3月は卒業式の季節です。
卒業式では緊張したり感動したりと様々な思いでいっぱいになることもありますが、卒業式の後にもちょっとしたイベントがあります。
それは、クラスでの最後のホームルームです。
ここでは、先生からの最後の話に加えて、一人一人のクラスメートが一言スピーチをすることが定番です。
この一言コメントが、なかなか頭を悩ませるんですよね。
そこで、本記事では、卒業式の日の最後のホームルームで、どんな一言を言えばいいのか、タイプ別に例文付きでご紹介します。
最後の一言に悩んだら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
最後の一言は、どんな内容がいい?
卒業式の日、最後のホームルームでの一言は、悩みますよね。
悩んでしまう理由はきっと、ここでの一言はタイプが色々とあり得る、ということがあると思います。
つまり、「真面目な一言で無難に終わらせる」こともできますし、「これまでの感謝の気持ちを伝える」こともできます。
人によっては、「面白い一言で、皆を笑顔にする」ことも可能ですよ。
卒業式の日の最後のホームルームは、クラスの雰囲気が暖かく、面白い内容を言っても受け入れてくれる可能性は高いですからね。
これまで1年間で培ってきたクラスメートとの関係やクラスので立ち位置などから、自分がどんなタイプの一言を言うかを、まずは決めるといいでしょう。
その上で、どんな内容かを具体的に考えていきます。
一部の相手に対してではなく全体への内容にする
一言の内容に困ると、どうしても言いやすい特定の相手への内容になってしまいがちです。
もしくは、一部の仲間内だけで通じる内輪ネタに走ったりもしてしまいますよね。
それが絶対にダメだという決まりもないのですが、せっかくクラス全員が聞いているのですから、やはり多くの人に伝わる内容である方が良いでしょう。
仲のいい相手に対してのコメントであれば、後で個別に言う事も出来ますからね。
クラス全体が参加したイベントや、思い出に関する内容を絡めれば、聞いてる人も共感しやすくなります。
定番の真面目な一言タイプ
ここから実際の例文を使って、タイプごとに一言例をご紹介していきましょう。
自分の特徴に合わせて、いくつかを組み合わせて使うと良いと思います。
まずは、定番の一言タイプからです。
これは、誰が言ってもおかしくない真面目系の内容なので、あまり目立たずにさらっと終わりたい場合にもオススメです。
感謝を伝える一言
皆への感謝を伝える一言です。
これぞ、定番の内容なので使いやすいですが、似た内容を他の人も話す可能性が高いでしょう。
●この1年間、仲良くしてくれて、ありがとうございました。色々な事で助けてもらい、とても感謝しています。
●このクラスになって最初は少し不安だったけど、皆が優しくしてくれて楽しい最高の1年間になりました。ありがとうございました。
●あっという間の1年間で、とても楽しかったです。明日から、このクラスのみんなに会えなくなると思うと、とても寂しいです。一緒に過ごしてくれて、ありがとうございました。
思い出を伝える一言
クラスの共通の思い出を話題に出す一言です。
●この1年間で、一番心に残っていることは、「〜〜〜」です。最高の思い出になりました。
●合唱コンクールで、毎日みんなで練習して1位になれたことが、とても嬉しかったです。
●毎日の授業で、必ず笑いが生まれて楽しかったこのクラスが大好きでした。
これから先の事を伝える一言
これまでの事を振り返るのではなく、これから先について触れる一言です。
●いつかまた、偶然どこかで会えたら、話しかけてくださいね。
●次は、10年後の同窓会で会えるのを楽しみにしています。
●「中学/高校/大学」に行っても、このクラスのことは、絶対に忘れません。
自分の情報を混ぜる一言タイプ
自分の情報について内容に混ぜるタイプです。
これも定番の内容ですが、自分についての情報が入るので、他の人と完全にかぶることが少なくなります。
自分の進路を伝える一言
自分の進路の情報を伝えましょう。
進路先での目標などを絡めると一言としてまとまりますよ。
●私は、春から「〜〜〜」に行きます。そこで、「〜〜〜」を目指して頑張っていこうと思います。
●◯◯高校に行くので、「〜〜〜」部に入って全国を目指します。同じ部活の人は、大会で会えたらお話ししましょう。
●春からは、地元を離れて「〜〜〜」の学校に進学します。もしも、同じ場所に行く人がいたら、偶然会えるのを楽しみにしています。
自分の将来像を伝える一言
自分の未来の目標をメインに伝える一言です。
将来の夢などがはっきりしている時は、これを伝えるのも立派なスピーチ内容になりますよ。
●来年、頑張りたいことは勉強です。特に◯◯が得意なので、テストで上位になれるように頑張ります。
●将来は「〜〜〜」になりたいので、そのための努力をしていきたいです。同じ目標がある人は、一緒に頑張りましょう。
皆を笑顔にする一言タイプ
これは、面白い内容を言って笑いを取るタイプです。
普段から、楽しいことを言うキャラならば、こういった一言が向いているでしょう。
一つ注意点として、特定のクラスメートをネタにしていじるような内容は止めましょう。
普段からそういった事を行なっていたとしても、本人がどう感じているかは分かりません。
後々、「あの時は嫌だった……」という話にならないようにしましょう。
ただし、下で紹介しますが、信頼関係のある担任の先生であれば、笑いのために少しネタにするのは許されるかもしれません。
自虐系や暴露系の一言
自分を貶める「自虐ネタ」を使うタイプです。
自虐ネタは、人を傷つけることがないので、こういった祝いの場でも安心して使えます。
ただし、人に笑ってもらえないと、ただの「自虐」になってしまい最悪です。
自分がそれを言って、笑いになるかどうかを、しっかりと見極めましょう。
また、暴露系も同様です。
自分に関する暴露であれば問題ありませんが、人の暴露は笑いにならないこともあるので止めておきましょう。
●うちは父も祖父もハゲているから、大人になって会った時は、多分、自分もハゲています。その時は、ハゲをいじらず、そっとしておいてください。
●僕の名前は「〜〜〜」です。この1年間、印象が薄かったと思うので、お願いですから僕の名前を忘れないでください。次に会っても、知らないふりをしないでください。
●今までずっと隠していたけど、あの時、◯◯したのは自分なんです。ずっと隠してきて本当にごめんなさい。
その他、笑いを誘える内容
皆を笑顔にできる内容は、その人が持っている性格や関係性によるところも大きいです。
例えば、下のような内容でも、笑いを取れる内容にできるかもしれません。
●卒業アルバムの自分の写真をいじる(アルバムを既にもらっている場合)
●担任や副担任の先生をいじる。
●地元を離れる場合、地元のことをネタにする。または進学先の地域をネタにする。
●感動で泣いているフリをする。
●突拍子もなく、英語のかっこいい言葉を使う。
●一人だけ、違う行動をする(スピーチ後に教室を出ようとする、など)
担任の先生をネタにするのは、状況によってはありでしょう。
大人であり立場も上の先生を、あえていじるのは、クラスメートをいじる場合とは違います。
しかし、当然ながら先生との信頼関係がある場合に限りますし、内容も先生やクラスに不快感を与えないものにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
卒業式の最後のホームルームの一言は、あっさり終わりたい人から、しっかり話したい人まで様々でしょう。
自分にあった内容を考えて、最後の一言を成功させてくださいね。
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それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。