合唱コンクールといえば、学生生活の1番の思い出になることある一大イベントですよね。
歌の練習でクラスの団結力が高まったり、意外なクラスメイトの一面を見つけることができたりします。
そんな合唱コンクールですが、準備の段階で「表紙」や「ポスター」を描きますよね。
どうやって描いたらいいんだろう……と悩む人もいると思います。
今日は、合唱コンクールの表紙やポスターを描くときに使えるアイデアをご紹介します。
目次
合唱コンクールの表紙の絵の決め方
合唱コンクールの「しおり」や「パンフレット」の「表紙絵」は、その合唱コンクールの顔とも言えるものです。
出場者はもちろん、来場者の方々にも一人一人手にする可能性が高いので、その点を意識して描くようにしましょう。
何を書くかイメージを決める
表紙やポスターなどの絵を描く際は、最初に必ず「全体のイメージ」を決めます。
「全体のイメージ」を決めていく時には、
どんな雰囲気の表紙にしたいか、考える
ことが大切です。
何を描くかよりも前に、「この表紙を見た人にどんな印象を与えたいか」を決めておきます。
例えば、「落ち着いた印象の表紙にしたい」とか、「楽しくてにぎやかな雰囲気にしたいな」とか、「芸術的な見た目にしよう」などです。
これを決めておくことで、「何を描くか」や「どんな絵にするか」などを決めるとき考えやすくなりますよ。
合唱コンクールの表紙に限らず、色々な表紙の絵を検索してみて、「こんな雰囲気の表紙がいいな」というものを見つけるのも良いでしょう。
また「表紙絵」は来場者を含め、大勢の人が見ることを意識してください。
その年の合唱コンクール全体の印象を表すものになりますので、多くの人が納得してくれそうな印象にする方が良いでしょう。
表紙に書かなければいけない文字を、紙面のどこに書くか決める
合唱コンクールの名前だったり、コンクールのテーマなど、表紙に書かなければいけない「文字」があります。
これをどこに書くかを決めましょう。
(文字は表紙絵の枠外に印刷されるなど、不要の場合は飛ばしてください)
また同時に、文字を「丁寧に手書きする」のか「印刷した文字のようなレタリング」で書くか、「絵のようなデザイン性のある文字」で書くか、を決めましょう。
「手書きの文字で書く」のが一番簡単な方法です。
「レタリング」は手書きより手間がかかりますが、綺麗で落ち着いた印象の表紙にできます。
「絵のようなデザイン性のある文字」で書く場合、文字のデザインを自分で考えなければなりませんが、他にはないオリジナリティが出せます。
ただしあくまでも決めたポスターの雰囲気にあうものを選びましょう。
メインで描くものを決める
メインで書きたいものを決めましょう。
この時、意識することも「最初に決めた雰囲気を表せるもの」であること。
そして、「自分に描ける範囲のもの」であることの2点です。
2点目に関しては、絵に自信がある人は気にしなくても良いです。
しかし、「絵があまり得意じゃないのに、表紙絵を作る役になってしまった……」という人は、必ず考えた方が良いです。
例えば絵が苦手な人が、『人が大勢入った体育館の客席と、ステージで一生懸命歌う生徒達の全体絵を描きたい』と思っても、恐らく難しいです。
それより、自分が描ける範囲のものを描き、装飾などの工夫で雰囲気を表す方が、現実的です。
サブで描くもの、装飾を決める
これが最後となります。
メインで描くものを決めたら、「サブで描くもの」と「装飾」を決めます。
メインで描くものが、紙面全体を覆うようなものであったり、それだけで全体が埋まるものなら、「サブ」はなくても良いです。
「文字」と「メイン」だけでは白紙が多く残るのなら、「サブ」で余白に描くものを決めましょう。
「装飾」は小さなワンポイントの絵や線などになります。
これは、実際に表紙絵のメインやサブを描き終わった後に、出来上がりを見て追加するか決めても良いでしょう。
合唱コンクールの表紙の絵のアイデア例
ピアノ
絵が苦手な人でも、写真やイラストを真似して描きやすいです。
大きめに描いてメインに使うのも良いでしょう。
学校
合唱コンクールと直接関係しませんが、「学校の行事」という意味合いで「学校」をメインに描きます。
学校はピアノよりもさらに描きやすいですし、音符などで装飾を施せば、それだけで立派に「表紙」として成立します。
合唱する生徒(一人)/ 指揮をする生徒(一人)/ ピアノを弾く生徒(一人)
