彼岸花のピンク・青・黒の名前は?画像や花言葉、販売先など紹介

秋に咲く花と言えばコスモスや菊、キンモクセイなどがありますが、誰もが一度は見たことがある花と言えば、「彼岸花(ひがんばな)」ではないでしょうか。

秋口に特徴のある大きな花をつける彼岸花。

たくさん集まって生えている事も多く、道端などに生えているとすごく目立ちます。

彼岸花の名所などでは、辺り一面が彼岸花で埋めつくされていて、とても美しい光景が広がっています。

そんな彼岸花なんですが、その色は、真っ赤である事が定番です。

しかし、赤以外にも色があることを知っていますか?

黄色や白など、彼岸花のイメージとは違う色もあるんです。

確かに私も、彼岸花の名所などに行くと、赤にまじって白の彼岸花を見たことがあります。

それなら、ピンクや青、黒といった全く見たことのない彼岸花もあるのでしょうか?

そのあたりを、調べてみましたのでご紹介します。

目次

彼岸花に似ているピンクの花の画像・名前は?

まずは、「ピンク」の彼岸花からです。

赤に近い色であるピンクなら、普通にありそうな気がしますよね。

しかし結論から言いますと、『ピンク色の彼岸花』はありません。

ただし、『ピンク色の彼岸花に似た花』は存在します。

この部分をもう少し詳しく説明しましょう。

 

私達の知る「彼岸花」とは?

まず、私達がよく知る真っ赤な「彼岸花」は、ヒガンバナ科、ヒガンバナ属の植物です。

「科」や「属」は、似た種類をまとめたグループのようなものです。

どれも同じ名前でややこしいですが、「ヒガンバナ科」の中の「ヒガンバナ属」に分類される「彼岸花」という名前の花なんです。

この「彼岸花」に、ピンク色のものはありません。

しかし、同じ「ヒガンバナ属」の中には、様々な色の花があります。

同じ「属」の花なので、「彼岸花」と形が似ているものもあるんですね。

これらは、「色の違う彼岸花」に見えるものもあります。

 

また、「属」の上の「ヒガンバナ科」のグループはとても大きいので、「ヒガンバナ科」までグループを広げれば、さらに多様な色の花があります。

ただ、同じ「ヒガンバナ科」でも「属」が違うと、「彼岸花」とはだいぶ見た目も変わってきますので、別の花としか見えないかもしれません。

これが「彼岸花のピンクはないが、似た花はある」理由です。

 

ヒガンバナに似ているピンクの花

「ヒガンバナ属」の花は、学名から「リコリス属」とも言います。

だから欧米では、これらの花は「リコリス」と呼ばれています。

日本において「彼岸花」は、昔から不吉なイメージを持たれていました。

しかし欧米ではそういった認識はなく、「リコリス」は人気があり、園芸品種もたくさん作られています。

ピンク色の彼岸花に似ている花は、このリコリスの中に複数あります。

 

リコリス・アルビピンク

リコリスの一種で、かわいらしい桃色の花が咲きます。

形も彼岸花に似ているので、まさに「ピンクの彼岸花」に見えますね。

リコリス・チェリーピンク

上記では右側の写真です。

こちらもリコリスの一種です。アルビピンクより淡い色合いになります。

形も彼岸花に近いですね。

ナツズイセン(夏水仙)

https://twitter.com/usapyon3210/status/1003126802133364736

彼岸花と同じ、「ヒガンバナ科」「ヒガンバナ属」の花です。

優しいピンク色の花をつけますが、形は少し彼岸花とは変わります。

どちらかというと百合の花に似てますね。

ネリネ

#ネリネ

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同じ「ヒガンバナ科」ですが、「ネリネ属」に分類されるネリネも、鮮やかなピンクの花を咲かせます。

種類によっては、ダイヤモンドリリーとも呼ばれます。

豪華できらびやかな花弁が開きますが、雄しべや雌しべが長く伸びている姿は、少し彼岸花にも似ています。

彼岸花に似ているピンクの花の花言葉は?

https://twitter.com/nrkgt999/status/684323564254658560

花を知る楽しみの一つに、花言葉がありますよね。

これを知っていれば、贈り物の時にも役立ちます。

彼岸花に似ているピンクの花の花言葉も調べてみました。

 

ピンクのリコリスの花言葉

まず、リコリスのピンク色の花言葉についてですが…

どうやら「リコリスのピンク」に限定された花言葉はないようです。

まだ作られてない、といった方がいいかもしれません。

確かに、世の中に無数にある花の全てに花言葉がある訳ではないですし。

まだまだ「ピンクのリコリス」の認知度が低いから花言葉が無い、ということでしょうか。

残念ですね。

でも、ピンクに限らず「リコリス」としての一般的な花言葉はありました。

 

「悲しい思い出」

「再開」

「情熱」

「快楽」

「誓い」

「穏やかな美しさ」

 

なんだか、これだけで物語が作れそうな花言葉達ですね。

現時点では、ピンクのリコリスもこういった花言葉となりそうです。

 

ナツズイセンの花言葉

「深い思いやり」

「あなたのために何でもします」

 

リコリスと重複する花言葉は割愛しました。

意味深な花言葉ですね。

贈り物に使えそうですが、よく考えると二つ目は使いどころが難しそうです。

 

ネリネの花言葉

「また会う日を楽しみに」

「忍耐」

「箱入り娘」

 

こちらは、花名の由来となっている「水底で不自由な生活を送っていた妖精の名前」から来ている花言葉です。

彼岸花に似ているピンクの花はどこで買える?

