セミは夜に普通は鳴かない?夜に鳴くようになった理由や韓国やタイのセミ事情は?

夏になるとセミの鳴き声が聞こえてきて、うるさいと思いながらも感慨深いものがありますよね。

そんなセミの鳴き声ですが、場所によっては全く聞こえないところや夜に聞こえるところがあります。

昔は昼に聞こえていた鳴き声が夜に聞こえるのは不思議ではないでしょうか。

そこで今回はセミはいつ鳴くのかを解説していきます。

セミは基本的には夜は鳴かない?セミが鳴く条件とは?


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まず、結論から言うとセミは基本的には夜には鳴きません。

セミが夜に鳴かない理由としては暗いことと気温が低いことがあります。

セミが鳴くためには、明るさと気温がとても重要な意味を持っています。

ここではその条件を深く掘り下げて確認していきます。

明るさ

セミによってどの明るさで鳴くかは変わってきており、それぞれの傾向を把握する必要があります。

ただ、傾向的によるほど暗いとどのセミも鳴かないようになっています。

種類 鳴く時間帯
アブラゼミ 終日
ミンミンゼミ 早朝から午前中
クマゼミ 午後
ヒグラシ 早朝、夕方
ツクツクボウシ 午後

セミの鳴く傾向はこうなっており、どのセミも夜に鳴かないことがわかります。

アブラゼミは他のセミに比べて鳴く時間帯が多いということもあり、アブラゼミの鳴き声を耳にする機会は多くなっています。

気温

続いて二つ目の条件の「気温」も、鳴くのに適している気温というものがあります。

こちらも明るさと同様に種類によっては異なってきますが、25度~32度くらいが適した気温といわれています。

しかし、ミンミンゼミとツクツクボウシは気温を気にせず鳴くため、25度以下でも、32度以上でも同じようにうるさく鳴き続けます。

対してアブラゼミやクマゼミなどは必ず25度以下では鳴かず、32度以上でも鳴かないようになっています。

セミは基本的には夜は何をしている?


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セミは昼行性の動物ということもあり、人間と同じように夜には眠りについています。

ただ、木につかまりながら警戒心をもって寝ているので、捕まえようとすると案外早く飛び立ったり、逃げてしまいます。

セミは明るくなるまで寝ているので、人間と同じかそれ以上寝ていることもあります。

セミは最近夜にも鳴くようにもなった?


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セミは基本的には夜には鳴きません。

しかし、上で紹介したような条件を満たすことがあると夜でも普通に鳴きます。

どのようなことが原因でそのような条件を満たすようになっているかというと

  • 街頭や発色のいいネオンの増加
  • ヒートアイランド現象や、暖冬の効果、熱帯夜の増加

このような原因により夜でも気温が高い状態や、明るい状態が保たれるようになっています。

10年以上前は夜は街灯も少なく明るい状態はほぼほぼなかったですが、今ではコンビニの増加により明るい状態が維持されています。

また、25度以上ある夜が来るなど熱帯夜の増加も顕著的でセミも温度的に適しているので勘違いして鳴いてしまいます。

夜にセミが鳴いているところは下の動画で確認できるので参考にしてください。

セミの祖先は夜行性だった?


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セミは気温と明るさの条件が揃っただけではそんな簡単になくとも思えません。

そこで関係してくるのがセミの祖先の存在です。

セミの祖先は元々カメムシで、カメムシは夜行性でした。

そのため、セミは現在でも夜行性の一面を持っており、必ず昼間に鳴くセミだけではないのです。

明るさや気温といった条件が揃ったうえで、セミが夜行性という一面を持っているので近年はこれだけセミが鳴いているのです。

もし、夜行性の一面を持っていなければいくら条件が揃っていても眠たくなってしまい寝ますでしょうし、動物の本能的な意味として夜に鳴くことは不可能と考えるのが普通です。

タイや韓国のセミは夜でも鳴く?


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日本ではセミは昼間に鳴くのが普通ですよね。

しかし、海外では夜に鳴くのが普通というところがあります。

ここではその海外の情報を解説していきます。

韓国

韓国ではセミが夜に鳴くのが普通になっています。

先ほど紹介した条件が当てはまっており、熱帯夜が多いことや明るさがどこでも明るいといことがあります。

やはり韓国は途上国ということもあり、色んな街が近代化により夜でも明るい状態になってしまっており、それにより街全体が厚くなってしまっています。

これは韓国だけに言えることではないですが、そのせいで韓国のセミは夜に鳴くのが普通になっていますね。

タイ

タイでもセミは夜に鳴くのが普通になっています。

タイでは4月が夏になり、その気温は最高が38度、最低が25度となっており、夜で25度はきらないことがほとんどです。

そのせいでどうしてもセミが鳴く条件は夜になってしまいます。

昼だと暑すぎてセミは鳴くことができないのです。

このようにとても暑いところでは、セミの鳴くための条件がむしろ夜にあるということもあり、夜に鳴くのが普通になっています。

セミは雨の日でも鳴くのか?


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雨が降った時、セミが鳴いているイメージがない人も多いのではないでしょうか?

そのイメージ通りセミは雨の時鳴きません。

セミのような虫は水に濡れてしまうと飛ぶことができません。

セミが鳴く目的である求愛行動はメスを呼ぶためであり、その行動によりメスがオスのもとに飛んできます。

しかし、雨の日は羽が水で濡れてしまい飛んでくることができません。

その状態で鳴き続けることはとても無駄ですし、非効率的です。

そんな時はオスのセミは鳴くことをやめて、木の後ろや木の葉の下などに身を潜めています。

このようにずっと鳴いているイメージのあるセミですが、鳴きやんでいる時もあります。

そもそもセミが鳴く理由は?


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上記でも軽く触れましたが、そもそもセミが鳴いている理由はメスに自分の場所を知らせるためというものがあります。

セミが鳴き続けているのは求愛行動で、その鳴き声を聞いてオスのもとにメスが駆け付けます。

セミは寿命が短い生き物で、次の命を残すためにもしっかりと生存アピールをして交尾をする必要があります。

あれだけセミがうるさいのは、次の世代にしっかりと子孫を残すためだったのです。

セミの鳴く仕組み


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セミは多くの虫と同じように、羽をこすった際の摩擦の音で鳴いていますが、セミにはもう一つ音を出す仕組みが存在しています。

それが、おなかの中にある発音器官です。

音を出すための特有の器官がセミのおなかの中にあり、その筋肉を震わせることであの大きな音を出しています。

その振動数は1秒間に約2万回も動いており、その振動数はすさまじいものがあります。

そしてそこで出した振動を発音膜に伝えて、共鳴室に入れることで音を共鳴させてその音を更に何倍にも大きくしています。

メスが鳴けない理由はここまで説明した発音筋や発音膜、共鳴室などが発達していない為です。

その代わりにおなかの中には卵を産むための卵巣が存在しています。

オスはメスが鳴くことのできない代わりにあれだけ大きな音を出して鳴いているのですね。

まとめ

今回はセミがいつ鳴くのかや夜に鳴かない理由を紹介してきました。

セミは人間のせいで夜にも鳴いてしまっています。

本来であれば夜に鳴く必要もありませんし、しっかりと温度が安定していれば昼に鳴くだけで済むはずです。

これからは夜にセミが鳴いていても仕方ないと思うようにしてくださいね。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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