大きく描くことでメインの題材にできますし、小さく描いてサブにも使えます。
絵が苦手な場合、人物をたくさん描くことに不安があると思います。
それならば一人をしっかりと描ききりましょう。
合唱する生徒達(複数人)
合唱コンクールの定番とも言える題材ですが、たくさんの人物をバランスよく描く力量が求められます。
描く人数は1クラス全員でも、2〜3人でも自由です。
それぞれの人物が向いている方向を変えたり、描く角度を変えたりといったアレンジもいいでしょう。
また、下のような実際のステージではあり得ない光景を描くのも面白いでしょう。
例1)全員が輪になって歌っている(クラスの一体感をイメージさせるため)
例2)2つのクラスが向かい合って歌っている(クラス同士の戦いである点をイメージさせるため)
例3)ピアノや指揮者を囲むように歌っている(演奏者、指揮者を含めた一体感をイメージさせるため)
楽譜、音符
サブや装飾として使える題材です。
余白があって寂しい場合、埋めるために使いやすい題材です。
楽譜は紙をひねったり波打たせると、動きのある内容になりますよ。
鍵盤(けんばん)
ピアノではなく、鍵盤のみでも題材にできます。
簡単に描けますので、サプや装飾に使えます。
合唱コンクールのポスターの決め方
合唱コンクールのポスターは、「合唱コンクール自体のもの」である場合と、「クラス毎のポスター」である場合と、2週類があると思います。
「合唱コンクール自体のポスター」であれば、上記の「合唱コンクールの表紙の絵」と同じなので、そちらを参考にしてみてください。
ここでは、「クラス毎の合唱コンクールのポスター」を作成する方法をご説明します。
何を書くかイメージを決める
クラスポスターの場合も、まずはポスターのイメージから、具体的な内容を決めて行きます。
まずはどんな雰囲気の表紙にしたいか、決めることが先決ですね。
楽しいイメージ、おもしろいイメージ、くだけた軽いイメージなどなど、クラスの個性が出る部分ですので、発想はかなり自由で良いと思います。
また、クラス毎の課題曲がある場合は、課題曲のイメージにするのも良いでしょう。
クラス名や課題曲名など、書かなければならない文字の配置を決める
ポスター内にクラス名や課題曲を文字で書く場合は、その配置を決めましょう。
絵が苦手な場合は、「スローガン」や「意気込み」などを文字で書いて、絵のスペースを小さくするのも方法の一つです。
さらに、指揮者や演奏者の紹介文を入れる場合は、余白がかなり少なくなると思いますので、文字がメインになる可能性もあります。
どの位置にどれだけの文字を書くのか、配置や文字の形などを確定させましょう。
メインで描く絵を決める(余白が残る場合はサプの絵や装飾を入れる)
メインで描く題材を決め、どのような内容にするかを考えます。
②の文字の配置の段階で紙面の多くを使った場合は、余白をサブの絵で埋めていくイメージでも良いでしょう。
「何を描くか」を考えるときに大事なのは、①で決めた「ポスターの雰囲気」です。
表現したい雰囲気に合うものを考えると、どんなものを描くか決めやすくなります。
合唱コンクールのポスターのアイデア例
基本的には、「合唱コンクールの表紙の絵」のアイデアと同じ題材が使用できます。
他、クラスポスターの場合、以下のような題材が使用できると思います。
クラスの「スローガン」や「クラステーマ」に関連するもの
合唱コンクールのクラスのスローガンが決まっているのなら、それに関連した題材を描くと良いでしょう。
また、クラスとしてのテーマがあるのなら、それを題材にしても良いと思います。
課題曲に関連する題材
課題曲のタイトルに入っている言葉などを題材にします。
クラスの担任の先生
イメージするポスターの雰囲気にもよりますが、クラスの個性を出すには、この題材もありでしょう。
ただし、題材にすることを、事前に担任の先生に許可を取った方が良いですよ。
合唱コンクールの表紙の絵のイラスト例
みなさんが描いた合唱コンクールの表紙の絵のイラスト例をご紹介します。
https://twitter.com/kfneghyuzu_05/status/922097870840348677
これはミュージックプレイヤーですね。素晴らしいアイデアです。
募集してたから、
合唱「IN TERRA PAX」の
表紙イラスト描いてみた!