リコリスのピンクは、とてもかわいいですよね。

真っ赤な彼岸花もきれいですが、ピンクは柔らかい印象で違った良さがあります。

ピンク色のリコリスを育てるなら、こちらで球根が買えますよ。

時期によっては売り切れているかもしれませんので、注意してください。

 

 

ナツズイセンの球根はこちらから買えます。

 

 

ネリネの球根はこちらから買えます。

 

彼岸花に似ている青の花の画像・名前は?

 

まず、青色の「彼岸花」というものはありませんでした。

そこでピンクと同じく、「彼岸花に似ている青の花」を探してみると、「アガパンサス」という花が見つかりました。

こちらは「ヒガンバナ科」に属している花ですね。

少し紫き味のある青色の花を咲かせます。

彼岸花と比べると、茎の先端に大きな花の集まりがある点は同じですが、一つ一つの花がよりはっきりしています。

彼岸花と似ているかどうかは、人によって判断が分かれそうですね。

でも、華やかで派手な花であることは間違いないです。

彼岸花に似ている青の花言葉は?

 

「アガパンサス」の花言葉は、こちらです。

 

「恋の訪れ」

「ラブレター」

「知的な装い」

 

「アガパンサス」は「愛の花」という意味を持っているので、花言葉も関連したものになっていますね。

「アガパンサス」をプレゼントしたら、なんだか誤解されてしまいそうです。

 

彼岸花に似ている青はどこで買える?

アガパンサスは、とても丈夫なので、植えっぱなしでも翌年また花が楽しめます。

多少放っておいても育つのは助かりますね。

アガパンサスの株を買うなら、こちらがおススメです。

 

 

黒の彼岸花の画像・名前は?

最後に、黒い彼岸花について調べてみました。

黒い花というとイメージがつかなかったり、不吉だと避ける人もいるかと思いますが、実は黒い花は人気があるんですよ。

独特の大人っぽさがあり、ダークな印象もかっこいいですよね。

そこで、「彼岸花」にも黒い種類があるのか調べてみました。

 

すると「クロバナヒガンバナ」という名前が見つかりました。

これは単に「ヒガンバナ(黒花種)」とも言うようです。

あったー!と喜んだのもつかの間、このクロバナヒガンバナ、どうやら花は黒くないようですね…。

普通よりも濃い赤、少し黒味がかった赤色の花が咲くとの事。

つまりは、やっぱり「赤」なんですね。少し残念です。

 

ただでさえ、彼岸花は「死人花」「幽霊花」なんて別名あるくらいですから、黒色の彼岸花はさらにミステリアスで素敵だと思うんですよね。

いつか、品種改良なので「黒い彼岸花」が見られる日が来ることを期待します!

 

黒の彼岸花の花言葉は?

「クロバナヒガンバナ」はありましたが、本当に花が黒い彼岸花はありませんでした。

当然、花言葉もありません。

そこで、彼岸花ではありませんが、「黒い花」の花言葉を調べてみました。

 

黒薔薇(クロバラ)…「貴方はあくまで私のもの」「憎しみ、恨み」

黒百合(クロユリ)…「恋」「呪い」

 

うう、怖いですね。

呪いや憎しみといった言葉が当然のようについています。

しかし一方で、恋や愛についての要素も入ってくるんですね。

もしもいつか「黒い彼岸花」ができたら、花言葉はこういった黒い花と似るのかもしれません。

死や憎しみなどの暗い花言葉と、深すぎる愛や恋に関した花言葉。

それら二つの意味のある花言葉になるんじゃないかな、と個人的には思います。

 

黒の彼岸花はどこで買える?

黒色の花が咲く彼岸花はないので、手に入れる事はできません。

ここでは、濃い赤色の花が咲く「クロバナヒガンバナ」の球根を買えるサイトを紹介いたします。

 

まとめ+関連記事

今回は、珍しい色の「彼岸花」について調べてみました。

「彼岸花」と似た系統の「ヒガンバナ科」で調べると、本当にいろいろな色や形があって驚きました。

真っ赤な彼岸花もいいですが、カラフルなリコリスやその他の花を見て癒されるのもいいですね。

いつか「青」や「黒」の「彼岸花」が見られることを期待したいと思います。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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