イナゴとバッタの違いとは一体何なのか?【同じに見えて全く違う生き物】

日本の虫の中でも、かなり知名度が高いものに、

『イナゴとバッタ』

がいます。

これらは、河原を歩いていると、

『必ずといって良いほど見かける』

ため、大変身近な存在と言えるでしょう。

ですが、この2匹は、

『姿形がとても似ている』

ことから、何が違うのかを知っている人は少ないとされています。

そこで、今回は、

『イナゴとバッタの違い』

について紹介します。

それぞれの違いを知っておき、聞かれたときに答えられるようにしてみてください。

イナゴは『農家にとっての害虫』

引用元:https://pixabay.com

まず、イナゴについて紹介していきます。

イナゴとは、漢字で書くと、

『稲子』

となるように、稲を食べて生活している虫です。

イナゴは、米の稲を食べてしまう生き物

イナゴは、その名の通り、

『稲を食べて生活している虫』

となります。

これにより、米農家の間では、

『害虫』

として扱われており、あまり好かれる存在ではありません。

放っておけば、

『稲を食べ尽くされてしまう』

こともあり、いつもイナゴ駆除が行われているのです。

実際、その繁殖数が多いため、

『完全に駆除できているかは分からない』

ため、悩みの種と言えるでしょう。

イナゴは、食用として食べられている

イナゴは、米農家にとって害虫ですが、

『食用として食べられている』

ということも、よく知っておきましょう。

その味としては、

『比較的甘い』

とされており、料理の材料としても使われているようです。

さらに、大量発生することから、

『昔の人にとっては、貴重な食料』

として、盛んに食べられていました。

害虫であるとともに、

『栄養源』

としての役割も果たしていたということです。

イナゴは、食料として有益

イナゴが、食用として食べられていたことを紹介しました。

ですが、ただ食べられていただけでなく、

『様々な料理が存在している』

のです。

イナゴを使った料理の例としては、

  • 串刺し焼き
  • 鍋煮
  • 佃煮

などがあります。

特に、佃煮などは有名であり、

『好物として食べられている』

ことも多いのです。

また、イナゴは、

『たんぱく質・カルシウム豊富』

という特徴も持っており、純粋な栄養補給食材としても優秀です。

今でこそ、イナゴを捕まえて、

『その場で食べる』

なんてことはありませんが、昔はおやつ代わりに食べられていました。

米農家としては、大量発生されても困る反面、

『食材としての価値が高かった』

ため、あまり無下にも出来ないということなのです。

食用イナゴ商品

イナゴは、食材としてのポテンシャルが高く、

『日常的に食べられている』

ものでもあります。

よく食べられているものとしては、やはりこちらになります。

イナゴの佃煮は、全国的に見ても、

『食べる人が多い』

ため、食卓によく上がるという人も多いでしょう。

田んぼのたんぱく質としての呼び声も高く、何より、

『佃煮にすることで、ほどよい甘みが出る』

ため、ご飯のおかずにピッタリなのです。

ちなみに、イナゴではないのですが、形が似ている植物として、

『イナゴ豆』

というものも存在しています。

イナゴ豆は、小動物が好んで食べるもののため、

『ウサギやハムスターを飼っている人にはおすすめ』

となります。

こちらも気になる人は、試してみてください。

イナゴの方が、茶色が多い

イナゴに限らず、バッタのような虫には、

『茶色』

の個体が存在しています。

こうした体の変化は、

『周囲に溶け込むため』

だとされています。

緑の多い場所に生息しているイナゴは、

『体の色も緑色になりやすい』

と言います。

逆に、水田などの茶色が多い場所に生息しているイナゴは、

『同じ茶色系統の色になる』

ということです。

体が、自然と周囲の外敵から身を守る機能を発揮しているため、

『擬態したイナゴを見つけるのは、それなりに大変』

となるでしょう。

イナゴには、バッタにはない身体的特徴がある

イナゴは、よくバッタに間違われるのですが、その理由としては、

『姿形がとてもよく似ているから』

だと言われています。

ですが、イナゴとバッタには、

『その違いを見分けるための特徴』

が隠されているのです。

それは、

『喉仏』

を見れば分かるでしょう。

イナゴは、ひっくり返すと、

『口の下あたりに、喉仏がある』

ため、これを見れば、イナゴかどうかを瞬時に判断出来るでしょう。

 

