卒園式の祝辞のポイント!PTA会長・来賓・園長・先生・保護者の例文も紹介

卒園式は、子どもの成長の節目の一大イベント。

小さかった子どもが、いよいよ来月から小学校に行くともなれば、感慨深いものがあります。

そんな卒園式ですが、さまざまな立場の方が、祝辞を述べる場でもあります。

PTA会長やその他来賓、園長先生、場合によっては保護者であっても、祝辞の挨拶の依頼をもらうことはあるんです。

普段は聞くだけの祝辞も、それを述べる役になった時は大変ですよね。

ただでさえ緊張する人前の挨拶の場面で、どんな内容の文章で、どんな風に発表すればいいのか、考えなければなりません。

そこで本記事では、卒園式における祝辞について、ポイントをご紹介したいと思います。

PTA会長/来賓、園長/先生、保護者と、それぞれの立場での例文もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

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祝辞と謝辞の違い

 

引用元:https://www.irasutoya.com

さて、祝辞の内容を考えるにあたって、先に理解しておきたいポイントがあります。

それは、「祝辞」と「謝辞」の違いです。

この二つは、言葉も似ていますし、園の進行の中でどちらも出てきますが、意味が大きく異なります。

ここを混同すると、一体どの立場で何を伝えるための挨拶なのか、分かりにくくなる可能性があるので、その違いを抑えておきましょう。

●祝辞:(卒園生や保護者への)お祝いの言葉 ⇒ 園の代表や来賓が述べるもの

●謝辞:(先生方への)感謝の言葉 ⇒ 保護者の代表が述べるもの

 

このように、「どの立場で、誰に向かって言うのか」が、二つの違いを分ける重要な部分なんです。

祝辞は、第一に卒園する本人である「子ども達」、第二に「その保護者達」へお祝いの言葉を述べるものです。

立場によっては、これらに加え、「園の先生・職員達」に向けてもお祝いの言葉を伝えます。

よって、例えば「先生達へのお礼のみで終わる」というのは、祝辞の意図からは外れている内容となってしまいます。

ここをちゃんと理解した上で、祝辞の内容を考えるようにしましょう。

ちなみに、「謝辞」を担当する事になった場合のポイントは、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

卒園式の謝辞で泣ける例文やポイントは?

 

祝辞の内容のポイント

引用元:https://www.irasutoya.com

では、早速、祝辞の内容を考える上でのポイントをご紹介しますね。

祝辞は、「卒園生」「保護者達」「園の先生達」に対して、お祝いを伝える言葉となります。

よって、以下のような内容を盛り込むことを意識しましょう。

卒園生の子ども達へのお祝いの言葉、激励の言葉

保護者達へお祝いの言葉

園の先生達へお祝いの言葉、感謝の言葉

 

上記内容に対して、冒頭の挨拶と、締めの挨拶をつければ、祝辞の大まかな流れは完成です。

また、上記の3点のどれを言うかは、祝辞を述べる人の立場により、微妙に変わってきます。

この部分は、下の具体的な例文紹介で、立場ごとに詳しく説明していますので、そちらをご覧ください。

しかし、どの立場であっても、主役である子ども達へのお祝いの言葉は、必ず内容に入ってきます。

それこそが、祝辞のメインパートでもあるので、心を込めて「おめでとう」と言ってあげてくださいね。

 

全体の長さを3分〜5分以内に収まるようにする

卒園式では、挨拶をする人が複数いるケースが多いです。

立て続けに大人の長い挨拶が続くと、卒園生の子ども達の集中力が持ちません。

よって、祝辞の長さの目安として、3分〜5分を意識しておきましょう。

この長さに、それぞれの対象へのお祝いを述べていくわけですから、あまり長すぎる内容は入りきりません。

もしも祝辞の順番が後の方で、自分の前の人の挨拶が長くなり、卒園生の集中力が無くなってしまったとしましょう。

その場合、下で紹介する子どもの注意を惹きつける工夫をするか、自分の祝辞は簡略化して短めにした方がいいかもしれません。

卒園式の主役は、当然ながら子どもです。

子ども達に伝えるための祝辞が、子どもが聞けない状態になっていては、意味がありません。

祝辞を考える際は、子どもが集中して聞ける長さで考えようにしましょう。

 

