ツバメは「幸運の鳥」と言われているので、家に巣ができて喜んでいる人も多いかと思います。
しかし喜べるのは最初のうちだけです。
ツバメ自身は人に害を与えることはありませんが、ツバメについているダニが人に害を与えるのです。
ツバメにダニがつく事はツバメの巣ができてからじゃないと気付きません。
そこで本記事では
- ツバメの巣のダニに関するあれこれ
- ダニに刺された時の対処法
- ツバメの巣にいるダニを駆除する方法
を解説いたします。
目次
ツバメの巣にダニが出る?
ツバメは巣を作るのに、泥や草を使っています。
その泥や草にダニがいる場合、そのまま巣でダニは生息し、ツバメの体液を吸うのです。
親鳥は水浴びをしてダニを駆除できるのですが、雛は巣立ちをするまで巣にいるのでダニに刺されてしまいます。
だた刺されるだけではなく、ダニが原因で雛が死んでしまう事もあるのです。
ツバメについているダニの種類は何?
ツバメについているダニはほぼ「トリサシダニ」です。
トリサシダニは吸血性で、ツバメの体液を吸って生息しています。
ツバメだけでなく、鳥の体液を吸って生きているダニです。
ツバメが巣立っていくと餌が無くなるので、人間の体液を吸いに来る事があるのです。
トリサシダニはとても野性的で2、3週間、血を吸わなくても生きていけるのでとても厄介なダニと言われています。
ツバメの巣からダニはどうやって人間に近づくの?
巣立った後の巣には、ダニがまだ生息しています。
ツバメについたままのダニも居ますが、巣に残ったダニは、風が吹くと飛ばされて家の中や地面に落ちていきます。
そして次の餌となる体液を探し、人間にたどり着くのです。
1度家の中に侵入すると、すぐに増えてしまうので、駆除するのがとても困難なのです。
刺された時の対処法
ダニに刺されると、痒みが強く、皮膚疾患を起こしてしまいます。
日本ではまだ少ないのですが、細菌を媒介して、病気の原因にもなりかねます。
家によくいるツメダニとトリサシダニは刺された時の症状がとてもよく似ていて、時間が経ってから症状が出てきます。
見分けがつきにくいですが、ツバメが居なくなってから刺されたらトリサシダニを疑った方がいいでしょう。
ここからは実際にダニに刺されてしまった時の対処法を解説いたします。
病院に行く
皮膚は人によって違いますし、専門の先生に診てもらうのが1番安心です。
すぐに病院へ行けばかゆみや症状も抑えられます。
自分の皮膚に合った薬を処方してもらいましょう。
薬局へ行く
薬局にはダニに刺された時に塗る薬が販売しています。
成分が強い物や弱い物があるので薬剤師さんに相談してみましょう。
刺されたらかく前に薬を塗る事が大切です。
できるだけかかない
ダニに刺された部分をかいてしまうと細菌が入ってしまう可能性があります。
なのでなるべくかかずに我慢しましょう。
ツバメについているダニの駆除方法
ダニに刺されてからだと大変です。
ダニが家に侵入してしまったら家の中も駆除しなくてはいけません。
ここではツバメにつくダニの駆除方法を解説いたします。
ガムテープ
ツバメに巣を作らせなければダニに困る事はありません。
そこでツバメに巣を作らせない様にするのです。
ツバメがどこに巣を作るのか事前にわかるの?と疑問が沸くと思いますが、これが、わかるんです!
ツバメはどこに巣を作るか様子を見に何度も来ます。
そして作り始めは泥や草を少しずつ壁に付けていきます。
その時に、ガムテープで壁を貼ってしまえばツバメは巣を作る事を辞めます。
ツバメはツルツルとした素材には巣を作れないのでガムテープは効果的なんですね。
ツバメは巣が作れないとわかると他の巣を作れるところを探しに飛んでいきますよ。
ヒートガン
ツバメが巣立って巣に何もなかった事を確認してから、ヒートガンを巣に当てると熱でダニを殺せます。
ただ、ツバメが巣だったらすぐにやらないと、ダニは飛んでしまうので注意しましょう。
また駆除をする時は、風でダニが飛んでくる事もあるので帽子や衣類を着て行いましょう。
殺虫剤
ツバメにかけても害のない殺虫剤です。
巣ができてツバメが住んでしまった後でも、この殺虫剤があればダニを除去できます。
業務用で大きいですが、ツバメは何年の同じ巣へ帰ってくるのでそのたびに使う事ができますよ。
バードキラーネスト
ツバメの巣ができてしまうと勝手に巣を壊す事ができなくなります。
ツバメの巣を壊すのは法律で禁止されているんですね。
そこでツバメが巣を作る前に巣を作らせないという作戦です。
強力な磁気でツバメを引きつけないもので、人には害がなく、貼るだけなのでとても簡単です。
まとめ
ツバメは可愛いし縁起が良いのですが、ダニが一緒に来てしまうのは厄介ですよね。
しかもそのダニは人間の血も吸うとなると恐いです。
ツバメが巣を作りだしたら、自分に合った対処法を見つけてみましょう。
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それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。