きゅうりの外側の部分が黄色かったり、切ってみると中身が黄色いきゅうりは食べられるのか心配になりますよね。
本記事では、
- きゅうりの外側が黄色い、中身が黄色い原因
- きゅうりの外側が黄色い、中身が黄色いきゅうりは食べられるのか
- 新鮮なきゅうりの見分け方
等を解説しています。
きゅうりの外側や中身が黄色くて食べるかどうか悩んでいる方はぜひ本記事を読んでみてください。
目次
きゅうりの外側が黄色い原因は?
外側がバナナのように黄色くなっているきゅうりを見かけることはなかなかありません。
ですが、自宅などで栽培をしていると、そんな珍しいきゅうりともご対面することがあります。
このきゅうりの外側が黄色い原因は、熟しすぎているからなんですね。
実はみなさんがよく目にする深緑色のきゅうりは、きゅうりの実としては未熟なものを収穫しているため、きゅうり本来に含まれる苦味や渋みが抑えられた状態で皆さんは美味しく食べていただけるのです。
きゅうり
語源は「黄瓜」からきたといわれています。その理由は、完熟すると30cmほどの大きさになり皮が黄色くなるからです。しかし、完熟すると味が落ちてしまうため、現在のように未熟な緑色のうちに収穫して食べるようになりました。へぇー|д゚) pic.twitter.com/8E59N8nICp— n・y◎引き締め (@MonoMon24) 2017年3月3日
また、昔の日本人はこの熟したきゅうりを主に食べていたため、きゅうりの語源も黄瓜(きうり)から来ているという一説もあります。
そんな夏野菜の代名詞とも言えるきゅうりですが、収穫の時期は初夏ごろとされており暑さにも弱く、葉も大きいため実が隠れてしまい収穫時期を逃してしまうとすぐ黄色いきゅうりが出来てしまうんですね。
ですが、古来から食べられているように、現代でもこの外側が黄色い熟したきゅうりを使った料理はあります。
きゅうりの外側が黄色いきゅうりは食べられる?味はまずい?
昔の日本人が食べていたと言われる熟してしまった黄色いきゅうりですが、通常の緑色をしたきゅうりと比べると大変苦味や渋味が含まれております。
ですが、その苦味や渋味、すっぱさなどが含まれている部分は実の中心の種の付いているところのみとなるため半分に切り分け、スプーンなどで取り除く事によって、美味しく食べることが出来ますよ。
また、熟すことによってきゅうりが持つ青臭さが抜けるためとても爽やかな味を楽しむことができ、デザートとしてはちみつなどのシロップをかけると、より美味しく食べることができます。
下記に外側が黄色いきゅうりのおいしいレシピを紹介しています。
きゅうりの中身や種が黄色い原因は?
上記でも記載しましたが、きゅうりの中身や種が黄色くなる原因は、きゅうりが完熟してしまうからなんですね。
ですが、例外もあります。
完熟しても美味しく食べられるきゅうりは、完熟後に収穫されたきゅうりのみになるのです。
未完熟の緑色のきゅうりを収穫後に冷蔵庫などに入れると黄色や赤色に変色をしてしまう場合があります。
そしてこの収穫後に起こる変色は、きゅうりが傷んでいる場合があるため、食べることを極力さけ、捨てた方がいいですね。
きゅうりの中身や種が黄色いきゅうりは食べられる?味はまずい?
きゅうりの中身や種が黄色くなってしまう理由は大きく2つにわけることができます。
- 収穫が行われる前に完熟した場合
収穫が行われる前のつるについたままのきゅうりが完熟した場合であれば、食べることができます。
以前から日本では食べられており、完熟きゅうりを使ったレシピなども多く広まっており、下記で詳しく説明しています。
また、味については中心部のゼリー状の種の付いている部分は、レモンのような酸味があるためはちみつなどの甘味シロップをかけることによって食べることもできますが、種がしっかりとできており渋味がある場合があるため注意が必要です。
- 収穫後に緑色から黄色に変色した場合
きゅうりの主な保存期間は3日から4日ほどと言われているほど腐りやすい野菜です。
ですから、収穫後に黄色に変色してしまった場合は、傷んでいることが多くまれに腐っていることがあります。
腐ってしまっているきゅうりには、様々な細菌や微生物がおり食べると食中毒になる場合があるため食べない方がいいですね。
新鮮なきゅうりの見分け方は?
