海苔の食べすぎは体に悪い?海苔の栄養素や食べ過ぎで起きる危険を徹底解説

コンビニに行くと、ついつい手に取ってしまうおにぎり。

おにぎりは具はもちろん、海苔もおいしいですよね。

ぱりぱりとして、少し塩気が効いていて、お米にぴったりです。

そんな海苔、おいしいだけではなく、実は栄養がものすごいのです!

ですが、何事も食べすぎは禁物。

そこで、今回は海苔の栄養素から、食べすぎた場合の体調不良、

おいしい海苔を使ったレシピなどをご紹介していきます!

目次

海苔の栄養がすごい!

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海苔は「海の野菜」と言われるほど栄養価が高く、なんと40種類もの栄養素が含まれています!

江戸時代から「一日二枚で医者いらず」と言われるほど栄養価が高いんですね。

健康に欠かせない成分をたくさん含んだ自然食品なのです!

ミネラル

海苔は、特にカルシウム、マグネシウム、鉄、ヨードというミネラル成分が多く含まれています。

ヨードは海苔だけではなく、昆布やワカメなどの海藻類に多く含まれています。

食物繊維

海苔の重量の約1/3は食物繊維でできており、ダイエットのお供として頼もしい食品になっています。

食物繊維は野菜からも摂れますが、現代の食生活では不足しがちと言われているので、

積極的に摂取していきたい栄養素です。

ビタミン

海苔には10種類以上のビタミンが含まれています。

特に多いのはビタミンA、B1、B2、Cです。

特に、ビタミンCが豊富に含まれています。

海苔100g中、210mgものビタミンCが含まれているのです!

他の100g中の含有量を比べて見ましょう。

レモンは100mg。いちごは62mg、パセリは120mg。

レモンの倍以上も含まれているのですね。

タンパク質

海苔は、40%がタンパク質でできています。

これはなんと、牛乳100ml分の量と同じで、大豆より多い含有量なのです。

加えて、必須アミノ酸をすべて含んでいる良質なアミノ酸なんです!

必須アミノ酸とは、タンパク質を形成するアミノ酸のうち、

食べ物から摂取しなければならないアミノ酸のことです。

海苔一つにすべてを含んでいるのはとてもすごいことですよね。

海苔の効能・効果もすごい!

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ミネラル

不足すると甲状腺ホルモンが十分に作られなくなるので、

甲状腺の機能が悪くなることによる体のむくみなどが表れてしまいます。

人間にとって必須の栄養素なんですね。

食物繊維

食物繊維には、排便などを促して腸内環境を整える効果や、

コレステロールと血糖値の上昇を抑える効果があります。

また、ポルフィランという成分が、海苔に含まれている成分の中で最近注目されています。

ポルフィランは水溶性の食物繊維で、海苔の細胞を保護する主な成分です。

つまり、保水力に優れているため、保湿成分として化粧品に使われたりしています!

ビタミン

ビタミンAは、感染症を予防する効果や皮膚を健康に保つ効果があります。

ビタミンB1とB2には、エネルギーの供給や老廃物の代謝をスムーズにする働きがあります。

ビタミンCには、体の酸化を防いだり、ストレスに強い抵抗力をつける効果があります。

ビタミンCは熱に弱い水溶性の成分ですが、

海苔に含まれるビタミンCは熱にも強いという特徴があるのですね。

なので、ほかほかのお米と一緒に食べても、焼いたり加工してもビタミンCが摂取できるのです。

タンパク質

タンパク質は筋肉や骨、血液を生成するのに大事な栄養素です。

加えて、肌や髪、爪を美しく保つ働きがあります。

女性は特にたくさん摂っていきたい栄養素ですよね。

海苔の食べすぎは太る?

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「海苔ダイエット」とは、一日に海苔を6枚、食事の30分前に食べるというダイエット法です。

実際に10日で-2㎏の減量に成功した方もいるそうです。

ですが、海苔ダイエットを行うことで、一日の海苔摂取量を大幅に超えてしまい、

体調不良に陥る可能性があります。

そのうちの一つが肥満です。

ダイエットに用いる海苔はどんな種類でも基本的には問題ないのですが、

種類によってはご飯が進んでしまうため、海苔ダイエットを行う際の海苔選びはとても重要です。

焼き海苔は1枚およそ6kcalとカロリーも低く、前述したようにたくさんの栄養素が含まれているので、

健康と美容を維持したうえでダイエットを続けられます。

しかし韓国のりや味付け海苔は、塩分や糖分が含まれており、ご飯が進んでしまうので、

気をつけてください。

海苔を使ってダイエットをする場合、6ピースに分かれた程度のチーズを少量の海苔に挟んで食べることで腹持ちがよくなり、食べすぎを防ぐことができます。

海苔の食べすぎで甲状腺の病気になるのは本当?

