カタツムリの卵の育て方や孵化する期間は?孵化しないのはカビや乾燥、無精卵が原因?

ペットとしてカタツムリを飼っている人は多くいます。

そしてペットとして飼っていると、今飼っているカタツムリの子供を産卵してほしいですよね。

しかし、カタツムリの卵はどのように管理したら良いのか、育てたらいいのか知らない人も少なくありません。

そこで今回はカタツムリの卵の正しい育て方や孵化に関して解説していきます。

目次

カタツムリの産卵の様子や卵はどんな色・形?


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カタツムリはどのように産卵するのか見たことがあるでしょうか?

ほとんどの人が見たことないですよね。

ここではカタツムリの産卵の様子や卵について解説していきますので参考にして下さい。

産卵の様子

まずは産卵の様子を動画で確認してみて下さい。

カタツムリは首の横あたりにある穴から20個から60個ほどの卵を産みます。

大きさは1~2ミリほどでかなり小さくなっていますのでよく見ないと確認することができません。

首のあたりから出すのは生き物の中でもかなり珍しいタイプですね。

カタツムリの卵の色・形

カタツムリの卵は以下の動画で良く確認できます。

色は黄色みがかかっていて、生んだ時当初の白っぽい色からは中の色合いが色づきますね。

形はいかにも卵らしく丸々としており、その中身はカタツムリの子供の目とも確認できる黒い斑点があります。

カタツムリの卵の育て方は?


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カタツムリにいざ卵が産まれるとどう育てたらいいのか分からなくなりますよね。

カタツムリの卵はしっかりと育てないとすぐ死んでしまいます。

ここではカタツムリの卵の育て方を解説していきます。

親と卵を別々のケースに移す

カタツムリに卵が産まれたら親と卵を別々のケースに移すようにしましょう。

親と卵を他のケースに移して良いのかと疑問に思うかもしれませんが、卵は親の移動によってつぶされてしまうこともあります。

特に砂利のような少し硬い底砂で育てている場合は特に注意が必要です。

移動のさせ方として、簡単に手で握ってしまうと卵は小さいので潰れてしまう可能性があります。

そのため親を他の飼育ケースに移動させましょう。

また、カタツムリの卵が枝や餌などで傷つかないように無駄なものも取り上げて下さいね。

定期的に霧吹きを行う

普段のカタツムリの飼育と同じように、卵にも定期的に霧吹きを行うようにしましょう。

卵は親よりも乾燥に弱く、霧吹きをかけないと乾燥して死んでしまうこともあります。

水やりの量については、あまりにたくさんの水をあげすぎるとカタツムリが弱ってしまうことがあります。

目安としては飼育ゲージに水が溜まらない程度にあげるようにしましょう。

カタツムリの育て方


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カタツムリの卵もそうですが、しっかりとカタツムリが過ごしやすい環境を作らないと卵を産むことができません。

ここではカタツムリを育てるうえで必要なことを解説していきます。

ケースの選び方

カタツムリはつるつるした面でも登ってしまうので逃げてしまわないように蓋が必要です。

一般的に売っている虫かごのようなものであればケースに蓋が付いてるので大丈夫ですが、水槽のようなものであれば、ガーゼで覆ったりするようにしましょう。

カタツムリは移動範囲も少なく、力もそこまでないので小さな虫かごでも十分に飼うことができます。

100均で売っているような安い虫かごでも大丈夫なのでしっかりと蓋があるものを使うようにしましょう。

木の枝は必要?

木の枝を入れることでカタツムリがそこを使って上下したりするところを観察することができますし、カタツムリも活発に行動することができます。

木の枝はカブトムシが使うようなものでも大丈夫ですし、熱帯魚用の流木でも大丈夫です。

ただ、自然に落ちているようなものは汚れを落として菌などを持ち込まないようにしましょう。

また、色々虫かごの中に置くとカタツムリがそれらを登っている姿も確認できますし、見ている側も楽しくなります。

しっかりと見ている側も楽しく観察できるように虫かごの中を綺麗に整頓したり、色んなものを置いてあげるようにして下さいね。

土は必要なのか?