新鮮なきゅうりの見分け方は実はとても簡単に覚えることができ、お店などで即実践ができるためご紹介させていただきます。
きゅうりの新鮮度を触って確かめる
みなさんが一般的に想像するきゅうりは、濃い緑色をしたきゅうりですよね。
そんなきゅうりを触るだけで新鮮度を見極める方法をご紹介します。
- 持ったときの重さ
きゅうりは全体の95%を水分が締めているため、見た目のわりにずっしりとしていますよね。
実は、この水分量がきゅうりの美味しさを決めているといっても過言ではないのです。
ですので、同じサイズや太さであったとしてもより重いきゅうりを選ぶと水分量やカリウムやビタミンCなどの栄養素を多く摂取することができます。
- きゅうりのトゲを触る
キュウリといえば、全体にぶつぶつとしたイボのようなトゲがあります。
このブツブツとしたトゲが鋭いほど鮮度は高いと見てよいでしょう。
また、このトゲトゲが鋭くできているほど未熟なきゅうりなのですが、未熟なきゅうりほど甘みを強く感じることができるため、大変美味しく食べることができます。
きゅうりの新鮮度を見て確かめる
実は触らずとも新鮮度を確かめる方法もあるのです。
これさえ覚えてしまえば、すぐさまに新鮮でおいしいきゅうりを手にとることが出来るためおすすめです。
- きゅうりの外側が濃い色のものを選ぶ
お店などで売られているきゅうりは未完熟のもののため、濃い緑色をしていますよね。
濃い緑色をしていてハリとツヤがあるきゅうりは食すことに適しており、水分量が多く含まれてることでハリが生まれるため、水分量の多さも確認することが出来るためおすすめです。
その他にも完熟したきゅうりであれば、濃い黄色をしたものが美味しく食べることができますが、緑色から黄色に移り変わる途中のようなきゅうりは、青臭さや渋味が強いためおすすめできません。
- 太さが均一になっている
きゅうりの太さもとても大切なのです。
太さが均一に育っているきゅうりは全体にまんべんなく日光があたっており、水分や栄養素も偏ることなく成長している証なので、美味しく食べることができます。
- ヘタのみずみずしさ
きゅうりの水分量を確認する簡単な方法は、きゅうりを輪切りにすることですが、購入時にカットすることはできないですよね。
ですが、ヘタのみずみずしさを見ることによってきゅうりの新鮮さを確認することができます。
きゅうりのヘタは、ツルから収穫されると水分量が切り口から失われていくため、切り口がみずみずしいほど、収穫から間もないため新鮮なきゅうりを手にとることが出来るのです。
腐ったきゅうりの見分け方は?
異臭がしていたり白カビのようなものが生えてしまっている場合は腐っているため食べないほうがいいです。
ですが見た目や匂いもなく、判断が付きづらいなんてこともありますが、切ってみると確認することもできるので判断ができない場合は一度切ってみるといいでしょう。
- きゅうりを切ると中身が赤茶色や茶色に変色していた
傷み始めてしまっているきゅうりは、冷蔵庫の冷たさにより稀に凍傷により中心部が赤色に変色することがあります。
また、赤茶色や茶色に変色している場合は、細菌や微生物の繁殖などが疑えます。
このきゅうりに発生する細菌や微生物は、食中毒の原因になる細菌も潜んでおり、変色が起きているということは、細菌がきゅうりを中から腐らせてる状態のため、食べないで捨てることをおすすめします。
きゅうりの中身が赤い場合や茶色の場合のきゅうりについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
外側が黄色いきゅうりのおいしい食べ方は?
完熟した外側が黄色いきゅうりはなかなか売られることはありませんが、美味しく食べる方法が様々あります。
今回はそんな珍しい完熟した黄色きゅうりの美味しい食べ方をいくつかご紹介させていただきます。
完熟黄色きゅうりをソテーとして食べる。
緑色のきゅうりを食べるときはなかなか焼くことがありませんが、完熟した黄色のきゅうりを輪切りにし、種が含まれたワタを取り除き火を通して食べてるととてもおいしく食べることができます
また、醤油や酒とみりんなどの和食風として食べることもできるため、味付けに困ることがありません。
サラダとして食べる
完熟したきゅうりでも生サラダとして食べることができるため、おすすめです。
きゅうりを縦に切ったあと、中に含まれるワタと種を取り除き、2,3mmほどの輪切りにしオリーブオイルと塩で和えることで、きゅうりのもつ甘みを引き立ててくれるため大変おいしいです。
炒めものにする
きゅうりを炒めて食べることはあまり多くありませんが、完熟きゅうりならではの食べ方として、炒めものとして食べる方法もあります。
ソテーと違い、唐辛子などを使った炒めものにご飯を入れ、炒飯のように食べると美味しく食べることができます。
漬け物にする
きゅうりの定番とも言える漬け物は、完熟した黄色いきゅうりでも美味しく作ることができます。
また、通常の浅漬け等ですと保存期間は大変短く1日から2日ほどですが、塩分濃度を上げることで長期保存もできるようになります。
中身や種が黄色いきゅうりのおいしい食べ方は?