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海苔に含まれているミネラル成分のうち、ヨードは人間の体にとても大切な栄養素です。

ですが、過剰摂取すると、甲状腺の機能低下症を引き起こしてしまいます

とはいえ、普通の日本人の食生活ではその可能性はとても低いです。

何故なら、成人男子のヨード推奨摂取量は1日130μg、上限は2200μgなのに対して、

海苔一枚のヨード含有量は約63μgだからです。

つまり、上限に達するには海苔を40枚食べなければならないんですね。

いくら海苔が好きだからと言って、毎日毎日40枚も食べ続けられませんよね。

なので、ものすごく大量に食べない限りは大丈夫なのです。

おやつ感覚で食べすぎないように注意してくださいね。

海苔の食べすぎで腹痛や胃痛を起こす?

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腹痛

海苔には、たくさんの食物繊維が含まれています。

食物繊維を含んだ食品をたくさん食べて、腹痛になる可能性はあります。

特に不溶性の食物繊維を摂りすぎると、腹痛は起こりやすいようです。

海苔は水溶性の食物繊維が多いとはいえ、不溶性の食物繊維も含まれています。

食べすぎた場合は腹痛を起こす場合もあるので、気をつけましょう。

胃痛

海苔に含まれているフォルフィオシンは胃潰瘍に良い成分なので、

胃痛を招くことはないと言われています。

ただし、海苔に含まれている食物繊維が消化されにくいということもあり、

体調不良など胃腸の機能の低下によって、消化不良になってしまうこともあります。

結果、胃痛の原因になってしまうこともないとは言い切れません。

海苔の食べすぎで下痢や便秘になる?

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海苔には食物繊維が含まれており、この食物繊維は消化しやすく子供も安心して食べられます。

ですが、子供におやつのようにたくさん与えすぎると、下痢や便秘になってしまいます。

下痢

海苔に含まれている水溶性の食物繊維は便通を良くしてくれます。

ただ、食べすぎてしまうと、一日に必要な食物繊維の量を大幅に超えてしまうため、

下痢を引き起こしてしまうのです。

便秘

過度に食物繊維を摂取してしまうと、食物繊維が胃や腸にへばりついてしまいます。

すると便秘を誘発してしまうのです。

なので、便秘気味だから下痢をするくらいの食物繊維を摂ろうとしてしまうと、

返って便秘を悪化させてしまう可能性があるのですね。

海苔でアレルギーを起こすことはある?

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味付けされていない海苔にはアレルゲンはありませんが、

味付け海苔の味付けや海苔の成分で引き起こされるアレルギーはあります。

食物アレルギー

味付け海苔には、味付けに小麦やエビ、大豆が入っていることがあります。

食物アレルギーの人は注意が必要です。

海苔を買う際は気を付けてくださいね。

ヨードアレルギー

ヨードアレルギーの反応が出た場合は、甲状腺が関係している場合がありますので、

喉の腫れやかゆみが出るようです。

海苔の1日の適切な摂取量は?

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海苔の食べすぎによる健康被害をご紹介してきました。

では、一日にどのくらいの海苔を食べれば、健康に害がなく過ごせるのでしょうか。

海苔に含まれている栄養素から考えてみましょう。

栄養成分上問題ないとされていますが、体調の悪い時などは影響が出る場合もありますので、

1日2~3枚を目安に食べてみてくださいね。

海苔は何と一緒に食べるのがいい?

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海苔は、一緒に食べると良い食品がいくつもあります。

まず、ご飯やパンなどの穀物類です。

肉、野菜、果物、キノコ類なども良いですね。

ヨードの排出を促してくれる大豆類のみそ、納豆、しょうゆ、とうふなどもよいと言われています。

海苔と一緒に食べない方がいいものは?

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逆に、海苔と一緒に食べない方が良い食品もあります。

それは、海苔と同様にヨードを多く含んでいる食材です。

具体的には昆布、ワカメ、ところてん、たら、あわび、たらこ、牡蠣です。

ヨードの摂りすぎは、前述したように健康被害を起こしてしまいます。

ヨードを排泄する効果のある大豆類をうまく取り入れて摂取するといいでしょう。

海苔が日本人にしか消化できないのは本当?日本だけの食べ物なの?

