卒業式の来賓の服装は男女それぞれ何がいい?幼小中高で服装は異なる?

卒業式の季節が近づいてくると、子どもも保護者の方も式で着るための服を準備しだしますよね。

しかし、卒業式の服装の準備が必要なのは、子ども本人たちや保護者だけではありません。

来賓」として卒業式に招かれた人も、ふさわしい服装を用意する必要があります。

しかし、保護者の立場とも違う「来賓」となると、卒業式に出席するにあたり、どんな服装がふさわしいのでしょうか。

誰もが来賓として招かれる訳ではないので、いざ自分がその立場になってしまうと、どうすればいいのか分からないというケースもあります。

そこで本記事では、卒業式の来賓の服装について、詳しくご紹介していきます。

男女別に、おすすめの服装をご紹介していますので、ぜひご覧になってください。

目次

来賓の服装として気をつけるべきこと

引用元:https://pixabay.com

「来賓」とはどういう人かと言うと、学校が卒業式に招待するお客さんのことです。

誰が来賓として招かれるかというのと、市長や副市長、議員、他学校の長などの役職についている人があげられます。

これだけだと、一般的にはあまり縁がないかと思ってしまいがちですが、油断してはいけません。

例えば、PTA役員や学校の役員なども来賓として招かれることは、よくあるんです。

PTAの活動をしていたり、学校の活動に携わったりしていると、もしかしたら来賓となることがあるかもしれませんね。

では、来賓として招かれた場合、気をつけるポイントは何でしょうか。

主役より目立つ派手な格好は避ける

最も心がけるべきことは、この一言に尽きます。

卒業式の主役は、あくまで子どもです。

また、卒業生の保護者や担任の先生方も、華やかな雰囲気の服装を着ることが多いですね。

来賓として招かれるので、だらしなくない格好を!と意識することは良いのですが、子どもや保護者たちよりも目立ってしまっては、本末転倒です。

皆の視界の中で目についてしまうような派手な格好は、NGと心がけましょう。

では、具体的にどんな服装がいいのか、次の章からご紹介して行きますね。

来賓の服装の定番

さて、正式なセレモニーに参加する際の服装といえば、下記の画像のように「礼服(フォーマルウェア)」が思いつきます。

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礼服は、結婚式やお葬式などで着る機会がありますよね。

卒業式というセレモニーの来賓なので、そういった礼服を着ればいいのでしょうか。

これは正しくもあるのですが、これだけで解決するほど簡単ではありません。

というのも、礼服にも衣服の格式によって区別があり、来賓がどの礼服でもいいかというと、話が変わってきてしまうのです。

例えば結婚式でも、新郎新婦のお父様はモーニングを着るのに対し、招待客の一友人であれば、そこまでの礼服は着ないですよね。

それと、同じ理屈になります。

卒業式でも、例えば校長先生や卒業学年の担任の先生といった方々は、かなり格式の高い礼服を着る可能性があります。

来賓の中でも、壇上で挨拶やお祝いスピーチをする場合、少しかしこまった礼服でも良いかもしれません。

しかし、そういった壇上に上がる機会がなく、基本的に席に座っているのみの来賓でれば、そこまでの礼服を求められないケースが多いです。

基本はダークスーツで良い

来賓の服装は、基本的には「ダークスーツ」で良いでしょう。

ダークスーツとは、いわゆる「黒い礼服=ブラックフォーマル」とは違い、「一般的なスーツの中で暗い色合いのもの」をさします。

暗い色合いとは、下記の画像のように濃紺やダークグレーのことを指しますね。

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ダークスーツ は一般的なスーツなので、いわゆる本来の「礼服」の意味からは外れます。

