スズメバチの夜の生態とはどういったものかを一挙紹介!【自力で撃退できる?】

数ある虫の中でも、命に関わるほどの危険性を持つ虫として、

『スズメバチ』

がいます。

この虫は、夏の間に活発になる傾向がありますが、

『かなり凶暴で、すぐに巣を作ってしまう』

ものとして、恐れられているものです。

そんなスズメバチですが、

『夜に動かない』

という噂を聞いたことがあるでしょうか。

これが本当なら、

『スズメバチの対策がうまく立てられる』

ため、ぜひ真実を知っておきたいところでしょう。

そこで、今回は、

『スズメバチの夜の生態』

について紹介します。

スズメバチ対策に、ぜひ役立ててみてください。

目次

夜にスズメバチは動かないのか

引用元:https://pixabay.com

まず、大前提として、

『夜にスズメバチが動かないのは本当なのか』

ということが気になると思います。

結論を言うと、

『動くが、昼ほど活発ではない』

と言えます。

スズメバチの1日は、人と似ているところがあり、

『朝は活発、昼も大抵動く、夜は巣でおとなしくしている』

といったサイクルで回っています。

では、なぜ、

『夜はおとなしくなるのか』

について、紹介していきたいと思います。

スズメバチは、夜の低い気温帯では動きにくい

まず、虫全般に言えることですが、

『夜になると、気温が低くなるため動きが鈍る』

という特徴があります。

虫が、

『暑い時期に多く、寒い時期に少ない』

のは、これが原因となっています。

スズメバチにも同じことが言えるため、

『夜には巣に戻り、おとなしくしている』

ことがほとんどです。

では、このとき何をしているのかと言えば、

『幼虫の世話をしている』

のです。

日中、暖かいときに養分となる餌を集めて、

『夜になると、幼虫に分け与える』

ことで、次の世代を育てています。

そのため、基本的に、

『スズメバチが眠ることはない』

と考えておいてください。

人のように、眠らず活動できるため、おとなしいといっても、

『巣を攻撃されれば、警戒態勢を取る』

ため、油断はできないと言えるでしょう。

巣から追い出されたスズメバチは例外

夜になると、スズメバチがおとなしくなると紹介しました。

ですが、例外もあり、

『巣から追い出されたスズメバチは、日中同様に動き回っている』

のです。

人にも、仲間はずれという言葉があるように、スズメバチにも、

『巣には入れないものがいる』

ため、外にいるスズメバチは、常に動き回っています。

そのため、夜だから外にはいないと思っていると、

『思わぬ場所で刺されることもある』

ということを、覚えておきましょう。

これを知っておけば、

『夜でも、油断することがなくなる』

ので、必ず覚えておいてください。

夜でも油断しないことが重要

スズメバチは、日中と夜によって、

『活動に違いがある』

ということを紹介しました。

ですが、多くの人は、

「夜なら、そこまで動いてはいないだろう」

という先入観を持っていることが多いのです。

そのため、夜に巣を撃退しようとして、

『手酷い反撃を受ける』

ということも、よく起こっているのです。

確かに、夜は動きが鈍りますが、

『鈍るだけで、襲ってこないとは限らない』

ため、注意しておくに越したことはありません。

もし、スズメバチの巣を撃退したいと考えるなら、

『夜でも、昼と同じくらいの警戒心を持っておく』

ことをおすすめします。

そうでなければ、あまり近づかないほうが賢明なのです。

夜でも動くスズメバチは『モンスズメバチ』

引用元:https://pixabay.com

夜になると、スズメバチの動きが鈍ると紹介しましたが、

『昼でも夜でも、関係なく動き回るスズメバチ』

も存在します。

そのスズメバチとは、

『モンスズメバチ』

と呼ばれるものになります。

昼夜問わず、活発に動き続ける

モンズズメバチの特徴としては、先程も紹介したように、

『時間帯に限らず、よく動き回ること』

です。

その性格は、

『かなり好戦的』

であり、見かけたものに対して、積極的に攻撃してきます。

毒性に関しては、思ったほど強くないのですが、

『あまり刺されていると、命に関わることもある』

ため、注意が必要となります。

狭い場所に巣を作る習性があり、

  • 屋根裏
  • 壁の隙間
  • 床下

などに、巣を作っていることが多くなります。

他にも、外なら、

『木の隙間や岩の隙間』

などに巣があることが多くなっています。

夜、林などに入る際は、