完熟したきゅうりは、通常見かける緑色のきゅうりと比べると、青臭さがなくなっており甘みを感じることができます。
中身は生で食べることもできますし、シロップなどをかけ甘みを増やすことでメインデザートとしても食べることができます。
また、メインとしてではなく、その他の果物と盛り合わせて食べてみるのもいいかもしれませんね。
完熟きゅうりの種やワタの部分はレモンに似た酸味が強く、そのまま食べてしまうとかなり酸っぱいです。
こちらは、種を取り除いて砂糖を多めに入れたゼリーとして食べることもできます。
きゅうりの保存方法と保存方法の目安は?
きゅうりの旬は初夏から夏頃にかけてですが、暑すぎても育たない繊細な野菜です。
また、全体の95%が水分のため水滴などが付いてしまっていると、付いていた部分から傷み始めてしまうため保存の際には拭き取りを行うとより長持ちさせることができます。
収穫された後きゅうりは比較的日持ちしない野菜ですが、そんな足の早い野菜でも長く持たせたいものですよね。
最後の章は、日持ちができるきゅうりの保存方法をご紹介します。
きゅうりの置き方に注意する
みなさんはきゅうりを冷蔵庫に保存する際、寝かせたまま保存する事が多いのではないでしょうか?
実はきゅうりは通常縦に育つ野菜のため、寝かせず縦に起こしたまま保存すると日持ちするのです。
寝かせたままの保存期間はおおよそ3日程度で傷み始めてしまい、美味しく食べることができません。
ですが、起こしたままであれば、最大で4日ほど賞味期限を伸ばすことが出来ます。
また、起こして保存することによって、冷蔵庫の幅を取ることなく保存ができるためおすすめです。
袋から取り出して保存する
上記にも書かせていただきましたが、起こして保存することによって賞味期限は伸ばすことができます。
それと同時に行ってほしいことが、購入してから冷蔵庫に入れる際に袋から取り出してきゅうりそのままで保存を行っていただくとなお美味しく食べることができます。
袋の中にいれたままですと、きゅうりの持つ水分が袋の中で水滴となってしまいきゅうりに付着してしまうとその部分から傷みはじめ通常より早く腐ってしまうのです。
冷凍保存
冷凍保存をすることによって保存期間を最大で1ヶ月まで伸ばすことができます。
ですが、全体のほとんどが水分で出来ているため冷凍保存を行うことによって中に含まれる水分が全て凍ってしまうため解凍をした際にきゅうりの持つシャキシャキとした食感が失われてしまいます。
また、保存をする際に輪切りや斜め切りに切ってから保存をする必要があるため、手間が少しかかります。
天日干しにする
きゅうりを含めた水分量の多い野菜は天日干しにすることで1ヶ月以上の長期保存をすることができますが、新鮮な野菜を使って行う必要があります。
ですが、やり方はとても簡単、新鮮なきゅうりをお好みのサイズに切り、最低6時間~1日天日干しを行うだけなので手軽に長期保存を実践することができます。
干し終わったきゅうりは、ガラス瓶などにつめ冷凍庫に保存することによって、通常とはまた違った美味しさを見せてくれるきゅうりを味わうことができるのでたいへんおすすめです。
まとめ
本記事をまとめると、
きゅうりの外側が黄色い:
熟しすぎているおり、実の中心が苦い。実の部分をスプーン等で取り除けば普通に食べれる。
きゅうりの中身が黄色い:
・収穫前に黄色い場合は、完熟したきゅうりとして食べることができる
・収穫後に黄色になった場合は、腐っている可能性があるので食べない方がいい。
ということになりますね。
黄色いきゅうりに遭遇した時の対処法に本記事を参考にして頂ければ幸いです。
この記事を読まれた方は下記の記事もおすすめです。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。