湯たんぽが欲しいけど家にない!
そんな時、お家に今あるもので手作りできるかもしれません。
例えば、飲み終わったペットボトル。
もしあるならば、湯たんぽの格好の材料になりますよ。
今回はペットボトルでの湯たんぽの作り方を解説いたします。
目次
ペットボトル湯たんぽのメリット
ペットボトルの湯たんぽにはこんなメリットがあります。
・自宅にあるもので作れる
・資源の有効利用になる
・色々なサイズで作れる
・ダメになってもすぐに新しいものが作れる
・シーズンが終わってしまえば処分できるので、オフシーズンの収納スペースがいらない
ちょっと挙げただけでも、たくさんメリットがありますね。
それでは、ペットボトル湯たんぽ、どうやったら作れるのでしょうか?
さっそく作り方をご紹介いたします。
ペットボトルの湯たんぽの作り方は?
こちらの動画で、ポットボトルを使った湯たんぽの作り方を見ることができます。
1、ペットボトルは中を洗ってきれいにする。
2、お湯を沸かす。
3、やけどに注意しながらペットボトルにお湯を注ぐ。
4、しっかりふたをしめる。
とても簡単な作り方ですね。
ただ、ペットボトルで湯たんぽを作る際には、気を付けるべき点がいくつかあります。
以下にご説明しますので、作る前にしっかりチェックしてくださいね。
ペットボトルで湯たんぽを作る時の注意点は?
耐熱ペットボトルを使う
ペットボトルには、その内容物によって種類があるのをご存知でしたか?
まずはペットボトルにどんな種類があるのか説明します。
ペットボトルには、以下の4つの種類があり、中に入れる飲み物によって使い分けられています。
耐熱用:
口部は白色。底部は凹型。
耐熱性があり、冷却後の負圧にも耐えられるように設計されている。
無菌充填用:
口部は透明。底部は凹型。
殺菌済みの内容物を入れるもの。
耐圧用:
口部は透明。底部はペタロイド(花弁)型。
炭酸系の内容物を入れるもの。
耐圧性がある。
耐熱圧用:
口部は白色。底部はペタロイド型。
果汁入り炭酸系内容物を入れるもの。
耐圧性と耐熱性がある。
炭酸飲料の入った耐圧ペットボトルは、硬さがあり強そうなので、一見、湯たんぽ作りに一番適しているように思えますが、湯たんぽとして使うのに重要なのは耐熱性です。
耐熱性のない耐圧ペットボトルでは、熱いお湯を入れた時に変形してしまい、ふたが閉まらなくなったり、使用中にやけどをする危険もあります。
必ず、耐熱ペットボトルまたは耐熱耐圧ペットボトルを使いましょう。
見分け方は口部の色です。
口部が以下のように白色のペットボトルは耐熱用です。
またペットボトルのふたの色でも見分けることができます。
以下のようにオレンジ色のフタが耐熱用のペットボトルになります。
キャップの色がオレンジ、飲み口の口部が白と見分け方は簡単ですね。
お湯の温度に注意する
耐熱のものであっても、ペットボトルを使う場合、入れるお湯の温度には注意が必要です。
90℃以上のお湯を入れると、ペットボトルが変形しやすくなります。
必ず90℃以下のお湯を入れるようにしましょう。
ベストは80℃くらいです。
電気ポットなどで80℃くらいのお湯を作ると安心ですね。
くれぐれもやけどに注意しましょう。
ペットボトルの湯たんぽカバーの作り方は?
ペットボトル湯たんぽのカバーは、どうしたらいいでしょう?