しかし、ダークスーツも略礼服の一種として扱われますので、卒業式などの慶事に着ていくことができるのです。

特に服装の規定がない場合、来賓の服装としてダークスーツを選んでおくのが無難な選択肢となりますよ。

学校から指定があれば従う

学校によっては、卒業式に参加する教員や来賓の方の服装を、指定している場合があります。

これは、服装に悩んでしまう人にとっては、ありがたいですよね。

例としては、来賓の方は「ブラックフォーマルでお願いします」という指定です。

この場合は、いわゆる黒い礼服であるブラックフォーマルを着ていきましょう。

不安であれば、学校に一度確認してみると良いかもしれません。

また、可能なら来賓の経験者や卒業式に出席したことのある人に、来賓の服装を尋ねてみるのも良いでしょう。

学校の指定はなくても、例年の来賓の服装の傾向があるかもしれません。

男性の来賓の場合

引用元:https://pixabay.com

ここからは、男女別に来賓の服装例を詳しくご紹介していきましょう。

まずは、男性からです。

かつては男性の来賓もブラックフォーマルが主流だったのですが、今では上で述べた通り「ダークスーツ」で問題ありません。

男性の場合、女性と違って服装の種別の選択肢が少ないため、一般的な来賓であればダークスーツの一択になるでしょう。

来賓の中でも役職の高い存在(市長など)であったり、壇上での挨拶がある場合は、ブラックフォーマルを検討しても良いかもしれません。

しかし、それであっても、ダークスーツはダメだということはないかと思います。

「ダークスーツ」は、黒や濃紺を始めとした暗い色合いのスーツを指します。

一般的なスーツの一種になるので、無地以外に、チェックやストライプなどの柄が入っているものもあります。

ただ、やはり略礼装として着ていくので、柄があるタイプであっても、うっすら程度の薄いものの方が良いかもしれませんね。

また、一般的なスーツになるので、全体のスタイルであったり細部のデザインに、スーツ毎の個性が出ていることもあるでしょう。

この部分で、少し華やかさを出すデザインを選んでも良いかもしれません。

ただし、スタイルやデザインは「卒業式の来賓にふさわしいか」と同時に、「自分の年齢や容姿にあうか」も大切です。

あまりに若作りしてしまったり、目立ちすぎるデザインは当然ながら控えた方が良いでしょう。

ネクタイやチーフでアレンジ

ダークスーツは、細部のスタイル・デザインは違えど、色合いも含めどれも似たものになります。

しかし、男性の場合、これに合わせる「ネクタイ」や「チーフ」で印象が変わってきますよね。

ダークスーツに合わせるネクタイ、チーフについて見ていきましょう。

まずネクタイですが、礼服とは違いますので、特に色などの制限はありません。

よって、スーツや自分のスタイルに合うものを選べばよいです。

しかし、好きなものと言われると、なかなか選びにくいですよね。

悩んでしまう場合には、次のような基準で考えてみるとよいでしょう。

卒業式というお祝いの式典になるので、明るい印象を与えるネクタイも場に合います。

よって、パステルなど明るい色目のネクタイを合わせてみるのもいいでしょう。

また、式典の来賓という公式な立場を意識するのなら、フォーマルな印象を与えるネクタイもふさわしいですよね。

このフォーマル感を表すのであれば、シルバーやシルバーグレーの系統のネクタイを合わせるとよいでしょう。

続いてポケットチーフですが、こちらは、あってもなくても問題ありません。

よりお洒落に華やかな印象にしたいのであれば、チーフをつけてみましょう。

この場合、フォーマルシーンに定番のホワイトか、ネクタイと合わせた色のチーフにするといいですよ。

●リネン&ウールのチーフ

こちらは、3色から選べるポケットチーフです。

温かみのあるウールの質感と、リネンのカジュアル感を備えており、華やかな印象を添えてくれますよ。

●ランキング1位にもなったシルバーネクタイ

ネクタイの好みは人によって分かれるので、中にはシルバー系のネクタイが一本もないという人もいるでしょう。

そんな方におすすめなのが、こちらのシルバーグレーのネクタイです。

安心の日本製で、これ一本あればフォーマルなシーンで大活躍しますよ。

靴は定番の黒の革靴で良い

靴に関しては、目立たない定番の黒の革靴で問題ありません。

あまりに先端が尖っていたり、デザイン重視のものは避けた方が良いでしょう。

また、履き古しすぎて目立つしわがついていたり、ヒビ割れているなど、傷んだ靴は避けた方がいいです。

靴を気にしない人ほど、「靴くらい、みんな、あまり気づかないだろう」と思いがちです。

しかし、逆に靴に少しでも気をかける人は、当たり前のように相手の靴もチェックしているものです。

せっかくの来賓ですから、礼装にふさわしい革靴を履くようにしましょう。

久しぶりに靴箱の奥から出してくると、汚れがついていたり埃が積もっていたりすることがありますから、事前にチェックして磨いておくことをおすすめします。

また、靴下も黒で足首以上まで隠れるものを選んでください。

来賓は前で席に座ることが多いですから、短すぎる靴下だと足首が出ているのが皆に見えてしまいますよ。

女性の来賓の場合

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ここからは、女性の場合の、来賓の服装を詳しくご紹介していきましょう。