『外に巣を作っているモンスズメバチにも注意しなければならない』

と言えるでしょう。

7〜9月は、特に危ない

モンスズメバチの活動が、最も活発になる時期は、

『7〜9月』

となります。

夏の暑い時期であり、これは、

『他の虫と、あまり変わりがない』

と言えるでしょう。

しかも、夜間に飛び回るので、

『薄着でいる場合、刺される可能性が高くなる』

のです。

夏に、厚着をするわけにもいかないので、仕方のない面もありますが、

『ハチの巣がありそうな場所』

では、夜でも気をつけておいてください。

濃い色に、よく反応する

モンスズメバチや、その他のスズメバチに共通する習性として、

『濃い色に反応する』

というものがあります。

反応する色としては、

  • 黒色
  • 紺色

などであり、この色を使った衣服などを見ると、襲われる可能性が高くなります。

特に、暗い夜になると、

『色が、どれも濃い色に見える』

ため、その場にいるだけで襲われることもあります。

もし、モンスズメバチがいそうな場所に近くなら、

『濃い色を身につけない』

ようにしておきましょう。

動きや匂いにも注意する

モンスズメバチは、夜でも動く習性があることから、

『動きに敏感』

であることも判明しています。

また、匂いにも敏感であり、

『市販されている香水』

などを振りかけていると、近づいてくる可能性があります。

基本的に、スズメバチが攻撃してくるのは、

『自衛のため』

とされていますが、全ての個体が同じではありません。

中には、

『見かけただけで、すぐに攻撃してくる』

こともあり、その際、激しく動いたり匂いがあれば、より襲われやすくなります。

そういったことを意識して、モンスズメバチが、夜に近づいてきた場合は、

『慌てず、その場を離れる』

ようにしてください。

スズメバチの1日の動きとは

引用元:https://pixabay.com

スズメバチの、夜の生態について紹介してきました。

ですが、夜の行動だけでなく、

「1日の動きを、しっかりと把握しておきたい」

と考えている人もいるでしょう。

ここからは、夜だけでなく、

『スズメバチが1日に取る行動』

についても、紹介していきます。

朝は『餌を求めて動き回る』

スズメバチは、日が昇ると、

『餌を求めて、色んなところを飛び回る』

ようになります。

先程、紹介したように、

『眠ることがない』

ため、日の出と同時に動くといっても過言ではないでしょう。

特に、朝の時間帯が、

『最も元気がある』

ため、なるべく近づかないほうがよいと言えます。

昼は『少しだけゆったりとしている』

朝のうちから活発に動くスズメバチですが、

『昼になると、動きが少し落ち着いてくる』

ため、朝ほどは、危険性が低くなるでしょう。

とは言っても、

『近づいてきたものには、容赦無く襲い掛かる』

ため、あまり近づかないに越したことはありません。

あくまで、

『朝よりは、少しだけ安心』

という認識でいるようにしましょう。

夜は『基本的に巣で幼虫の世話をしている』

夜になると、先程紹介したように、

『巣に戻って、幼虫の世話をする』

ことになります。

そのため、巣の周りにも、

『ほとんどスズメバチがいない状態』

となり、危険度は下がると言えるでしょう。

ですが、モンスズメバチのように、

『夜でも活発に活動することがある』

ため、油断していると、刺されることになります。

しっかりと用心するに越したことはないでしょう。

スズメバチの活動開始時期と終了時期

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スズメバチの行動について紹介しました。

1日の動きを把握していれば、もし巣を作られているときも、

『日が出ている時間帯ではなく、夜の方が駆除しやすい』

ということが分かると思います。

そして、スズメバチに対する対処のタイミングを図るなら、

『活動開始時期と活動終了時期』

についても、把握しておいた方がよいでしょう。

活動を開始するのは『4〜5月』

スズメバチが、本格的に活動を開始するのは、

『4月〜5月』

となります。

この時期は、

『スズメバチの活動に適した気温』

となってくるので、活動を開始していると見てよいでしょう。

最初は、女王蜂だけで巣を作り出し、

『働き蜂が羽化する7月〜8月』

にかけて、数がピークを迎えるのです。

活動が終了するのは『9〜10月』

スズメバチの活動がひと段落して、終了するのは、

『9月〜10月』

となります。

