子供から大人まで、季節を問わず愛されるアイスクリーム。
食べ過ぎはよくないとわかっていても、冷たくて甘い誘惑に、勝てない人も多いのでは?
そこで今回は、
『アイスを食べ過ぎるとどうなる?太るのかどうかや病気になる危険性を徹底解説』
と題し、
- アイスで太ることが気になる
- お腹を壊しやすい
- 食べ過ぎで病気になるかも
- アイスなしではいられない
などなど、アイスの食べ過ぎが気になっている方にぜひ、読んでいただきたいと思います!
どうぞ、最後までおつきあいください!
目次
アイスを食べ過ぎると病気になる?
胃腸の機能低下
冷たいアイスを食べ過ぎると、胃腸が冷えて機能低下を起こし、下痢や消化不良になります。
アイスの食べ過ぎが長期間に及ぶと、腹痛、下痢、嘔吐などの症状がさらに悪化して、疲労や倦怠感の原因になります。
また、アイスには糖分がたくさん含まれています。
意外ですが、冷たさだけでなく甘さも、胃の粘膜を刺激してしまい、胃を荒らす原因になります。
また、胃粘膜の刺激で、胃酸の分泌が盛んになり、胸やけを起こすことも。
下痢
冷たいものを食べると、お腹がグルグルとなることはありませんか?
冷たいものの刺激で、腸の運動が活発になったサインです。
過剰な刺激で、腸の運動が活発になりすぎると、水分がうまく吸収できず、下痢が起きることもあります。
また、食べ過ぎで消化しきれなかった食べ物が、腸を刺激して下痢になることもあります。
夏場は特に、冷たいものをたくさん食べる機会が増えますよね。
高い外気温と室内の冷えた空気に対応しようと、身体に相当な負担がかかり、自律神経が失調気味。
そんなところに、大量のアイスが入ると、下痢や胃けいれんなどを起こしやすくなります。
冷えで、お腹を壊しやすい人は、特に、アイスの食べ過ぎには注意しましょう。
だるい・むくむ・肩こり
冷たいアイスを食べ過ぎると、胃腸が刺激され機能が低下し、消化不良になります。
消化不良が起こると、腸の中に消化しきれていない有害物質が代謝されずにたまります。
腸で吸収された有害物質は、血液で全身に運ばれてしまいます。
そのため、だるくなったり、むくんだり、肩こりなどの原因になります。
免疫が落ちる
腸は、免疫器官としてもとても重要な役割を担っています。
アイスの食べ過ぎで、消化不良や下痢を起こすと、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れます。
腸内環境が悪くなると、免疫器官としての働きが低下し、免疫が低下します。
すると、風邪を引きやすくなったり、体調不良が続くことがあります。
また、腸では、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンも生成されています。
そのため腸の調子が悪くなると、ストレスを感じやすくなり、さらにストレスがかかるという悪循環も。
腸内環境を守り、リラックスした状態でいるためにも、アイスを食べるときは美味しく感じる量にとどめましょう。
肌荒れ
消化不良などで、腸内細菌のバランスが崩れると、老廃物や有害物質が排出されにくくなります。
排出されなかった老廃物や有害物質は、腸で吸収され、血液によって、肌まで運ばれます。
最終的に、肌は老廃物や有害物質を排出しようと、角質や毛穴の脂肪と結びついて、ニキビや肌荒れを起こします。
また、腸で食べ物の消化がされる際に、ビタミンなどの生成が行われます。
腸の働きが弱まると、このビタミンの生成がうまくいかなくなりビタミン不足に。
唇の端が荒れたり、爪が割れたり、肌が乾燥したり。
美肌のためにも、アイスの食べ過ぎには注意したいですよね!