子どもに話を聞いてもらう工夫をする

これは、話す内容だけではなく、当日に話をする時の工夫です。

卒園生とはいえ、まだ小さい子どもですから、長い式典では集中力が続かないケースが考えられます。

そんな時に祝辞の順番が回ってきた時、子どもの注意を惹きつける工夫をすると、再度、場を引き締めることができます。

その方法とは、「発声」と「発問」です。

「発声」は、子ども達に声を出させることです。

じっと話を聞いているだけで飽きてしまった子どもも、声を出すことで意識がまた式典に戻ってきます。

例えば、「こんにちは!」や「卒園、おめでとう!」と呼びかければ、「こんにちは」であったり「ありがとうございます」という返事が返ってきますよね。

もしも、返ってくる声が少人数であったり、小さければ、「あれ?いつもは元気一杯のみなさんが、今日は緊張しているのかな?もう一回、聞いてみようかな」と言って、再び呼びかけましょう。

今度は、もっと大きな声の返事が返ってきて、子ども達に発声させることができます。

もう一つの方法である「発問」は、子ども達に質問を投げかけて考えさせることです。

考えさせるといっても難しいことではなく、答えをイメージさせるだけです。

例えば、「もうすぐ小学校に行くことは、楽しみですか?」とか、「小学校で楽しみなことは何ですか?」という質問を投げかけて、子どもが答えをイメージするだけの少しの間を取ればOKです。

質問に対して答えをイメージするだけで、頭が働き、式典に集中力が戻ってきますよ。

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祝辞例文集:PTA会長/来賓の場合

引用元:http://www.misaki.rdy.jp

それでは、ここから具体的な祝辞の例文をご紹介していきましょう。

まずは、PTA会長など来賓の立場の場合です。

これらの立場の場合、「卒園生へのお祝い」「保護者へのお祝い」「園の先生方へのお祝い・感謝」を、全て盛り込むのが良いでしょう。

割合としては、卒園生へのお祝いと保護者のお祝いは均等に、園の先生方へのお祝いはあっさりめで良いと思います。

もしも、PTA会長でもありながら、卒園生の保護者の立場でもあるのなら、「祝辞例文集:保護者の場合」も参考にしてください。

具体的な例文は以下になります。

 

◯◯園の皆さん、ご卒園、おめでとうございます。

今日、皆さんの卒園式に出られて、とても嬉しく思っています。

だって、これから大きく成長していくみんなの姿を、見ることができたからです。

皆さんは、4月から小学1年生になりますね。

小学校は楽しみですか? 小学生になること、ドキドキしていますか? ワクワクしていますか?

私は、とてもワクワクしています。

だって、こんなにしっかりと話を聞けている皆さんは、小学校に行っても、絶対に活躍できるからです。

この保育園で覚えたこと、知ったこと、それを忘れずに、元気一杯の小学一年生になってくださいね。

保護者の皆様方、改めまして、本日はお子様のご卒園、おめでとうございます。

3年という月日の経つのは早いもので、今日という節目を迎えられたことは、感動もひとしおかと思います。

思えば、この◯◯園で過ごした時間の中に、楽しかった思い出とともに、困難な思いを抱いた瞬間もあったことでしょう。

日々、変化を続ける子どもの成長は、時に保護者の皆様方の想像を超えることがあります。

だからこそ、子どもは大きく逞しく立派な姿となっていくものだという事を心に留め、少しずつ自立していく姿を見守ってあげてください。

子どもが自ら考え判断する力を、どうか応援し信じてあげていただきたい、と勝手ながらお願い申し上げます。

また、今日まで子ども達を温かくも厳しく導いてきてくださりました、園の先生方、職員の方々に、深くお礼を申し上げます。本日まで、本当にありがとうございました。

最後となりますが、◯◯園のますますのご発展と、卒園生・皆様方のご健康とご多幸をお祈り申し上げて、私からのご挨拶とさせていただきます。

 

PTA会長の場合、普段からのPTA活動への強力に対してのお礼を、保護者や園の先生方への挨拶の中に入れると良いでしょう。

もちろん、来賓でも保護者や園と関係のある場合は、同様のお礼を祝辞の中に入れられます。

 

祝辞例文集:園長/先生の場合

引用元:http://www.misaki.rdy.jp

続いては、園長先生や担任の先生の場合です。

この場合、先生は園の職員側となりますので、園へのお祝いや感謝の言葉はいりません。

主役の子供たちへのお祝いと、保護者へのお祝いを述べましょう。

子供たちとの距離が近い分、お祝いだけでなく、これからに対する激励などの内容を含めるのがおすすめです。

具体的な例文は以下になります。

 

◯◯組の皆さん、こんにちは!