稀に、11月や12月に飛んでいることもありますが、これは、

『女王蜂が冬眠場所を探しているから』

だと言えるでしょう。

というのも、ハチのほとんどは、

『寿命がかなり短く、女王蜂以外は死んでしまう』

のです。

女王蜂は、他のハチと比べて寿命が長く、

『4〜5年は生きている』

ことがほとんどです。

ですが、寒い時期は、

『木の中などに隠れて冬眠する』

ため、ほとんど見かけることはありません。

ちなみに、夏の間に作った巣は、

『中にほとんど何もいない状態』

になるので、駆除するなら冬の間がおすすめです。

夏に駆除するなら『夜のうち』

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スズメバチの活動期間について紹介しました。

暖かい間に、活動して、

『冬は冬眠、その他は死んでいなくなる』

ため、安全に対策出来るのは、冬から春になる前までということが分かります。

ですが、実害が最も出る夏にこそ、

「被害を出さないように、駆除を完了したい」

と考えるのが、一般的だと言えます。

そんなときは、やはり、

『活動が比較的落ち着いている夜』

を狙ってみることをおすすめします。

1番集まっている夜にこそ、一網打尽にできる

モンスズメバチなどは例外として、一般的なスズメバチは、

『夜には、巣に集まっている』

ため、一網打尽にすることが出来ます。

あまりにも手が出せない場所は、業者に頼むとしても、

『届く範囲で、巣もあまり大きくない』

状態なら、巣の駆除を実行する価値はあるでしょう。

一網打尽出来れば、

『他の場所に巣を作られる可能性が少なくなる』

ため、やってみても良いと言えます。

実行するなら『周囲の状況を見ておく』

もし、巣の駆除を実行できそうなら、

『周囲の状況を、よく見ておく』

ことも、重要になります。

スズメバチの巣が作られているということは、

『近くに、同じような巣が存在している可能性もある』

ということです。

巣の駆除をする際、

『別の巣のテリトリーに入ると、攻撃される恐れがある』

ため、注意しておきたいところです。

周囲に巣がないことを確認して、

『安全性が確保されたと判断出来るまで、巣の駆除はしない』

ようにしましょう。

防護服等、準備は万全にしておく

巣に近づくなら、

『準備は万全にしておく』

ことをおすすめします。

時間帯は、おとなしい夜を狙うとして、装備も、

  • 防護服着用
  • 殺虫スプレー(比較的遠くまで届くもの)
  • 虫専用の掃除機を用意する
  • 色が濃いものは身に付けない
  • 罠を設置する
  • 巣を回収する袋を用意する
  • 駆除したら、その場所に殺虫剤をかけられるようにする
  • 逃げ道を確保しておく
  • 密閉できるなら、その準備をする

などがあります。

相手は、人の命を奪う可能性もあるスズメバチです。

準備に準備を重ねることで、

『より安全に、確実な駆除が出来る』

ため、用心し過ぎなくらいに、用心しておきましょう。

無理と思ったら、業者を頼る

もし、スズメバチの巣を見て、

『自分では駆除しきれない』

と感じたら、業者に頼るようにしましょう。

自分で駆除できるに越したことはありませんが、

『無理をして、刺されては意味がない』

ため、プロに任せる選択肢は、十分に考えて良いと言えます。

以下に紹介する業者は、

『全国どこでも24時間対応』

のため、いつでも依頼することが出来ます。

また、面倒なハチの巣の処理も行ってくれて、

『再発防止まで対応する』

ため、かなり頼りになるでしょう。

餅は餅屋にという言葉があるとおり、

『ハチは蜂屋に頼む』

ことを検討してみてください。

ハチ110番

まとめ

『スズメバチの夜の生態とはどういったものかを一挙紹介!【自力で撃退できる?】』

いかがでしたか。

今回のまとめとしては、

『スズメバチは、夜におとなしくても襲われる可能性がある』

ということが言えます。

スズメバチは、油断すると、

『本当に命を奪われる可能性がある』

生き物です。

たとえ、夜におとなしくなるとしても、

『近づけば、攻撃される』

という認識を持つことが重要になるのです。

また、夜でも活発に活動するスズメバチもいることから、

『姿が確認できたら、とにかく警戒する』

ようにしましょう。

少しでも、被害を少なくして、

『安心して生活できる』

ように、気を配ってみてくださいね。

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