バッタは、イナゴのように食べられない

引用元:https://pixabay.com

イナゴの特徴について紹介しました。

次に、イナゴとよく似た、

『バッタ』

についても紹介していきます。

バッタは、稲を食べない

バッタは、イナゴと違って、

『稲を食べない』

ため、米農家には嫌われていません。

ですが、逆に、

『野菜の葉を食べる』

ことから、野菜農家には敬遠される虫になるのです。

特に、幼虫のときは、

『葉っぱをたくさん食べて成長する』

ため、葉っぱが穴だらけにされることもあります。

イナゴとは、また別の意味で厄介な虫となるでしょう。

バッタも食べられるが、イナゴの方が美味しい

バッタを食べるという光景は、あまり見かけないと思いますが、

『イナゴ同様、バッタも食べられる』

ことを覚えておきましょう。

ですが、イナゴと決定的に違う特徴としては、

『バッタの方が苦みが強い』

というものがあります。

イナゴは、バッタに比べて、

『甘みがある』

ため、比較的食べやすい虫となっていますが、バッタは違います。

好き嫌いのはっきりすることが多く、

『苦手な人は本当に苦手』

だと感じるでしょう。

ですが、たんぱく源としては有効なので、

『非常食には出来る』

ということを覚えておきましょう。

バッタは、稲ではなく『イネ科』の植物を食べる

バッタの主食は、

『野菜の葉っぱ』

ということは、先程紹介したとおりです。

ですが、野菜の葉っぱ以外にも、

『イネ科の植物なら、基本的に何でも食べる』

のです。

ココがイナゴと少し違うところでもあり、バッタは、

『稲だけを積極的に食べるイナゴと比べて、イネ科に属しているなら何でも食べる』

のです。

イネ科の植物と言えば、

  • トウモロコシ
  • キビ
  • アワ
  • ヒエ
  • ハト麦
  • タケ
  • ススキ

などがあります。

バッタは、これらイネ科の植物から、

『葉だけを貰って食べている』

と言えます。

そのため、麦やトウモロコシは、

『実ではなく、葉を重点的に食べられることになる』

のです。

また、バッタによっては、

『生息地に自生しているイネ科の植物だけを食べる』

個体も存在しています。

もし、バッタを捕まえて育てたいなら、

『捕まえた場所の植物を餌として与える』

ようにしてみると良いでしょう。

とはいえ、イネ科以外の葉を食べるバッタも存在するので、

『イネ科植物だけにこだわる必要はない』

ということも覚えておいてください。

イナゴとバッタは、分類的には違う生き物と覚えておく

引用元:https://pixabay.com

イナゴとバッタの違いについて解説しました。

ここまでの内容を見ると、

『イナゴとバッタには、それぞれ特徴に違いがある』

ということが分かります。

ですが、これだけ似ている姿形をしているのに、

『本当に別々の生き物なのか』

と感じる人も多いでしょう。

次は、

『イナゴとバッタの生物的違い』

についても紹介していきます。

イナゴとバッタの分類

イナゴとバッタは、生物学上では、

『別の生き物』

として分類されています。

ですが、大きな括りで見ると、

『イナゴはバッタの仲間』

という解釈が出来るのです。

イナゴの分類は、

『バッタ目バッタ亜目イナゴ科』

となります。

これに対して、バッタは、

『バッタ目バッタ亜目』

となり、イナゴを含む、バッタの総称となっています。

こうした分類がなされているため、

『バッタとイナゴは、同じ生き物』

とされることもあります。

ですが、地方によっては、

『イナゴとバッタは、別の生き物』

と定義しているため、基準が曖昧になっていることが多くなります。

イナゴとバッタは、同じ生き物かどうかという議論を聞くことがありますが、これは、

『地方によって認識が異なっているから』

なのかもしれませんね。

似て非なる生き物と覚えておけば良い

イナゴとバッタは、分類上は同じ系列の生き物でも、

『地方によっては、別々の生き物と認識されている』

ということを紹介しました。

ですが、結局のところ、先程紹介したように、

『餌の違いや一部の身体的違いがある』

ため、別の生き物として考える方が良いと言えます。

こうした生き物は、イナゴやバッタの他にも多く存在しており、

『分類した側も、本当に違うのかどうか分からない』

ことが多くあります。

それでも、

『別々の生き物として認識する方が、区別がつけやすい』

ことは確かです。

よって、イナゴとバッタに関しては、

『限りなく近いが、似て非なる生き物』

として認識しておくことをおすすめします。

そうすれば、要らぬ誤解をせずに、

『イナゴとバッタを区別できる』

ため、このように考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

『イナゴとバッタの違いとは一体何なのか?【同じに見えて全く違う生き物】』

いかがでしたか。

今回のまとめとしては、

『イナゴとバッタの違いは、餌や身体的特徴を見極めることで分かる』

ということが言えます。

見た目が似ている生き物は、

『それだけで同じ生き物』

と思われることが多いです。

ですが、しっかり観察してみると、

『それぞれに違った特徴を発見出来る』

ようになっているのです。

こうした違いを知ることが出来れば、

『それまでとは違った見方が出来る』

ため、とても面白く感じてきます。

同じようなものだと、簡単に考えることなく、

『それぞれ違った特徴があり、別の生き物である』

ことを、イナゴとバッタの違いから考えてみることをおすすめします。

そうすれば、今よりさらに、世界が広がっていくでしょう。

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