カタツムリの目・ツノ・ヤリ・口の場所や役割は?目は切られても再生するの?

カタツムリはよく目にしますが、その構造をしっかりと理解していますでしょうか?

カタツムリには目、ツノ、ヤリ、口などが存在していますが、それがどこにあるのか把握していない人が大半です。

そこで今回はカタツムリのパーツの場所について解説していきますので参考にして下さい。

目次

カタツムリの目・ツノ・ヤリ・口の場所は?


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カタツムリの目というのはその名の通りですが、ツノというのは触角の事を表します。

そしてヤリというのは恋矢と呼ばれる白いやり状の物をさしており、普段は頭の下に隠れていますが交尾中に出てきて相手に突き刺すものです。

具体的な場所を確認していきます。


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この画像で言うと、大きな触角が上に2本あり、その下に小さな触角が2本あります。

その触角が「ツノ」と言われるものであり、大きな触角の先についているものが「目」になります。

カタツムリを見るとかなり特徴的なものですし、誰でも見たことがあるものですよね。

そしてこの動画で白い長いやり状の物が「ヤリ」で、その横についている丸い粒状のような所が「」になります。

このヤリは通常時だと見ることができない貴重なものですし、口も下に付いているので上から見る限りでは普通見ることができませんね。

カタツムリを飼育している人で、つがいで飼っている人などは交尾の際に確認したことがあるかもしれません。

カタツムリの目・ツノ・ヤリ・口のそれぞれの役割は?


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カタツムリのそれぞれのパーツですが、役割にはどのような物があるのでしょうか。

口や目などは比較的分かりやすいですが、中には思っているような作りでない物もたくさんあります。

ここではそれぞれの役割を確認していきます。

人間的な考えて言うと目で見て行動することが当たり前ですが、カタツムリの目は明暗が見えるくらいで物をしっかりと見ることは出来ません。

更に視力も弱くて近い所しか見えない作りになっており、色を見分けることもできません。

人間が持っているような目とはかなり違う作りなので想像することが難しいかもしれませんが、すべてが白黒に見えていて視力がとても悪い状態と考えることがスムーズかもしれません。

しかし、光には敏感になっておりカタツムリは明るい場所と暗い場所を見分けることはできます。

カタツムリは夜行性で、日が当たってしまう昼間は乾燥することもあり外に出ないようにしています。

明るい時間に外に出ないように視力では光を感じることができるようにしています。

目で重要なのは明るい状態か暗い状態かを見分けることだけなのです。

ツノ

大触角の役割としては、目玉を支えているだけでなく周囲の障害物を把握するという大事な役割もあります。

カタツムリは目が良くないので、しっかりと大触覚を左右に振りながら物にあたるか当たらないかを察知しながら動きます。

カタツムリが移動中に触角を頻繁に動かしているのは、ものにあたらないように気を付けながら移動していることにあります。

一方で小触覚の役割としては匂いや味を感じることです。

小触覚の動きはそこまで目で黙視することができませんが、体の下でみえないように頻繁に動かしています。

小触覚で地面を探りながら食べることのできるものを探しています。

このようにツノの中にも役割が存在します。

ヤリ

ヤリというのは「恋矢」と呼ばれる白いやり状の器官をさしています。

普段カタツムリを見てもその器官は外に出ているものではありません。

交尾中などに出てきて、恋矢を相手に突き刺します。

このように書くとカタツムリの生殖器のように思われますが、ヤリはオスの生殖器でなく気分を高揚させたり、相手が受精しやすくするための物と考えられています。

カタツムリの交尾が終わると、その恋矢は取れて落ちてしまいます(ただ数日で再生します)。

このようにヤリは交尾の成功率を高めるために使われているもので、特に生殖器のような使い方はしません。

カタツムリの口は足の裏の小触覚の下の方にあり、その中には歯舌を呼ばれるおろし金のような歯が付いており、その歯で食べたものを削って食べています。

人間のように食べ物を噛むというよりは、草食動物の葉のように食べたものをすりつぶすことで吸収しやすくしています。

また、口は呼吸をして酸素を体に取り入れるために開閉をしており、パクパクしている様子を確認することもできます。

カタツムリのツノ(触覚)が2本しかない種類もいる?


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カタツムリのツノは主に大触覚と小触覚の合計4本あるということをつたてきました。

しかし、カタツムリの仲間にはツノが2本しかいない種類も存在しています。

その種類は、ヤマキサゴの仲間とヤマタニシの仲間です。

これらの種類のカタツムリは基本的に触角が2本しかないということもあり、小触覚は存在しません。

小触覚がないことで食べ物を食べることができるかどうか判断することができないと思うかもしれませんが、一つの大触覚ですべての感知を行います。

彼らは目玉を触角の付け根につけており、触角の先はとがっているような形をしています。

他のカタツムリと形が異なっているのでカタツムリを見ることで簡単に判断することができますね。

カタツムリの目は切られても大丈夫って本当?


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カタツムリの目は大触覚の先についていることが多く、その役割である光の認識は切られることで損傷してしまいます。

もちろん目もなくなってしまうので、カタツムリは一時的に周りを認識することがかなりできなくなります。

しかし、この触角は3週間ほどで回復して同じ機能を取り戻すことができます。

ただその3週間の間はカタツムリの目としての機能はかけていることの今違いがないのでとても危ない状態です。

この間に感知をすることができないので、光に当たりすぎて乾燥したり取りに食べられる機会が増えてしまいます。

また、カタツムリには天敵が存在しており、ロイコクロリディウムという寄生虫です。

カタツムリの目にはロイコクロリディウムという寄生虫が住んでいることがあり、それに寄生されると緑、黄色、赤色の3色の模様を作りうごめきます。

この目的はカタツムリの触角を芋虫のように見せかけて鳥が勘違いして寄生虫ごと食べてしまうことです。

そのまま食べてしまった鳥はそれを消化して寄生虫が入っている糞をします。

そしてその糞をカタツムリが食べて体内に住み着くというループに入り、ロイコクロリディウムは生活をしています。

カタツムリに足はあるの?


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カタツムリはとても遅いですが前に進む生き物です。

そのため、単純に考えるとカタツムリは足を使って動いているように思えますが、歩くというよりは這っているイメージが正解です。

体全体が「腹足」と呼ばれる平べったい筋肉で出来た足です。

後ろから前に波打つような「進行波」という進み方で移動します。

カタツムリをよく見ると、体全身が波打っていることが分かると思います。

まとめ

今回はカタツムリの目、ツノ、ヤリ、口の場所や役割について解説してきました。

カタツムリのそれぞれの器官は人間と比べると、異なる場所にありますし異なる形態をしています。

これからカタツムリを見る機会があれば、今回紹介したような部位を意識しながら見てみて下さいね。

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それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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