産卵のために土は必要ですが、特に産卵させるつもりがないのであれば土を敷く必要はありません。

土を入れると掃除の面でメンテナンスしないとだめなので手間もかかります。

気軽に飼ってみたい人には土を敷くことは向かないのかもしれません。

しかし産卵には卵が必要なのでしっかりと土を敷くようにしましょう。

土を敷く際には乾燥しているものというよりは、湿度が保たれるような土を敷いた方が湿気が保たれるのでカタツムリにも卵にもいい効果があります。

餌は何をあげる?

餌は主なものとしてキャベツなどの葉物の野菜やニンジン、キュウリなどを食べます。

しかし、これだけではどうしても栄養不足になってしまい殻の維持に限界を感じてしまいます。

カタツムリの殻の栄養のためにも、卵の殻やコンクリートの破片などを入れておきましょう。

そのようなものからカルシウムを補充することで殻に栄養がいきわたり栄養不足を解消することができます。

また、餌をあげることで当然のように糞が出てきます。

その糞は毎日取るようにしましょう。

カタツムリの糞は水分が多く腐りやすいのですぐに取り除かないと環境の悪化につながってしまいます。

また、糞の水分がかなり少なかったりするとカタツムリ自身が乾燥しているということも見て取れます。

このように糞からもカタツムリの健康状態を判断することもできるので、糞の状態はしっかりと見ておくようにして下さいね。

世話をした後は手を石鹸で洗う

カタツムリの持っている寄生虫などを人の環境に持ち込ませないようにするためにもカタツムリの世話をした後は必ず石鹸で手を洗うようにしましょう。

カタツムリは寄生虫を含んでいる可能性も高いですし、カタツムリを触った後に色んなものを触ってしまうと病原菌が移る可能性が大いにあります。

ただ、しっかりと石鹸で手を洗ったりしておけばそこまで心配するようなことでもありません。

きちんと衛生面に気を付けるためにも石鹸で手を洗うようにして下さいね。

カタツムリが産卵する時期や孵化にかかる日数は?


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カタツムリはどのような時期に産卵するのか分かっておけば、飼う側も準備ができますよね。

ここではカタツムリの産卵時期と孵化にかかる日数を見ていきます。

産卵時期

カタツムリは飼育されていて気温が一定の場合は一年中産卵シーズンともいえます。

しかし、野生の場合には少し変わり繁殖は梅雨の5月~7月にかけて頻繁に行われます。

カタツムリの一番過ごしやすい温度になりますし、何といっても湿気があるということが大きな条件になります。

産卵は体力を使うこともあり、乾燥しているシーズンにはなかなか行うことができません。

そのため一年で一番湿気のある梅雨の時期に産卵を行います。

孵化する日数

産卵された卵は大きさで3㎜ほどのものになります。

そして、孵化までの期間ですが温度によって変化があり20度前後だと3週間ほどで孵化します。

温度が高ければ高いほど孵化するまでの期間が早まりますので、卵の様子を見ながらどれくらいか確認してみて下さいね。

カタツムリの卵が孵化しない原因は?


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いくら待ってもカタツムリの卵が孵化しないときがあります。

その時はその卵や飼育環境に問題がある事が多く、その問題を解決してあげないと孵化する事はありません。

ここでは孵化しない原因を解説していきます。

カビ

湿度を高めに保つ必要があるため、卵にカビが発生しやすくなります。

カビの発生は仕方ないものとして見ることができますが、卵にあまりにも多くのカビがついてしまうと卵が呼吸をすることができずに孵化前に死んでしまうことがあります。

ただ、そこまで問題がないとされているのも事実です。

カビだらけの卵でも孵化することもありますし、カビがはえていないからと言って必ず孵化するとも限りません。

カビは理論的に孵化を妨げるものになりますが、そこまで心配はしなくていいのかもしれません。

乾燥

カタツムリの卵は親と同じようにしっかりと湿った環境に置いておくことが重要です。

しかし、直射日光が当たる所や風通しが良い所においてしまうと孵化する前に死んでしまうことがあるかもしれません。

卵はかなり乾燥に弱いのでしっかりと霧吹きで湿気を与えたりするようにしましょう。

無精卵

乾燥にも気を付けていて、卵にカビも生えている様子もないのに卵が孵化しないということがないでしょうか?