皆さんは、今日、◯◯園を卒園します。本当に、おめでとうございます。

皆さんは、初めて◯◯園に来た日のことを覚えているかな?

先生は、今でもはっきりと覚えています。

とっても心配そうな顔をして、怖がっている子もいましたよね。

今はどうですか? 園に来るのは怖いですか? そんなことはないですよね。

それは、みんながとても強く、成長したからです。

皆さんは、来月から小学校に行きます。小学校では、新しいことがたくさんありますよ。

新しいクラスに、新しいお友達、新しいお勉強も始まります。

もしかしたら、この中に「少し怖いな」って思っている人もいるかもしれません。

でも、◯◯園で今日まで頑張ってこれた皆さんなら、絶対に大丈夫です。

ここで、たくさんの事が出来るようになったように、小学校でも元気一杯に頑張ってくださいね。

保護者の皆様方、お子様のご卒園、誠におめでとうございます。

思えば、皆様がお子様を伴って、初めてご来園された日が、つい昨日の事のように思い出されます。

こちらの学年は特に元気なお子様が多く、とてもにぎやかな毎日が、あっという間に過ぎて行きました。

この3年間で、お子様方は体も心もめざましく成長を遂げております。

昨日できなかった事が、今日はできるようになり、明日はさらに先まで進んでいる、そんなお子様たちの成長の毎日を共に過ごせた事が、我々の最高の喜びでもありました。

明日から、その成長を見守ることはできませんが、遠くからお子様方と保護者の皆様の変わらぬご活躍をお祈り申し上げております。

願わくば、小学生となるお子様の自立心の芽を、皆様方には温かく育てていただければと、思っております。

最後となりますが、皆様方のご健康とご多幸をお祈りして、お祝いの挨拶とさせていただきます。

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祝辞例文集:保護者の場合

引用元:http://www.misaki.rdy.jp

最後は、保護者の場合です。

保護者会の代表者であったりPTAの役員だったりすると、卒園生の保護者という当事者でありながら、祝辞を述べるという事があります。

これは、なかなか複雑な立場になってしまうんですね。

「祝辞」なので、子どもや保護者へのお祝いを述べるのですが、そこに自分が含まれてしまうからです。

さらに、保護者の立場だと、園の先生方へのお礼を述べないわけにはいきません。

しかし、それは「謝辞」にあたる内容なので、「祝辞」と混ざってしまいます。

ただ、これは仕方のないこととして割り切るしかないでしょう。

ポイントは、「卒園生へのお祝い」は子どもにしっかり語りかけ、「保護者へのお祝い」は同じ立場のものとして共感する内容を、そして「園の先生方への感謝」は保護者の立場からしっかりと伝える(つまり謝辞)、とそれぞれのパートで立場を切り替えましょう。

具体的な例文は以下になります。

 

◯◯園の皆さん、ご卒園、おめでとうございます。

楽しかった◯◯園の生活も、今日で最後になりますね。

明日から、園の先生たちに会えなくなるのが、さみしいですよね。

きっと、先生たちも寂しく思ってくれています。

でも、代わりに皆さんは、来月から小学校に行きます。

新しい事がたくさん待っている小学校は、きっとみんな行くのが楽しみになるはずです。

◯◯園の先生たちから教えてもらった、たくさんの事、それを絶対に忘れず、小学校でしっかりと勉強や遊びを頑張りましょう。

保護者の皆様方、本日はお子様方のご卒園、おめでとうございます。

初めて園に子どもを預ける時、怖がる子供と同じくらい、不安な気持ちがいっぱいだったことも、今では懐かしく思い出されます。

園で新しいことを覚えて来て得意げに見せる子どもの姿や、行事の時にのびのびと過ごしている姿に、園での生活が子どもの知らない一面を教えてくれるように感じました。

これから、新たなスタートが始まる中、かつてと同様の不安もありますが、子供たちの成長を信じ、見守って行きたいと思っております。

そして、これまで子供たちの安全を守り、成長を促してくださった園の先生方、職員の方々、本当にこれまでありがとうございました。

先生方の子どもに対する真剣な気持ちが、私たちを今日という佳き日に導いてくれたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。

今後とも、旅立つ子どもたちを、どうか見守っていただきたく、よろしくお願いいたします。

最後となりましたが、ご出席いただいた皆様のご健康とご多幸をお祈りして、私からの挨拶とさせていただきます。

 

まとめ

今回は、卒園式における祝辞について、ご紹介しました。

どの立場であっても、お祝いの気持ちを持って、しっかりと役目を果たしたいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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