サイズの合った靴下をかぶせれば、即席のペットボトルカバーになります。
また、タオルを巻いて輪ゴムで留めてもいいですね。
もっときちんとしたカバー、かわいいカバーを作りたい、という方は、こちらの動画を参考にしてみてください。
以下に手順を書きますね。
動画では手ぬぐい、ボンドを使っていますが、湯たんぽとして使う場合、熱くなりますので、フリースやタオル、手縫いで書いています。
また、作り方も動画とは多少変えて書いていますので、こちらを読みながら動画で雰囲気を参考にして作っていただけたらと思います。
用意するもの:布(30×40くらい)、定規、はさみ、チャコペン(サインペン、ボールペンでもOK)、ペットボトル、針、糸
1、布を、表にしたい方を上にして縦に広げ、ペットボトルを横に置く。
2、ペットボトルのサイズに合わせて布を巻いて、ペットボトルがぎりぎり入る位置で縫い代を決める。
3、縫い代にチャコペンなどで線を引く。
4.線を引いたところを縫う。余った布は切る。
5、縫い終わったらペットボトルを入れて、底面の位置の見当をつける。
6、ペットボトルを抜いて底面を縫う。
7、必要であれば、上部の布の端を縫って始末する。
8、ひっくり返して出来上がり。
裁縫がお好きな方は、ぜひお気に入りの布で、オリジナル湯たんぽホルダーを作ってみましょう♪
用途に分けた使い方
ペットボトルには500ml、2Lなど、いくつかサイズがありますよね。
手作り湯たんぽを作る時、ペットボトルのサイズを吟味すれば、使う目的に最適なものを作ることができますよ。
以下にサイズ別におすすめ用途を紹介します。
350ml
小さめサイズのペットボトルです。
コーヒーや暖かい紅茶類など、少量で暖かいうちに飲み切るドリンクが入っていることが多いです。
外に持ち出して手に持って使う、お腹など局部的に温めるのに使うのにおすすめです。
500ml
一番一般的な携帯用ペットボトルの大きさです。
ご家庭でも空き容器が一番出やすいのではないでしょうか。
こちらはお腹の部分に当てて使うこともできますし、寝るときにベッドに入れる湯たんぽとしても使えるサイズで、一番使い勝手がよさそうです。
2L
一番大きなサイズのペットボトルです。
炭酸飲料やお茶、お水が入っていますね。
飲料をペットボトルで買っているご家庭では、こちらの空きボトルもたくさんありそうですね。
こちらは大きいサイズなので、ベッドで使う湯たんぽとして最適です。
ただ、大きいサイズのペットボトルは、耐熱用でない場合が多いので、口部が白色かどうかきちんと確かめて、耐熱用のものを使う必要があります。
もしも耐熱用ではないけれど大きいサイズのペットボトルで湯たんぽを作りたい、という時は、入れるお湯の温度を50℃くらいにしましょう。50℃以下のお湯であればペットボトルの変形を避けられます。
ペットボトルの湯たんぽを寝るときに使う
さっそくペットボトルで湯たんぽを作って、今夜はぬくぬく寝よう♪
と、その前に、安全のため、いくつか注意点をご確認ください。
90℃近い温度のお湯を入れたペットボトルは、直接肌に触れると低温やけどの危険があります。
ベッドの中で使用する際は、カバーをした上で、直接体につかないよう、体から少し離しておきましょう。
足元からこぶし1~2個分離しておくと、低温やけどの危険なく、布団を暖めてくれますよ。
また、勉強中などで足元に置いて使う時は、足先で少し触るくらいの位置にすると、暖かく使えます。
上に足を置いたまま居眠りしてしまわないよう、ご注意を。
また、ペットボトルは強い素材ではないので、使用を重ねると劣化します。
何度か使ったら、古いボトルは処分して、また新しい空きペットボトルで湯たんぽを作ってくださいね。
手作り湯たんぽ、ペットボトル以外には?
湯たんぽを手作りしたいとき、ペットボトル以外にも、こんな材料を使って作ることができます。
- 瓶
- 缶
- ジップロック
など。
それぞれこんな特徴があります。
瓶・・・
保温性に優れている。
用途によって大きさを選んで作れる。
缶・・・
保温性は一番高い。
持ち運びに便利。
ジップロック・・・
中身は温めたタオル、こんにゃく(!)など。
保温性は劣るが、安全で、平たくして使える利点がある。
ペットボトル以外の手作り湯たんぽについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
まとめ
いかがでしたか?
いつの間にかあふれてしまいがちな空きペットボトル。
資源ごみに出す前に、口部が白いものがないか探してみましょう。
わざわざ買わなくても、湯たんぽをペットボトルで手作りすれば、簡単、エコであったか。
ぜひトライしてみてください!