高校生になると、
『一人暮らし』
を考える人も多いと思います。
まだ未成年とはいえ、
『そろそろ親元を離れて自立する歳』
とも言えるので、一人暮らしは良い機会となるでしょう。
ですが、実際のところ、
『高校生で一人暮らしは可能なのか』
と思っている人もいると思います。
そこで、今回は、
『高校生が一人暮らしをする方法』
について紹介します。
一人暮らしに憧れている人は、参考にしてみてください。
目次
高校生の一人暮らしは、法律的に問題はない?
高校生の一人暮らしは、
『中学生に比べて、多い印象がある』
ものです。
一人暮らしではなく、
『学校の寮に入る』
という人も多く、親元からどんどん離れていくようですね。
ですが、学校の寮ならともかく、
『家を借りて一人で住む』
となれば、高校生では難しいように思えるでしょう。
親が了承すれば、一人暮らしは可能
確かに、
『高校生だけで家を探しても、門前払いをされるだけ』
となることが多いです。
ですが、
『親の承諾があれば、話は別』
となります。
法律にも、
『高校生の一人暮らしを禁止する』
というものはないため、親が承諾すれば一人暮らしは出来ます。
実際、親としても、
「そろそろ親元を離れて、自立してほしい」
と願っていることが多く、了承されることが多いです。
自分の子供から、
『一人暮らしをして、自立したい』
と聞けば、喜んで賛成してくれるかもしれませんよ。
高校生になったら、お金はなるべく自分でなんとかするべき
一人暮らしを、親に認めてもらえば、次は、
『お金の話』
になります。
一人暮らしをすると言っても、
『様々なお金がかかる』
ので、どうやっていくかを親と決めなければなりません。
仕送りばかりに頼るのはおすすめしない
一人暮らしをすると言っても、
『まだまだ未成年』
なので、親としては心配になります。
そこで、
『月に決まった額を仕送りされる』
こともあるでしょう。
これを生活費に充てれば良いのですが、
『出来れば、仕送りには頼らない』
ようにすることをおすすめします。
高校生になると、
『バイトが出来る』
ので、自分で生活費を稼ぐことも可能になります。
生活費を稼ぐ経験は、
『生きていく上で、とても良い経験』
となるため、高校生のうちにやっておきましょう。
親の負担を減らすことができ、
『社会性も身に付けられる』
ため、自分にとってプラスになること間違いなしです。
ちなみに、
『学校がバイト禁止』
というなら、そのときは素直に仕送り金を貰いましょうね。
高校生の一人暮らしは、何かと問題が起こりやすい
高校生の一人暮らしは、
『問題が起こりやすい』
ことでも有名です。
その問題についても、紹介していきます。
生活費を使い過ぎてしまう
今まで、実家で暮らしてきたため、
『一人暮らしにどれくらいのお金がかかるか知らない』
ことが多いでしょう。
その為、親からの仕送り金を、
『娯楽に使い込んでしまう』
こともあります。
一人で暮らすと、
『食費だけでも、それなりにかかってくる』
ことになります。
親が仕送りするにしても、
『そこまでお金を出せるわけではない』
ので、使い過ぎると生活がきつくなります。
これは、バイトで稼いでも同じことですが、逆に、
『お金を使い過ぎると、どうなるか知ることが出来る』
ため、1度、お金がない生活を経験してみるのも良いかもしれませんよ。
友達と家で騒ぎすぎてしまう
一人暮らしになると、
『噂を聞いた友達が家に来る』
ようになります。
それ自体は良いのですが、
『楽しいあまり、騒ぎすぎてしまう』
こともあるのです。
あまりに騒がしいと、
『騒音苦情が入る』
こともあり、警察に通報されたりもします。
最悪、大家さんに家を追い出されるかもしれないので、
『友達とはほどほどに楽しむ』
ようにしましょう。
犯罪に巻き込まれる可能性が高くなる
高校生の一人暮らしは、
『周囲に助けてくれる人が少ない』
ものです。
何かあったとき、
『近くに人がいない』
と、対応が遅れてしまうことになります。
また、1人ということで、
『犯罪者に狙われやすくなる』
という問題も、一緒に発生してしまいます。
未成年に対する犯罪被害は、
『かなり多くの事例がある』