その時に考えられるのが無精卵ということです。

カタツムリは雌雄同体でオスメスの区別がありません。

そのためカタツムリはどの個体でも2匹揃うと交尾をすることができますし、交尾をしなくても自分のみで卵を産むこともできます。

交尾を行わずに自分で産んだ卵は無精卵になる可能性が高く孵化する確率がとても低くなります。

その無精卵はどれだけいい環境で育てても孵化する事はありません。

カタツムリを一匹で育てていた場合はこの無精卵の確率が高くなり、いくら卵を産んでも孵化する確率はとても低いものになってしまいます。

一方で2匹で育てていた場合や、外で捕獲したカタツムリが産卵した場合は有精卵の確率が高くなりますね。

カタツムリの卵が孵化しない原因の予防・対応策は?


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カタツムリの卵が孵化しない原因はしっかりと対策してあげないといくら卵を産んでも一向に孵化しないことになってしまいます。

ここでは予防法や対応策を解説していきます。

カビ

カビになるということは湿気が高すぎるということがあります。

それまで霧吹きで水を与えるのは良いですが、その量が多かったのかもしれません。

1週間に3回霧吹きを行っていたのであれば、その回数を2回や1回にするなどして湿気が高くなりすぎないように調整しましょう。

また、少し風通しの良い所に置くと湿気がいい感じに調整できます。

ただ、この時に日の当たる所においてしまうと乾燥してしまいますのでしっかりと日陰におくようにして下さいね。

乾燥

乾燥しているということは日の当たる所に置いていたり、霧吹きをしていないことに起因します。

乾燥は最も陥りやすい失敗なので、忘れないように霧吹きなどをするようにしましょう。

更に日の当たる所や乾燥しやすい所に置くのはもってのほかなので、最初置く時に絶対に日の当たる所には置かないようにして下さいね。

霧吹きも定期的に行うだけでかなり乾燥は防ぐことができます。

無精卵

無精卵ということはカタツムリをつがいで飼っておらず1匹で飼っていることが多くなっています。

1匹で飼うとどうしても無精卵が大半を占めてしまい孵化する可能性がとても低くなります。

無精卵はどうしようも対処することができないので、しっかりと飼う前に予防することがとても重要になります。

無精卵が発生しないように、2匹で飼うようにしましょう。

2匹で飼うことで大半が有精卵になってくれて、孵化する確率がかなり上がります。

カタツムリを飼う場合は卵の孵化率も考えて何匹飼うか決めましょう。

交尾をしたカタツムリはどちらが卵を産むの?


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カタツムリは交尾をしたらどちらが卵を産むのか気になりませんか?

カタツムリは雌雄同体と言ってオスとメスの性別を両方持ち合わせている生き物です。

そのため、交尾の際には2匹ともオスとしての機能を使い交尾します。

その結果メスの機能を持つ2匹は両方ともに産卵することができるようになり、結果的に2匹ともに卵を産みます。

また、このことについては次の記事で詳細を書いているので参考にして下さい。

カタツムリには性別がないの?交尾はどうやって行うの?

まとめ

今回はカタツムリの産卵について解説してきました。

カタツムリの卵は育てるためにとても工夫が必要で、放っておいても育つものでもありません。

しっかりとカビにならないように予防をすることが大事になりますし、湿気の面でも気を付ける必要があります。

しっかりとカタツムリの卵を育てる時は気を付けて下さいね。

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それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

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