貧血のサイン
真夏でもないのに、かき氷や、シャーベットなどのような、アイスを無性にガリガリ食べたくなる人は要注意です。
これは、「氷食症」と言って、鉄欠乏性の貧血の可能性があります。
氷をガリガリ食べることとの因果関係はまだわかっていません。
アイスが好きすぎて食べるというより、とにかく氷をガリガリしたい、その衝動が抑えられないという状態のようです。
鉄が不足すると、体に酸素が行き渡らなくなり、酸欠状態に。
また、髪・骨・皮膚が弱くなったり、不眠や集中力の低下、免疫低下、消化不良、イライラ・だるいなどの症状も出てきます。
貧血は、とにかくしんどいし、身体の力が入らないし、辛いものです。
思い当たる方は一度、検査されることをおすすめします。
糖尿病のリスク
疲れた時のアイスは、心をとっても満足させてくれるものです。
ところが、砂糖や脂肪分がたくさん含まれることから、食べ過ぎは将来の糖尿病リスクにもつながります。
砂糖や脂肪分の取りすぎは、血糖値のコントロールを乱したり、肥満や血中の中性脂肪の割合も高くする恐れがあります。
アイスの食べ過ぎが1日から1週間、1週間がひと月、1年と歳月を重ねて、積み重なることで糖尿病の発生につながります。
アイスや甘いもの、お菓子類の食べ過ぎに思い当たる方は、生活習慣を見直して見ましょう!
急に大好きなお菓子をやめたり、きつい運動を始めると、負担が大きく挫折しやすくなります。
無理なく取り組める糖質制限や、ウォーキングなどの気軽な運動を生活に取り入れるなどして、リスクを少しずつ減らしましょう!
添加物
アイスは、アイスクリーム類と氷菓類に分けられます。
このうち、アイスクリーム類は、乳固形分と乳脂肪分の含まれる量で
- アイスクリーム
- アイスミルク
- ラクトアイス
と3種類に分けられます。
乳成分がほとんど入っていないラクトアイスは、乳成分の代わりに植物性油脂が使われています。
ですが、これだけでは乳成分が作り出すようなコクや味わいや滑らかさが出ないので、様々な添加物を加えているんです。
添加物については、発ガン性などの危険性を訴える専門家もいます。
過剰摂取しなければ、必要以上に怖がることもないかもしれませんが、
気になる方は、無添加のものや合成添加物が加えられていないものを選ぶと良いでしょう。
砂糖依存症
疲れたりストレスを感じたりすると、アイスを食べずにいられないということはありませんか?
もしかしたら、砂糖依存症かもしれません。
アイスの他にも、甘いものが好きで、普段から甘いものでストレスを解消しているという方は、ちょっと注意してみてください。
もし、甘いものを食べると落ち着くがすぐにイライラする、疲れやすくなった、など思い当たる方はいませんか。
甘いものを取り過ぎている可能性があります。
過剰摂取が続くと、虫歯や糖尿病、骨粗鬆症、うつ病につながる恐れが。
気になる方は、ストレスクリニックや、心療内科などで一度、相談してみてもいいかもしれません。
アイスを食べ過ぎると太る?
アイス1個で180kcal
1日に必要な摂取カロリーはどれくらいだと思いますか?