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よく、海苔を分解する酵素は日本人にしかなく、

外国人は海苔を食べてしまうとおなかを壊すと言いますよね。

それは本当なのでしょうか。

実は、生の海苔なら、その通りなのです。

日本人は古くから海苔を食べているため、海苔を分解するバクテリアが腸内に存在するのですが、

海苔を食べる習慣がなかった外国人の腸内にはそのバクテリアが存在していないため、

外国人は海苔を紹介することが出来ません。

でも、焼きのりなら話は別なのです。

海苔は加熱することで細胞壁が破壊されるので、消化吸収が良くなります。

なので、海外の方でも安心して召し上がることが出来るようになるのです。

おすすめの海苔を紹介

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健康にも美容にも良い海苔。

ここからは、そんな海苔の中でもおいしい海苔をご紹介していきます♪

かき醤油 味付のり

アサムラサキ かき醤油味付のり(8切60枚)【アサムラサキ】

調理家・料理家である槙かおるさんが選んだ逸品です。

香りがよく、これを食べてしまったら普通の味付け海苔にはもう満足できないというくらい、

ご飯が進む一品です。

ご友人への手土産にも喜ばれるのではないでしょうか。

軽いので持ち運びしやすく、食べてみるとおいしい。

最高の手土産ですね。

有明海産 焼き海苔

やはり海苔と言えば有明海苔。

海苔の産地としてダントツに評価が高い有明産である上に、

「一番摘み」なのに140枚でこのお値段。

コスパも最高です。

普段使いにはもったいないような海苔ですが、お値段もお手頃なので手軽に使えるのが良いですね。

表面はパリッとしていますが、口に入れるとふわっ、とろりと溶ける理想的な海苔です。

そのまま食べても、もちろんお米やお餅に巻いても相性ばっちりです。

海苔を使ったレシピを紹介

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では、そんなおいしい海苔を使用したレシピをご紹介します♪

栄養満点♫ほうれん草と海苔のスープ

材料(3~4人分)

  • ほうれん草 1/2袋(100~150g)
  • たまご   1個
  • 焼き海苔  2枚
  • 水     4カップ
  • 鶏ガラスープの素(顆粒) 小さじ2
  • オイスターソース  小さじ1
  • コショウ  少々
  • ゴマ油   少々
  • 白いりごま 小さじ1

作り方

  1. ほうれん草は洗ってラップで包み、レンジで(600W)1分~1分半加熱する。
    沸騰した湯でさっと下茹でしてもOKです。
  2. 水にさらして水気を絞り、食べやすい長さに(3~4cm)切る。
  3. 鍋に水と鶏がらスープの素を入れて煮立て、オイスターソースと胡椒を入れて味見する。
  4. ほうれん草を加えてもう一度煮立たせ、沸騰したら溶いた卵を少しずつ入れる。
  5. ごま油・白いりごまを加える。
    召し上がる直前に、海苔を適当な大きさに手で切ってスープに加えて出来上がり。

節約満足おかず*海苔巻き豆腐の甘辛焼き

材料 (2~3人分)
  • 豆腐    2丁(150g×2)
  • 海苔    適量
  • 片栗粉   適量
  • 醤油(*)   大さじ1
  • オイスターソース(*) 大さじ2
  • 酒(*)    大さじ1
  • みりん(*)  大さじ1
  • 砂糖(*)   大さじ1/2
  • 水(*)    大さじ5
  • しょうがチューブ(*)  5cm
  • にんにくチューブ(*)  2cm
  • ゴマ油  大さじ2
  • 白いりごま 適量

作り方

  1. 豆腐を水切りし、横に1本縦に3本包丁を入れる。
    切り方、大きさは同じでなくても構いません。
  2. 豆腐が巻ける位に切った海苔で豆腐を一個ずつ巻いていく。
  3. *を合わせる。
  4. 2に片栗粉を全面に塗す。
  5. フライパンにゴマ油をひき、中火で熱す。
  6. 4を両面焼き色が付くまで焼く。
  7. *を回し入れ、フライパンを揺すりながらタレを絡めたらお皿に盛り、白ゴマを散らして完成です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

海苔の食べすぎには気を付けて、健康的な食生活を目指しましょう!

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それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

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