、雨にまつわる疑問点を解説してきました。

まとめると以下の通りです。

  • 雨は人体に影響を及ぼすほどではないが、それなりに汚い
  • 飲もうと思えば飲めるが推奨はしない

【洗濯物】

  • 雨に濡れた洗濯物は洗い直しをしなくても支障ない。ただし赤ちゃんやアレルギー体質の方、花粉症の方が着る服は洗いなおした方がいい
  • 黄砂時期の雨に濡れた洗濯物は洗いなおした方がいい
  • 工場地帯の雨に降られた洗濯物は洗いなおした方がいい

【髪の毛】

  • 基本的に雨は髪の毛に悪い影響はない
  • 洗い直しより乾かすことが大事
  • 赤ちゃんやアレルギー体質の方、花粉症の方が濡れた場合は洗った方がいい

【車】

  • 雨に濡れる前から車体が汚れていた場合は、雨に濡れた後洗うこと
  • 雨に濡れる前、車体が汚れていなかった場合は洗わなくとも大丈夫
  • 黄砂時期の雨に濡れた場合は洗うこと

以上、雨に関する記事でした。

みなさんの疑問が解決されれば幸いです。

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それでは最後まで読んで下さりありがとうございました。

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