ため、対策をしなければ冗談抜きで危ないです。
もし、本当に一人暮らしを始めるなら、
『防犯対策』
をしっかりとしておきましょう。
病気になったとき、誰も頼れない
一人暮らしをしていて、かなり困ることとして、
『病気になる』
ことです。
看病してくれる人もおらず、
『病院に行くことも厳しい』
ですが、1人で何とかするしかありません。
病気をしている最中は、
『誰とも話せず、1人で耐えるしかない』
ので、治るまでが長く感じることもあります。
1人でいるというのは、
『寂しさと向き合う』
ということでもあるので、しっかりと耐えなければならないでしょう。
遅刻することが増える
今まで、親から起こされていた人は、
『一人暮らしになった途端、遅刻が増える』
ようになりやすいです。
自分では起きられると思っていても、
『慣れない一人暮らしで疲れる』
こともあるため、結局は起きられないのです。
高校での遅刻は、
『大学進学に影響する可能性』
もあるため、なかなかシャレになりません。
社会人でも、
『朝に起きられない人が多い』
ので、確実に起きられる対策をしておきましょう。
部屋が汚くなりやすい
今まで、
『親が部屋の掃除をしてくれていた人』
もいるでしょう。
ですが、一人暮らしになると、
『部屋の掃除が出来ていない』
ことが多くなる傾向にあります。
学校に行って、バイトもしていれば、
『帰ってくるのは、夜10時以降』
になることもあります。
それからご飯を食べて、風呂に入ってなどしていれば、
『あっという間に時間が経つ』
ため、部屋の掃除をする気力もないことが多いです。
また、休日でも、
『朝から夕方まで寝ている』
ということも多くなり、結局は掃除をしなくなります。
最終的に、たまに様子を見に来る親などが、
『怒りながら掃除をする』
という流れになりやすいのです。
掃除をしないままでいれば、
『空気が淀み、体調を崩しやすくなる』
ため、少しきつくても掃除は定期的に行うようにしましょう。
栄養が偏りやすい
自分で料理をしたことがない人は、
『同じものばかり食べて、栄養が偏りやすい』
という問題もあります。
実家にいるときは、
『親が食事を作っている』
ため、栄養バランスがある程度整っています。
ですが、一人暮らしになると、
『コンビニ弁当などで済ませる』
ことが多くなり、同じものを食べがちになります。
高校生はまだ若いので、
『多少の無茶は問題ない』
ですが、中には体調を崩してしまう人も出てくるのです。
一人暮らしで倒れると、
『誰も助けてくれない』
ため、万が一の事態にも発展しかねません。
料理が上手くなる必要はありませんが、
『毎日、同じものを食べないようにする』
くらいは、意識しておきましょう。
高校生の一人暮らしは、親や自分に金銭的な負担が大きい
高校生の一人暮らしは、
『誰もが1度は憧れるもの』
ですが、ここで考えなければならないことがあります。
それは、先程も少し紹介したように、
『お金がかかる』
ということです。
費用がかかりすぎる
一人暮らしを、最初から最後まで準備したことがある人は分かるのですが、
『一人暮らしをするには、かなりの費用がかかる』
ことを認識しておかなければなりません。
まず、家を借りるために、
『初期費用』
というものがかかってきます。
初期費用には、
- 敷金
- 礼金
- 仲介手数料
- 各種保険
- 引っ越し費用
- 鍵交換費用
- その他諸雑費
などがあります。
どんな家を借りるかによっても違いますが、おおまかに計算しても、
『40~50万円』
はかかってきます。
さらに、住み始めた後も、
- 家賃
- 光熱費
- ガス代
- 水道代
- 管理費
など、様々な費用がかかるのです。
これらの費用は、
『一人暮らしをしなければ、本来かからないもの』
となります。
高校生では、まだまだ、
『何にどれくらいお金がかかるか分からない』
ので、このあたりを説明されても分からないかもしれません。
ですが、
『確実に、親に負担が来ることは間違いない』
ため、よく考えて一人暮らしをするか決めた方が良いでしょう。
もう少し大きくなって、
『大学生』
になれば、この問題も解決出来るようにはなります。
また、学校の寮に入れば、
