さんまって養殖できるの?養殖・飼育が難しい理由は?

秋の味覚として有名なサンマ。

秋になると、七輪で焼いたジューシーなサンマが食べたくなってきますよね。

現在、店頭に並ぶ秋刀魚の全てが天然ものです。

「はつもの」として出回る高価なさんまも、旬を迎えて安価になったさんまも、

冷凍されていたさんまも、全てが天然ものです。

養殖物は今のところ、皆無と言っていいでしょう。

ですが、さんまの漁獲量は年々減少傾向にあります。

それなら、他の魚と同じように養殖すればいいんじゃないか?

と考える方も多いでしょう。

ここでは、実際にさんまの養殖が可能かどうかについて解説していきます!

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さんまは養殖できる?

引用元:https://pixabay.com/

結論から言うと、さんまの養殖自体は可能ですが、

実際に養殖することは難しいそうです。

普通、養殖してでも育てる魚というのは、高額で取引されるものがほとんどです。

うなぎが良い例ですね。

養殖をするために研究して、採算が取れるものであれば養殖をします。

ですが、さんまは大衆の味。

不漁になったとしても、それほど値段は高騰しません。

もしも、さんまの養殖が簡単になったとしても、

たくさん獲れて価格がさらに下がってしまったら、研究費の割に合わないのです。

ただ、人工飼育自体は可能です。

アクアマリンふくしまでは、さんまの人工飼育が行われていたことも。

ただ、後述しますがさんまは神経質でデリケートな魚です。

飼育環境にはものすごく気を使わなければなりません。

それほどの手間をかけて、

あまり高値で売れないさんまの養殖をする意味ははっきり言ってあまりないですよね。

そもそも難しいさんまの養殖

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さんまの養殖自体は可能です。

ですが、さんまは難しい魚なので、養殖には向いていません。

理由は3つ。順番に説明していきますね。

さんまは神経質

さんまはとても神経質でパニックを起こしやすいため、

水槽の中での飼育がとても難しいのです。

お互いにぶつかり合って鱗がはがれるだけで死んでしまうなど、

非常にデリケートな魚なのです。

前述したように、アクアマリンふくしまでは人工飼育を行っていました。

ですが、その飼育環境の管理がとにかく大変。

3~5cmの稚魚12尾を育てるのに、

  • 直径3mの10トン水槽で飼育する
  • 水槽全体を黒いカーテンで覆う
  • 照明は常夜灯のみで、光の変化を極力なくす
  • 安定した遊泳ができるよう、水槽内に水流をつける

少なくとも、これだけの設備が必要なんですね。

稚魚が5cmに成長すると、次は直径6mもの大水槽へ移動させなければなりません。

さらに、産卵の際は細かい温度のコントロールも必要です。

このデリケートさが、さんまの養殖が難しい原因の1つ目なのです。

さんまは寿命が短い

また、さんまは寿命が1~2年と短いです。

養殖が盛んなウナギの平均寿命は20~30年。

比べてみると、その短さがよくわかります。

もし養殖を行っていたとしても、天然のサンマが大量に水揚げされた年などには、

多くの養殖サンマが売れ残ってしまう可能性があります。

今年売れなかったから来年まで飼育して、来年また売ろう、

など悠長に構えているとエサ代がかかりますし、何より死んでしまうのです。

不漁の年に備えて養殖するには、少しリスキーです。

なので、民間の業者は手を出しにくいのです。

さんまは未知数

さんまは、養殖に必要な十分な声帯の研究がされていないないため、

未解明な部分が多いです。

前述した養殖方法も、長い時間をかけて解明されたものです。

研究しようにも、前述のとおり研究費とさんまを売って得られるお金を比較すると、

圧倒的に研究費が高くなってしまい、割に合わないのです。

なので、研究も行われないため、

結局のところはさんまの生態はよくわからないままなのです。

まとめ

いかがでしたか?

今回はさんまの養殖が難しい理由をご紹介してきました。

さんまがそんなにデリケートなお魚だったとは、驚きですね。

結局のところ、さんまは養殖するのではなく、

自然環境を良くし、漁獲を管理してさんまが暮らしやすい環境を整えることが、

一番良いようです。

秋においしいさんまを食べられるよう、

普段から自然環境の保全に気を使っていきたいところです。

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それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

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