- 成人男性 2600kcal (1食あたり約870kcal)
- 成人女性 2000kcal (1食あたり約670kcal)
参考までに、ご飯100gあたり168kcal、だいたいご飯茶碗1杯は160gです。
一般的なアイスクリーム100gが180kcalとすると、デザートで1個食べるとなると、考えてしまいますよね。
味を豊かにするトッピング
アイスは、豊かな味わいを出すために、様々なトッピングを使用しているものもあります。
クッキー生地やコーン、求肥で包まれていたり、チョコレートコーティングされていたりするものも多いですよね。
これらのトッピングが、アイスそのもののカロリーにプラスされます。
思っている以上に、カロリーが高く太りやすいのも頷けますね。
脂質が多い
アイスに多く含まれる脂質は、強いコクやなめらかな口どけを作るのに、ひと役買ってくれています。
中には、脂質はダイエットの敵だと、考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、脂質には大切な働きがあります。
脂質は1gあたり9kcalと、3大栄養素である、炭水化物、タンパク質と比べてもっとも高いエネルギーを持っています。
脂質は、3大栄養素の一つで、人間の体にはなくてはならない成分です。
ホルモンや細胞膜、核膜の材料であったり、皮下脂肪は臓器の保護や体温の保持、小腸では脂溶性ビタミンの吸収を助けたりします。
ですが、脂質の取り過ぎは良くありません。
脂質の取り過ぎは、肥満やメタボリックシンドロームの原因になり、健康リスクを高めます。
参考までに、乳脂肪分8%以上含有のアイスクリーム100gでは脂質が8g。
1日の脂質の必要摂取量は、成人女性でしたら55gほどになるので、決して少なくない量ですよね。
代謝が下がる
アイスを食べ過ぎると、冷たさの刺激や、甘さの刺激で、胃腸の消化能力が低下します。
腸内で、消化酵素の働きが悪くなると、代謝酵素のバランスが崩れます。
すると、老廃物や有害物質の排出がうまくいかなくなるので、むくんだり太りやすくなります。
アイス自体のカロリーがプラスされるだけでなく、さらに溜め込みやすくなるんですね。
やはり、ダイエットしているなら、カロリー以上に、食べ方も気をつけたいところです。
食べ過ぎが食べ過ぎを呼ぶ
ちょっとだけのつもりが、気がついたら、食べ過ぎてしまったということがありますよね。
特に、ダイエットを気にしている方なら、なおさら。
カロリーや、体重を気にするあまり、それがストレスになり、アイスへの衝動を抑えられなくなることも。
ストレスから暴飲暴食の悪循環が、さらにダイエットを難しくすることに。
もしかしたら砂糖依存症の一歩手前かもしれません。
悩みやストレスがある方は、新しい楽しみを見つけたり、思い切ってカウンセリングを受けてみるなど、食べること以外で発散できる方法があるといいですね。
アイスを食べすぎないようにするには?
とにかく量を決める
アイスは溶けてしまうからと、ついついカップ1個、気づけば平らげてしまうことがありますよね。
食べ始めて、途中でやめるのは至難の技。
ですので、全部食べるのはマズイというときは、はじめにカップから、器に取り分けることをおすすめします。
器に取り分けると、意外に満足感が増すので驚きです。
また、最初から少ない量でアイスを購入しておくと良いでしょう。
ストックを置かないようにして、大人買いや、徳用サイズは、避けましょう!
氷を舐めてみる
文字通り、アイスへの欲求をクールダウンするために、氷を舐める方法があります。
ひやっという刺激が、頭をいったん冷静にさせてくれます。
寝る前や、食事を取り過ぎたり、これ以上のカロリーを取らないほうが良いときにお試しください。
また、自暴自棄になってアイスを爆食いしそうなときも、後から後悔するより、氷をかじってくださいね!
習慣化しない
お風呂上がりのアイスは、至福の時間ですよね!
ところがこれを毎晩の習慣にしてしまうと、カロリーが積み重なる上に、量もどんどん増えていく可能性も。
とっておきの自分ご褒美に高級アイスを食べるという方も多いかもしれませんが
ご褒美アイスが幸せなのは、たまに食べるからこそ!
自分ルールを作って、アイスの食べ過ぎを防ぎましょう!
まとめ
『アイスを食べ過ぎるとどうなる?太るのかどうかや病気になる危険性を徹底解説』
いかがでしたか?
過ぎたるは及ばざるがごとし。
大好きなアイスが、味気なく感じるどころか、体をこわす存在になってしまっては、悲しいですよね。
何ごとも、ほどほどが一番。
お気に入りのアイスを、この先ずっと楽しく味わうためにも、食べ過ぎには気をつけましょう!
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最後まで、おつきあいくださり、ありがとうございました。