採用されるといいな〜(๑˃̵ᴗ˂̵)#合唱 #イラスト pic.twitter.com/WKOoMyrYwT— ぬみー。@箸休め中 (@NekoAki926) June 24, 2017
愛というイメージが伝わりやすい絵ですね。
https://twitter.com/p_p_kumako/status/936180443417890816
指揮者は合唱コンクールの表紙の絵の王道ですね。
合唱コンクール表紙がんばりました。
多分表紙にはなりません。 pic.twitter.com/mi26SMNdic— たきざわみどり🍀 (@___irisgarden) November 14, 2017
全員が合唱している様子。
#同一人物が描いたとは思えない絵を晒してみる
合唱コンクールのDVD表紙と
ちょこっと前に描いたものですね。 pic.twitter.com/WZ45NDEo5h— ヱルフ大明神 (@fle0423) January 9, 2016
こちらも全員が歌っている表紙ですが、絵がかわいい!
中学校の合唱コンクール楽譜の表紙、友達が書いたんやけど今見てもかわいい( ̄▽ ̄)自分で色塗ったんか塗ってもらったんか忘れたけどw pic.twitter.com/O4oEBdcj42
— いか (@swing000) April 7, 2013
楽しそうな様子が伝わってくる絵ですね。
合唱コンクールのポスターのイラスト例
続いて、合唱コンクールのポスターのイラスト例をご紹介します。
https://twitter.com/SankoSendaiMSW/status/869891755658797062
文字が目立っていますね。
大して変化ないけど出来上がり!
疲れたけど楽しかったぜ˙˚ʚ( •ω• )ɞ˚˙#イラスト基地 #合唱コンクール #ポスター pic.twitter.com/UtnmFoDQdh— ふーか (@sadaharu01525) September 24, 2016
こちらもどんなテーマかイメージしやすい絵ですね。
うわっ…このポスター、力作すぎ…! RT @info8jo: 今週の土曜日は富士中の合唱コンクールがありますよ♪ #8jo #八丈島 pic.twitter.com/PSAVRrMN2v
— みさき (@misaki8jo) November 6, 2013
絵がきれい…。
中学の時に描いたポスターです。
サインは…気にしない!(=゚ω゚)ノ
ちなみに合唱祭のもの pic.twitter.com/R8Bvjwl7fH— 曉 (@zawatuki) May 11, 2014
これも力作ですね。
https://twitter.com/koikeyu902/status/920502343082405890
優しい絵ですね。
表紙の絵やポスターを書くグッズを紹介
表紙やポスターを描く際に、役に立つグッズを紹介します。
ポスターを描く道具がない、という場合はご参考にしてくださいね。
水彩絵の具 マット水彩マルチ12色(12ml)ポリチューブ入り
定番の水彩絵の具です。
12色あれば、混ぜることでほとんどの色を表現できますし、値段も手頃です。
足りない色が複数ある場合、バラで買うよりもセットで買った方が安い場合もあるので、比べてみるといいですよ。
キッズ 固形 水彩絵の具 22色セット
足りないのは絵の具だけじゃなくて、筆もパレットもない!という方には、こちらがオススメです。
絵の具だけではなく、パレット、筆もセットとなっているので、道具が全て揃います。
キッズとありますが、ポスター制作の使用に全く問題ありません。
他に絵を描く機会がないという方にも、良いかと思います。
アプリー フラット 4000シリーズ 4本セット★
今持っている筆が、絵の具で固まっていたりしませんか?
太いものから細いものまで、筆をまとめて買いたいという方にはこちらをどうぞ。
今の筆に満足がいかず細部まで綺麗に色を塗りたい、という場合でも、コストパフォーマンスが良くオススメです。
まとめ
今回は、合唱コンクールの表紙やポスターのアイデアについて、ご紹介しました。
パンフレットやポスターは、多くの人の目に止まるものなので、自分の作品が使われると嬉しいですよね。
合唱コンクールの思い出の一つにもなりますので、ぜひ頑張って作ってみてください。
こちらの関連記事もどうぞ。
【文化祭のポスター・看板の書き方はこちら】
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。