『一人暮らしではなくても、親元を離れられる』
ため、自立性を養うことも出来るでしょう。
ここで、最も学ばなければならないことは、
『世の中、何をするにもお金がかかる』
ということです。
知らないところで、
『親に負担をかけ続けている』
ことを忘れないようにしましょう。
お金が不足しがちな生活になることは覚悟する
仮に、
『親から許可を貰って、一人暮らしを始める』
としても、お金が不足しがちになることは覚悟しなければなりません。
仕送り金があっても、
『生活費以外に使ってしまうと、すぐになくなる』
おそれあります。
おそらく、よほど裕福な家庭でなければ、
『仕送り金が多くなる』
ということはあまりありません。
また、バイトで収入を増やそうとしても、
『若いときは、何かとお金を使ってしまう』
ことが多いので、あまり手元に残らないことが多くなります。
そもそも、高校生のバイトは、
『夜10時以降は出来ない』
ため、学校があればあまり働く時間がありません。
その分、稼ぎも少なくなり、
『稼いだお金は、使いたくなる』
ので、お金が貯まらないループが続くことも考えられるのです。
高校生でお金を貯めようと思えば、
『友人関係を最小限にして、自分の趣味も我慢する』
くらいの気概がなければ、到底出来ないことです。
それに耐えるくらいなら、
『高校卒業までは、実家で過ごす』
ほうがまだマシだと思うことでしょう。
一人暮らしは、
『自由を手に入れる』
という意味では、確かに有効な方法です。
ですが、未成年である限り、
『限定された自由でしかない』
ことを覚えておかなければなりません。
一人暮らしをするなら、
『将来への予行演習』
くらいに考えておくことが、1番良いのかもしれませんね。
おすすめの賃貸サイトは?
ここまで見てもらった上で、
『それでも一人暮らしがしたい』
という人は、それを親と相談して決めていかなければなりません。
そこで、ここからは、
『おすすめの賃貸サイト』
を紹介します。
家を借りる際の参考にしてみてください。
知名度の高い賃貸サイト『SUUMO(スーモ)』
まずは、テレビCMなどでもおすすめな、
『SUUMO(スーモ)』
となります。
全国各地の賃貸を網羅しているため、
『どんな場所に住んでいても対応できる』
のが強みとなります。
個別に相談することも出来るため、
『わからないことは問い合わせてみる』
ようにしてくださいね。
検索がしやすい『アパマンショップ』
こちらも全国的に有名な賃貸サイトで、
『アパマンショップ』
もおすすめです。
何がおすすめかと言うと、
『豊富な検索方法がある』
ということです。
種類を言えば、
- 学校名
- 生活施設
- 新築
などがあります。
他にも、シェアハウスなどもありますが、これはまだ早いでしょう。
賃貸数も多く、
『選択肢にも困らない』
ため、好きな物件を選んでみてください。
人工知能と人が組んで賃貸を探す『ietty(イエッティ)』
少し変わった検索方法がある、
『ietty(イエッティ)』
もおすすめです。
引っ越し予定日46日前には、
『人口知能が希望条件に沿った物件を探す』
ようになっています。
そして、45日を切ると、
『人工知能の判断に加えて、不動産のプロの判断も追加される』
ため、より自分に合った物件を見つけることが出来ますよ。
まとめ
『高校生で一人暮らしは可能?法律面やかかるお金について徹底解説』
いかがでしたか。
今回のまとめとしては、
『高校生の一人暮らしは、かなり厳しい生活環境を強いられる可能性がある』
ということが言えるでしょう。
そもそも、一人暮らしとは、
『自分自身の生活に、責任が取れるようになってから始める』
ものです。
その為、あくまでも、
『将来、一人暮らしをするため予行演習』
と思っておいた方が良いと言えます。
また、一人暮らしは、
『全ての人がさせてもらえるものではない』
ため、チャンスがあるなら、有難く生活させてもらいましょう。
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それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。