女性の場合、服装の種類が多いので、組み合わせも含めて様々な選択肢が出てきます。

その中でも基本は、ダーク系の色合いのスーツ、またはダーク系のアンサンブルとなるでしょう。

色は、黒やグレー、濃紺が無難です。

また、下記のように落ち着いたワンピースにフォーマルなジャケットを合わせても良いですね。

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スカートを履く場合、気をつけたいのは丈です。

来賓として呼ばれてミニスカートを履く人はいないと思いますが、基本的には膝丈と覚えておきましょう。

短すぎたり長すぎたりするのもは、式典の来賓としてはNGです。

色合いにさえ気をつければ、フレアスカートやプリーツの入ったものでも問題ありません。

●落ち着いたワンピースのおすすめはこちら

柔らかい素材のフレアスカートが上品なワンピースです。

七分袖を選べるので、まだ肌寒い卒業式でも防寒でき、ジャケットも羽織りやすいです。

ウオッシャブルという点も、毎回クリーニングに出さなくていいので嬉しいですよね。

●ワンピースにあうおすすめのフォーマルジャケットはこちら

シンプルなデザインのノーカラージャケットです。

色々な服に合わせやすいだけでなく、目立ち過ぎないので来賓の服装としてふさわしくなります。

ベージュとブラックが選べるので、ワンピースにあわせて選択できるのもグッドです。

デザイン性のあるブラックフォーマルでも

女性の場合、黒の礼服であるブラックフォーマルであっても、スタイルやデザインにおいて様々なものがあります。

ベーシックなものだと、お葬式などのイメージが強いかもしれませんが、下記のようなファッショナブルなデザインのものは、ブラックフォーマルでも華やかな印象を与えます。

これらは、物によっては卒業式の来賓の服装として違和感なく、着ることができますね。

また、ファーマルウェアには、ブラックフォーマル以外に、下記のようなカラーフォーマルもあります。

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カラーフォーマルには、落ち着いた色合いのジャケットが多いので、これを組み合わせて使うのも良さそうですね。

ただ、どちらにしろ、「卒業式の主役よりも目立ちすぎない」という前提を忘れないようにしましょう。

デザイン性が高すぎるフォーマルウェアだと、卒業式にふさわしくない場合も出るかもしれませんので、気をつけてくださいね。

●ファッショナブルなブラックフォーマルのおすすめはこちら

オールシーズン着れるワンピースタイプのブラックフォーマルです。

胸元のレースがおしゃれで、暗くなりがちな雰囲気にアクセントを加えてくれますよ。

しかもブラックフォーマルなのにウオッシャブルなので、一回しか着なかった時でもクリーニングに出さずにすんじゃいます。

●カラーフォーマルのおすすめはこちら

値段以上の上品さが漂うカラーフォーマルです。

4種のコーディネートは、色合いが異なりますがどれも来賓としてふさわしいものなので、好みで選ぶことができますよ。

コサージュは商品に含まれませんが、同時注文で半額になります。

アクセサリー類

女性は、服装だけでなくアクセサリーでも個性を出すことができますが、これもなかなか悩むところ。

来賓の服装に合わせるアクセサリーは、コサージュ、ネックレス、イヤリング/ピアスになるでしょう。

基本的な考えとしては、ダーク系の暗いスーツがベースなら明るめのアクセサリーをつけ、明るいジャケットなどを合わせているのなら引き締めてくれるようなアクセサリーを選びたいですね。

よって、コサージュはスーツの色と同系統にする必要はありません。

ただし、派手になりすぎないように気をつけましょう。

また、ネックレスは、来賓としての上品さを表しやすいパールが人気です。

こちらも、あまり粒の大きすぎるものは避けた方が良いでしょう。

イヤリングやピアスは、大きすぎたり揺れすぎるものを避けさえすれば良いと思います。

普段から大きいものしかつけない方は、事前に小ぶりのものを準備しておきましょう。

●フォーマルシーンに合うローズのコサージュ

こちらは、フォーマルな場面で使用できるバラのコサージュです。

ホワイトベージュ、ワイン、ネイビーの3色から、服装に合わせて選べますよ。

全長は約9センチで、大きすぎす小さすぎず使いやすいですよ。

●貝パールのネックレス

普段はなかなか使わないパール系のアクセサリーは、一つ持っていると慶事でも弔事でも役立ちます。

こちらは、安心の日本製の貝パールのネックレスです。

汗にも強く黄ばみや偏食にも強い品質で、手軽な金額なのでとてもおすすめです。

幼小中高で違いはある?

卒業式は、幼稚園、小学校、中学校、高校とあります。

来賓として招かれる卒業式によって、服装に違いはあるのでしょうか?

これに関しては、基本的にないと考えていいでしょう。

どの卒業式であっても、来賓の服装の考え方は変わりません。

ただ覚えておきたいのは、どの卒業式かによって、参加する保護者の年齢層が変わるということです。

幼稚園の卒業式であれば、保護者の方は20代30代も多く、その分、華やかな印象の服装をしてきます。

しかし、高校の卒業式だと、保護者の年齢層はぐっと高くなり、落ち着いた服装となってきます。

来賓の服装の考え方は変わりませんが、保護者の方々の雰囲気に合わせて、目立ちすぎない服装をイメージすると良いかもしれませんね。

まとめ

今回は、卒業式での来賓の服装についてまとめてみました。

あまり、来賓の立場になること機会はないですが、せっかく招かれたのならしっかりと失礼の内容にしたいですね。

この記事を読まれた方は下記の記事もおすすめです。

謝辞と祝辞の違い
ちなみに謝辞と祝辞の違いは下記の通りです。

●謝辞:(先生方への)感謝の言葉 ⇒ 保護者の代表が述べるもの

●祝辞:(卒園生や保護者への)お祝いの言葉 ⇒ 園の代表や来賓が述べるもの

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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