お供えや果物の盛り方は?お盆や法事で仏壇に置く個数や種類を解説

お盆には、様々お供えをすることが多くなってきまよね。

そのお供えの際には、

「不祝儀袋の書き方」「手紙の書き方」「参加した際のあいさつ」…

などたくさんの一般常識と言われるものがあります。

一般常識と言われても、当たり前のようにすらすらできる方は少ないはずです。

また、細かいところまで配慮しなければ、故人やご遺族に失礼になるので心配ですよね。

今回は、その中でもお供えをする定番でもある「果物の盛り方」についてまとめてみました!

目次

お供えの果物の置き方に決まりはある?

果物

 

結論からお伝えしますと、

お供えの果物の置き方に決まりはありません。

様々、お盆など法事では決まったルールのようなものがあるイメージで、お供えの果物の向きや盛り方などにも気をつけなければならないと思いがちですが、お供えの果物の向きや盛り方に決まりはありません。

ただ、お供えする際に乱雑に置いたり、転がってしまったりする置き方はさすがに控えてください。

何よりもお気持ちが大事になります!

お供えする果物の個数は?

suuzi

基本的に縁起の悪い数字は避けるようにしましょう。

「死」を連想する「4」と「苦」を連想する「9」が日本では縁起が悪いとされております。

また、「偶数」も同様です。

「割り切れる」というのが「故人と縁が切れる」ということを連想されるため偶数は控えましょう。

お供えする果物の置き方は?

仏壇

 

お供えする果物をいったい、どこへ置いたら良いのか向きはどうすればよいのか悩みますよね。

今回は仏壇に置くお写真や位牌などの位置関係などを説明いたします。

仏壇は基本的に

  • 「上段」
  • 「中段」
  • 「下段」に分かれております。

 

【仏壇の上段】
御本尊様が中心にあり左右に位牌をまつる

【仏壇の中段】
お線香・花・灯明・水そして、お供えの果物を置く

【仏壇の下段】
三具足(お花立、香炉、ロウソク立てが3つで一組になっているもの)を置く

 

このように、お供えの果物は仏壇の中段に置きましょう!

そして、果物の向きは皆さんから見て正面向きにして置いてください。

こちらの動画を見たら、仏壇のイメージがつかめますよ。

数が多くて仏壇におけない場合は?

お供えの果物を多くいただいてしまったり、ミニ仏壇など最近多く見受けられる小さな仏壇のため、お供えの果物が入りきらない場合があるかもしれません。

こういったミニ仏壇のことですね。

 

そんな時は、仏壇の前や経机の横にテーブルを置くなどしてお供えをするようにしてください。

テーブルがない場合は、

おぼんなどを使って置くようにしてください。

畳や床に直接おいてしまうと、頂いた方に失礼にもなりますので、直接置かないようにしてください。

お仏壇用の机としては、こちらがおすすめです。

 

お供えした後の果物は?

果物 食べる

お供えした後の果物は、ぜひ、皆さんで食べてください!

お供え物は「共に供する」という意味合いがあり、昔からご先祖様と分け合っていただくことで供養になるとされておりました。

仏壇の仏様は、線香の香りを召し上がるとされております。

そのため、仏様はお供え物の果物を召し上がることができないため、仏壇にお供えした後はみんなで食べることで供養になります。

お供えする気持ちや敬う気持ちが大事であるということです。

それでも、お供えした果物を食べることに抵抗がある方は、無理して食べる必要はありません。

昔は、お盆のお供えを川に流したり、土に還すという意味で土に埋めたりしていたそうです。

現在は、そのようなことをしたら少し問題になりますので、あまりオススメできません。

お配りできるものは、来てくださった方に配っても問題ありません。

また、ゴミとして処分するのも問題ありません。

ただ、処分するにしても通常のゴミと同様に捨てるのではなく、お供えを頂いた感謝の気持ちを最後まで持ちならがら処分するようにしましょう。

お供えする果物を選ぶポイント

大切

 

お供えの果物を選ぶ際に参考にして頂きたいポイントをご紹介いたします。

  • 日持ちするもの
  • 分けて持ち帰れるもの
  • 故人の好物を選ぶ
  • 個数は奇数
  • カゴに盛られているもの

こちらの5点を気にして選ぶようにしてください。

「日持ちするもの」

お供えをする果物に決まりはありませんが、夏場などは日持ちするものを選んだほうが良いでしょう。

仏壇にお供えをした場合、しばらくの間置いておくケースが多いため日持ちをするものが好ましいです。

バナナやイチゴは日持ちしないため避けるようにしましょう。

「分けて持ち帰れるもの」

お供え物は法事が終わった後に、参列者で分けて持ち帰ることもあります。

そのときに、スイカなどはその場で食べなければならないため、避けたほうが良いでしょう。

「故人の好物を選ぶ」

あくまで、お供え物は故人を偲び供養することが目的です。

そのため、果物を選ぶ際は故人が生前好んでいたものを選ぶようにしましょう。

「個数は奇数」

お供えする果物の個数、種類は奇数が望ましいです。

さきほどもご紹介いたしました通り、偶数は「割り切れる」というネガティブな言葉を連想されるため避けるようにしています。

「カゴに盛られているもの」

お供えする果物を裸で持っていった場合、そのために飾る手間が発生します。

その手間をなくすためにも既に盛り付けられたフルーツバスケットのようなものも現在はあります。

お供えする果物の予算

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法事でお渡しするお供え物は、香典もお渡しするためそれほど高額の果物を準備する必要はありません。

一般的には、5,000円~10,000円くらいが相場とされています。

しかし、地域によって相場が異なるそうですので、出席予定の方をわかっておりましたら相談してみたほうが良いでしょう。

お盆にお金をお供えする時の相場は「お盆のお供えのお金の相場は?入れる封筒や向き・のし・表書きを解説」の記事をどうぞ。

 

お供えする果物のおすすめは?

リンゴ

基本的にお供えする果物に決まりはありませんが、

リンゴは、日持ちもしますし、分けて持ち帰ることもできる為、選ぶ方が多いです。

リンゴを購入する場合は、こちらがおすすめです。

 

グレープフルーツ

グレープフルーツは、リンゴ同様に日持ちしますし、長く置いておいても劣化せずに、汁などが垂れてくる心配もありません。

グレープフルーツはこちらがおすすめ。

 

フルーツバスケット

一種類のみお渡ししても構いませんが、まとまってカゴにも入っており、まず間違えないものがフルーツバスケットです。

お店の方が綺麗に盛ってくださりますので安心できます。

フルーツバスケットはこちらがおすすめ。

 

果物をお供えする道具でおすすめは?

果物をお供えする際、すでにカゴに入っているものを使用するのも問題ありません。お皿を使用しても大丈夫です。

しかし、仏壇にお供えをするための「供物台」というものがあります。

あると便利ですので、もし、カゴやお皿がないときに備えておくことも大事になります。

こちらのものが、「供物台」です。

 

まとめ

お供えの果物については以上になります。

いかがでしたでしょうか?

法事ではいろいろと細かいルールのようなものが多いのですが、果物のお供えに関してはあまり決まったものがないことに驚きですね!

お供え物には、お気持ちが一番ですので肩ひじ張ってお持ちするよりも、誠心誠意心を込めてお供えしていただければと思います。

 

お盆に関する気になる記事はこちら

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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